特集上映
【Image.Fukushima vol.2】
鎌仲ひとみ監督『ミツバチの羽音と地球の回転』大宮浩一監督『無常素描』
想像しましょう
東京から230km――3.11の震災とともにメルトダウンした福島第一原発。
安全神話、成長史観……あらゆる幻想を打ち砕き、
歴史の遠近法を狂わせたこの裂け目から出発する。
広島、長崎、六ヶ所、祝島、ハンフォード、チェルノブイリ、
台湾、イラン、パレスチナ、ウェールズ……
福島は、それら幾多の土地と絡み合い、未来を新しく思い描く起点になる。
2011年9月17日(土)~23日(金)、渋谷ユーロスペースにて開催!!
アッバス・キアロスタミ監督『そして人生はつづく』
ミハイル・ロンム監督『一年の九日』8月に福島フォーラムで大反響を呼んだ特集上映【Image.Fukushima vol.1】のプログラムをさらに拡張し、渋谷ユーロスペースで【Image.Fukushima vol.2】を9月17日~23日に開催いたします。
新旧のドキュメンタリーと劇映画を交えた全16作品、アッバス・キアロスタミ監督がイランの大震災以後を捉えた映画史上屈指の傑作『そして人生はつづく』も特別に上映いたします。
また、トークイベントも行ない、映画監督、批評家、研究者、そして福島に暮らす方々も交えて、テーマを掘り下げて意見を交換する対話の場を設けます。
Image.Fukushimaとは
Image.Fukushimaは、福島を中心に開催する映画上映&トーク・プロジェクトです。放射能汚染の“見えない”脅威、情報の不確かさ、未来の不透明さ。そこから一歩を踏み出すために、知見とイメージを互いに交換し合うことを目的としています。福島県内のドキュメンタリー制作も応援します。
Image.Fukushima実行委員会は、福島県内外の映像関係者、映画ファン、ライター、編集者、フリーター、そして福島について考えたいと願う者たちが広く集まって運営しているボランティア団体です。
今後も定期的に様々なテーマでイベントを催します。「健康とケア」、「環境」、「訴訟」、「故郷」などの特集企画を準備中です。
プロジェクトの名前は、imageという言葉の意味の広がりを念頭においてつけられました。
[image]=1/名詞。イメージ、映像。2/動詞。想像する。心に思い描く。映す。
「想像しましょう、福島を」というのも、その意味のひとつです。
ジョン・フォード監督『わが谷は緑なり』
アンドレイ・タルコフスキー監督『ストーカー』『わが谷は緑なりき』
1941年/アメリカ/16㎜/118分 ジョン・フォード監督- 『そして人生はつづく』
1991年/イラン/35㎜/95分
アッバス・キアロスタミ監督 - 『ストーカー』
1979年/ソ連/35㎜/163分
アンドレイ・タルコフスキー監督 - 『一年の九日』
1961年/ソ連/35㎜/108分
ミハイル・ロンム監督 - 『世界は恐怖する 死の灰の正体』 1957年/日本/16㎜/80分 亀井文夫監督
- 『生きていてよかった』 1956年/16mm/白黒/48分/日本ドキュメント・フィルム 亀井文夫監督
- 『鳩ははばたく』 1958年/16mm/白黒/42分/日本ドキュメント・フィルム 亀井文夫監督
- 『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』 1985年/日本/35㎜/105分 森崎東監督
- 『昭和群盗伝2 月の砂漠(破廉恥舌戯テクニック)』 1990年/日本/16㎜/62分 瀬々敬久監督
- 『東京原発』
2004年/日本/35㎜/110分
山川元監督 - 『生命 ―希望の贈り物』 1999年/台湾/VIDEO/142分 呉乙峰監督
- 『無常素描』 2011年/HD/カラー/75分/東風 大宮浩一監督
- 『ヒバクシャ ― 世界の終わりに』 2003年/VIDEO/カラー/116分/グループ現代 鎌仲ひとみ監督
- 『六ヶ所村ラプソディー』 2006年/VIDEO/カラー/119分/グループ現代 鎌仲ひとみ監督
- 『ミツバチの羽音と地球の回転』 2010年/HD/カラー/135分/グループ現代 鎌仲ひとみ監督
- 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』 2005年/日本/VIDEO/137分 佐藤真監督
9月17日(土) | 10:30 『そして人生はつづく』
12:30 『生命 ―希望の贈り物』
15:15 『ストーカー』 18:15 『世界は恐怖する 死の灰の正体』 +19:45~★シンポジウム「福島の現在(1)」石田葉月×吉野裕之×開沼博ほか |
