今観たい!16のドキュメンタリー映画特集上映開催
「夏の終わりの自由研究
-繋がっていく面白さ、映画に学ぶ2週間-」開催中
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/15896
2013年9月6日(金)まで、渋谷アップリンクにて開催中!
8月27日(火)14:49~15:30/鈴木純一監督(『僕らのカヌーができるまで』)ほか
8月28日(水)14:43~15:30/三浦淳子監督(『さなぎ』)
8月30日(金)14:32~15:15/鎌仲ひとみ監督(『ミツバチの羽音と地球の回転』)、大西暢夫監督(『水になった村』)
8月31日(土)15:33~16:15/小泉修吉監督(『自然農』『農薬禍』監督、『ホッパーレース』プロデューサー)
9月1日(日)14:18~15:00/中瀬幼稚園 井口園長、三浦淳子監督(『空とコムローイ』)
9月2日(月)14:44~15:30/豪田トモ監督(『うまれる』)
「生まれる・食べる・暮らす・伝える・老いる・子ども・未来」
今、考えたい7つのテーマに、ヒントを与えてくれる16の作品たち。
“1967 年~ 2013 年、 半世紀をかけてうみだされた新旧のドキュメンタリー映画から16作品を一挙上映。13万人が観た『ミツバチの羽音と地球の回転』25万人が観た『うまれる』といった最近の話題作から、今では滅多に観ることのできない『自然農』『農薬禍』『センス・オブ・ワンダー』等の旧作
まで、組み合わせをかえながら、連日2作品ずつ上映する。
食の安全/エネルギー/生と死/都市と農村/被ばく/戦争・・・といった、問題が複雑に絡み合う「今」を生きる私たちが、知りたい!学びたい!実は身近で大切なテーマ。切り口もスタイルもバラバラな映画を様々な組み合わせで鑑賞すれば、きっと意外な共通点や今も昔も変わらない社会の姿が見えてくる。
親子で、友人どうしで必見の特集上映。上映後には、監督のトークも併催。
チケット
1回券1,200円、シニア・学生・UPLINK会員1,000円、3回券2,700円、パスポート券10,000円
※『モンサント』『さなぎ』の2作品は一般1,500円、学生1,300円
『老いる 5人の記録』 9月2日(月) 10:45~、9月5日(木) 13:00~
( 1979年/58分/日本/監督:小泉修吉 )
1977年晩秋から翌年早春にかけて、長野県の佐久地方に生きる5人の老人たちの日々を記録したドキュメンタリー。昔腕利きの下駄職人だった89歳と82歳の老夫婦、戦後八ヶ岳山麓の開拓地に入った86歳の老父、年金と恩給で生計を営む体と言葉の不自由な87歳の老婆、養子夫婦と二人の孫の家族と暮している78歳の寝たきりの老婆.問題提起ではなく彼らの生活の一端を記録することに主軸をおいている。
『僕らのカヌーができるまで』 8月27日(火) 13:00~、9月6(金) 10:45~
( 2010年/109分/日本/監督:江藤孝治,木下美月,水本博之,鈴木純一 )
探検家・関野吉晴が、教え子である武蔵野美術大学の学生たちとともに挑んだカヌーづくりの模様を追ったドキュメンタリー。ある日、学生たちに「自然から採取した材料だけで手づくりのカヌーをつくる」という計画を持ちかけた関野。日本とインドネシアを股にかけた壮大な計画に興味を抱いて参加した若者たちが、“ものをつくる”という行為を通して様々なことを学んでいく。
『モンサントの不自然な食べもの』 9月3日(火) 13:00~
( 2008 年/108分/フランス、カナダ、ドイツ/監督:マリー・モニク・ロバン )
当たり前のように私たちの食卓にのぼる遺伝子組み換え作物、「不自然な食べもの」。果たしてそれはどこから来るのだろうか?アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業「モンサント社」、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿を追う。
『風のなかで むしのいのち くさのいのち もののいのち』 8月26日(月) 10:45~、9月1日(日) 13:00~
( 2010年/78分/日本/監督:筒井勝彦 )
東京都杉並区の住宅街にある小さな幼稚園。武蔵野の面影を残す屋敷林がこの空間を守るかのようにおおっている。社会環境が激変しても、子どもたちはここで“いつもの遊び”を繰り返している。園舎の耐震改修工事現場の探検、裏の竹林でのかくれんぼ、共に生きた”もの”への感謝、そして供養…冬から春に向かう卒園までの1ヶ月、早春の風のなかを軽やかに駆け廻る子どもたちの”いのちの耀き”を描いたドキュメンタリー。
『~放射線を浴びた~X年後』 9月4日(水) 13:00~ 『うまれる』 8月28日(水) 10:45~、9月2日(月) 13:00~ 『ミツバチの羽音と地球の回転』 8月30(金) 10:45~、9月6(金) 13:00~ 『センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンの贈りもの』 『自然農 川口由一の世界 1995年の記録』 8月26日(月) 13:00~、8月31日(土) 13:00~ 『ヒバクシャ-世界の終りに』 8月29日(木) 10:45~ 『さなぎ~学校に行きたくない~』 8月28日(水) 13:00~ 『水になった村』 8月30(金) 13:00~、9月5日(木) 10:45~ 『農薬禍』8月31日(土) 10:45~ 『ホッパーレース ~ウンカとイネと人間と~』 8月31日(土) 10:45~ 『空とコムローイ ~タイ、コンティップ村の子どもたち~』 『SAWADA サワダ 青森からベトナムへ ピュリツァー賞カメラマン沢田教一の生と死』
( 2012年/83分/日本/監督:伊藤英朗 )
1954年アメリカが行ったビキニ水爆実験。当時、多くの日本の漁船が同じ海で操業していたにもかかわらず、第五福龍丸以外の「被ばく」は人々の記憶、そして歴史からも、なぜか消し去られていった。闇に葬られようとしていたその重大事件に光をあてたのは、高知県の港町で地道な調査を続けた教師や高校生たちだった―。第50回ギャラクシー賞報道活動部門<大賞>
( 2010年/104分/日本/監督:豪田トモ )
“赤ちゃんは親を選んで生まれてくる”という子どもの胎内記憶をモチーフに、妊娠から出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や流産・死産といった命のドラマをめぐるドキュメンタリー。4組の家族を追い、生まれてくることの意味や家族のあり方、人とのつながりについて考えていく。
( 2010年/135分/日本/監督:鎌仲ひとみ )
山口県祝島とスウェーデンを舞台に、エネルギーの未来を切り開こうとする人々の姿を描いたドキュメンタリー。瀬戸内海に浮かぶ小さな島・祝島では、対岸に位置する上関町の原発開発計画への反対運動が28年間にわたって続けられている。暮らしや地域を守ろうとする島民たちの活動を追うとともに、脱原発・脱石油による「持続可能」な社会の実現を目指すスウェーデンでの取り組みを紹介する。
8月27日(火) 10:45~、9月3日(火) 10:45~
( 2001年/107分/日本/監督:小泉修吉 )
アメリカ・メイン州。女性科学者レイチェルは子供たちと自然の中に出かけ、”センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性”を育み、分かち合うことの大切さを語る。アメリカの若い母親のために執筆されたエッセイを、日本語翻訳家、上遠恵子の朗読で四季折々の自然を追体験してゆく。
( 1997年/153分/日本/監督:小泉修吉 )
奈良盆地にひろがる桜井の町で、20年にも及ぶ徹底した自然農法に取り組んできた川口由一さんの、その自然農の実践を一年以上の長期間にわたって取材し、自然の恵みの中で何が起きているのかを克明に記録した長編ドキュメンタリー。福岡正信氏の著書『自然農法/わら一本の革命』という本に出会ったのをきっかけに、自然農の実践に踏み切った。
( 2003年/117分/日本/監督:鎌仲ひとみ )
1991年、世界で初めて劣化ウラン弾という兵器が使われてから私たちは新たな核時代に生きることとなった。イラクで死んでいくがんや白血病の子供たちとの出会いから「ヒバクシャ」を追う旅が始まった。生活することがそのまま被曝につながる、この現実はすでに私たち全員に及んでいる。核時代を生きる私たちは核のなんたるかを知らないままにヒバクシャとなりつつある、その内実を描いた作品。
( 2012年/103分/日本/監督・撮影・編集:三浦淳子 )
長野県下伊那郡喬木村。天竜川の流れる豊かな自然に囲まれてすくすくと育ってきた愛ちゃん。元気いっぱい外で飛び回る愛ちゃんが小学一年生の二学期になって不登校に。どうしてこの子が不登校?困惑しつつも、お母さんは、愛ちゃんの心に寄りそって、一日を生きるようになる。教員室や特別支援学級に居場所を見つけ、遊ぶことで次第に元気を取り戻していく愛ちゃん。小学三年生から大学生になるまでの愛ちゃんと家族、お友達の14年にわたる日々を描く。
( 2007年/92分/日本/監督:大西暢夫 )
1957年、岐阜県徳山村にダム建設の話が広まった。みな次々と近隣の街につくられたいくつかの移転地へ引っ越していった。それでも、何人かの老人たちが、村が沈んでしまうまで暮らし続けたいと、街から戻って来た。季節に逆らうことなく、当たり前の暮らしがここにはあった。山はジジババたちの笑い声に満ちている。2006年秋、徳山ダムが完成し、揖斐川の水をため始めた。もう誰も、村に足を踏み入れることすらできない。ジジババたちの変わりゆく暮らしに寄り添った15年間の記録。
( 1967年/38分/日本/監督:小泉修吉 )
長野県南佐久地方の農村地帯に、昭和41年の春から秋にかけて佐久総合病院を拠点に「農薬禍」の問題を撮ったドキュメンタリー。病虫害防除に決定的な役割を果たした“新農薬”は近代農業の要となる。しかし、その裏には目に見えぬ誰もが予期をしていなかった恐ろしい公害があった。本作は何らの先入観無しに、農業シーズンの間に生起した事実の追求を通じ、問題点を抽出し考察する素材を提供する作品。
( 2013年/60分/日本/監督:河合樹香 )
ウンカとは、稲の汁を吸って枯らす「害虫」である。稲作の営みが始まって以来常に田んぼに存在し、人々は稲を介して付き合ってきた。近年、このウンカがアジアの稲作地帯で猛威を奮い、問題となっている。何がウンカをここまで「害虫化」させているか。暴走を食い止めようと奮闘する生物学者たちを記録する。田んぼに息づいている豊かな生物たちの世界を描く科学ドキュメンタリー。ゆふいん文化・記録映画祭第六回松川賞受賞。
8月29日(木) 13:00~、9月1日(日) 10:45~
( 2008年/90分/日本/監督・撮影・編集:三浦淳子 )
タイの最北端の街メーサイで、約30年にわたり、山岳民族アカ族の子供達が家族のように暮らすコンティップ村を運営する、ペンサ神父とそこに暮らす人々との出会いを描くドキュメンタリー。幼いながらも、自立し、自尊心を持って、隣人と共に生きようとしている子供たちの輝きは、私達が失ってしまったものかもしれない。
9月4日(水) 10:45~
( 1996年/115分/日本/監督:五十嵐匠 )
UPIの報道カメラマンとして、愛用のライカM3のファインダーの向こうに沢田が見たベトナム戦争とは何だったのか。平和を求めて必死に生き延びようとするベトナムの人々…世界的名声を得る数多くの受賞、栄光、孤立、逡巡、決断。貴重な多数の写真、「安全への逃避」で撮影された家族、沢田と共にあの時代を生きた仲間達の生々しい証言の数々が織りなすヒューマン・エピック叙事詩。
【協力】トリステロ・フィルムズ、南海放送、ウッキー・プロダクション、ポレポレタイムス社、
インディゴフィルムズ、「僕らのカヌーができるまで」上映委員会、グループ現代、TVEジャパン
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/15896
2013年9月6日(金)まで、渋谷アップリンクにて開催中!
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