9月18日(日) | 11:00 『世界は恐怖する 死の灰の正体』 13:00 『無常素描』 +14:25~★トーク:大宮浩一×瀬々敬久 16:00 『昭和群盗伝2 月の砂漠(破廉恥舌戯テクニック)』 18:30 『わが谷は緑なりき』 |
9月19日 (月・祝) |
10:30 『ヒバクシャ ― 世界の終わりに』 +12:40~★シンポジウム「福島の現在(2)」渡部義弘×村上雅信ほか 14:00 『そして人生はつづく』 16:00 『生命 ―希望の贈り物』 19:00 『昭和群盗伝2 月の砂漠(破廉恥舌戯テクニック)』 |
9月20日(火) | 10:30 『無常素描』
12:15 『東京原発』
14:30 『ストーカー』 17:45 『一年の九日』 +19:45~★トーク:平井玄×磯部涼 |
9月21日(水) | 10:00 『ミツバチの羽音と地球の回転』
+12:15~★トーク:鎌仲ひとみ 13:30 『東京原発』 16:00 『そして人生はつづく』 |
9月22日(木) | 10:30 『六ヶ所村ラプソディー』
13:00 『東京原発』
15:15 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』 18:00 『そして人生はつづく』 +19:45~★トーク:國分功一郎 |
9月23日 (金・祝) |
11:00 『生きていてよかった』+『鳩ははばたく』 13:00 『昭和群盗伝2 月の砂漠(破廉恥舌戯テクニック)』 14:30 『東京原発』 17:00 『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』 +18:55~★トーク:開沼博×雨宮処凛 |
トーク&ゲスト紹介
■9月17日(土)『世界は恐怖する 死の灰の正体』上映後
シンポジウム『福島の現在(1)』
吉野裕之 ( 子どもたちを放射線から守る福島ネットワーク)/
石田葉月 ( 福島大学准教授『持続型社会は近づいたか』著者)/開沼博 ( 『「フクシマ論」原子力ムラはなぜ生まれたのか』著者)
■9月18日(日)『無常素描』上映後
大宮浩一 ( 『無常素描』監督 )/
瀬々敬久 ( 『昭和群盗伝2 月の砂漠(破廉恥舌戯テクニック)』監督 )
■9月19日(月・祝)『『ヒバクシャ ― 世界の終わりに』上映後
シンポジウム「福島の現在(2)」
渡部義弘 ( 福島県立相馬高等学校教諭 )/
村上雅信 ( ローカルテレビ局記者 )
■9月20日(火)『一年の九日』上映後
平井玄 ( 近現代思想/音楽文化論『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』著者 )/
磯部涼 ( 音楽ライター )
■9月21日(水)『ミツバチの羽音と地球の回転』上映後
鎌仲ひとみ ( 『ミツバチの羽音と地球の回転』監督 )
■9月22日(木)『そして人生はつづく』上映後
國分功一郎 ( 高崎経済大学准教授『スピノザの方法』著者 )
■9月23日(金・祝)『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』上映後
開沼博 ( 『「フクシマ論」原子力ムラはなぜ生まれたのか』著者 )/
雨宮処凛 ( 作家・活動家『14歳からの原発問題 14歳の世渡り術』著者 )
料金
当日一般:1,400円 ★トーク付きの回:1,700円(トークのみご入場:500円)
シニア・学生・会員:1,200円(★トーク付の回:1,500円) ミニシアター回数券も利用可能。
※当日券のみの販売となります。予約不可。
※ゲストはやむをえず変更される場合があります。事前にホームページ等でご確認ください。
http://image-fukushima.com/
2011年9月17日(土)~23日(金)、渋谷ユーロスペースにて開催!!
- 監督:ミハイル・ロンム
- 出演:アレクセイ・バターロフ, インノケンティ・スモクトゥノフスキー
- 発売日:2003-08-25
- おすすめ度:
- Amazon で詳細を見る
- 監督:森崎東
- 出演:倍賞美津子, 原田芳雄, 平田満, 泉谷しげる, 梅宮辰夫
- 発売日:2012-01-21
- Amazon で詳細を見る
特集上映情報総合トップページ
- 各シアター情報トップページ
- | ラピュタ阿佐ヶ谷
- | 新文芸坐
- | シネマヴェーラ
- | アテネ・フランセ文化センター
- | 国立映画アーカイブ(元フィルムセンター)
- | 神保町シアター
- | 池袋シネマ・ロサ
- | 上映情報 PickUp
TRACKBACK URL: