世界で最も危険な死の山と呼ばれるアンナプルナ南壁で、スペインのベテラン登山家が高山病に襲われ、立ち往生する非常事態が発生した。その報せを受けた世界10ヶ国12人の登山家たちは、自らの死をも覚悟するほど危険な場所へ救出に向かった――。本作は、当時の貴重な映像を織り交ぜながら、決死の救出活動に参加した12人を世界各国に訪ね、救出活動の模様を振り返ってもらった感動のノンフィクション映画だ。本作の試写会に5組10名様をご招待します。※上映前にトークイベントの予定あり
◆会場:映画美学校試写室 (東京都渋谷区円山町1-5キノハウスB1)
◆『アンナプルナ試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:2014年9月10日(水)応募受付分※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:http://www.7400-movie.com/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
アンナプルナ南壁
7,400mの男たち
一人の男を救うために、世界10カ国の登山家が集結した。
“生きること”を感じる、感動のドキュメンタリー
2014年9月27日(土)より
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
登山者の死亡率約40%!世界で最も危険、死の山と呼ばれるアンナプルナ
“キラー・マウンテン(死の山)”と呼ばれるアンナプルナ。世界で最も危険な山として知られ、登山者の5人に2人が命を落としているという。特にアンナプルナ南壁は、世界で最も危険なルートと言われ、山頂まで8,000メートルの道程の中、標高7,500メートル地点で7キロも続く尾根を横断しなければならない。2008年5月、スペインのベテラン登山家イナキ・オチョア・デ・オルツァは、頂上に向かう途上で高山病に襲われるという危機的な状況に陥り、同行者のホリアがSOSを発した。その報を受けた世界10カ国の12人の登山家たちは、自らの死をも覚悟するほどの危険な場所への救出活動に出向いた。2013年10月アンナプルナ南壁単独登頂に成功したスイスの登山家ウーリー・ステックは、自らの登山プランを断念してまで参加した。ほかにも2014年ピオレドール賞審査員に選ばれたロシアの登山家デニス・ウルブコ、さらには2013年5月にエベレストで亡くなったロシアを代表する登山家アレクセイ・ボロトフなど、数多くの世界的に有名な登山家たちが躊躇なくアンナプルナへ向かったのだ。
一人の男を救うため、世界中から集まった登山家たちの感動の記録!
私たちの心に迫る、世界の山に挑む登山家たちの言葉(メッセージ)!
それから数年後、カメラは、この救出活動に参加した12人を世界各国に訪ねる旅に出て、当時の貴重な映像を織り交ぜながら、イナキの救出活動を振り返った。彼らの言葉には、山で命の駆け引きをする登山家たちのゆるぎなき信念とともに、人間の尊厳や生きることについての心を揺さぶる力強い言葉の数々があふれていた!この広い地球に生きる我々にとって、本当に大切なものは何なのか?この映画を観た誰もが、彼らの言葉から勇気や希望を受け取ることができるはず!
その“スピリット”が、登山界のアカデミー賞を受賞!
「誰かの身に何かが起きれば、ただ救うことしか考えられない。他の選択肢は存在しないんだ」その強靭なスピリットに、登山界のアカデミー賞と言われるピオレドール賞が授与された。2009年、この世紀の救出活動に参加した死を畏れぬ勇気ある登山家たち<ウーリー・ステック、ホリア・コリバサヌ、デニス・ウルブコ、アレクセイ・ボロトフ、ドン・ボウイ>に対して、ピオレドール賞“登山家の精神賞”が与えられたが、この賞は、命を賭して救出活動に従事した登山家への勇気を称えた賞であり、2006年に創設されて以降現在まで、この賞を与えられたのはこのアンナプルナ南壁の救出活動のみである。生死の境をさまようこともある登山界の人々にとっても、彼らの精神がどれだけ重要なものであったかが伺われる受賞となった。
監督:ミゲルチョ・モリナ、パブロ・イラブ
この作品の製作のきっかけは、ある実話に基づいている。それは、アンナプルナ山頂付近でスペインの登山家イナキを救助しようとした世界各国の登山家たちの活動と、そこに至るイナキの生涯である。実際に起こった出来事に基づいているが、我々は、一人の人間の現実よりも更に深淵なるものに迫る作品を作り上げることができたように思う。この深淵なるものにこそ、私たちはとくに注意を払った。だからこそ、作品の内容も、形式についても、我々は、全く自由に構成することができたのだった。
この作品で私たちが目指したのは、人々がなぜ命を全うすることにつき動かされるのかを描写することだった。それゆえ、私たちは、立ち止まって熟慮し、映像化するまでに時間を惜しまずにいくらでも費やすことができた。「人が生きるということを再確認し、活性化する強力な一石を投ずることのできる映画を西欧社会は渇望している」と、私たちは考えている。
そしてこの映画は、イナキが懸命に生きようとし、遂に命果てるまでの全てのことを、私たちから観客の皆さんの記憶に留めて欲しいと願うメッセージともなっている。私たちが観客の皆さんに理解してほしいと目指したものは、登場する実在の人々の生にとって山というものがもつ意味である。登山家たちは、日常世界から遠く離れることで、自分の生を構成しているものの全てをもっと鮮明に見つめようと、山頂を目指すのである。彼らは、命に充電し、人生というものを見つめ直すため山へと駆り立てられる。山は、自然の荒々しさと繊美さとを最も凝縮して表現している。そして、山の過酷さは、私たち人間の抱える限界を押し広げる機会となる。山の美しさは、私たちに生きることの素晴らしさを教え、人生を最後まで生き抜こうとさせてくれるのだ。
西欧文化は、概して、人生をその過酷さとともにありのままに受け入れることを怖がっているように思える。我々は、生老病死や資源の不足や愛や友情の儚さを恐れているように思える。強い意志を持つことで、生きることへの恐れを直視し克服し、そして、人生の一コマ一コマその全てが意義あるものなのだ、ということを学んでいくことになるだろう。我々は、そう信じている。
監督・脚本:パブロ・イラブ, ミゲルチョ・モリナ 製作総指揮:イゴール・オーツォア
出演:イナキ・オチョア・デ・オルツァ、ウーリー・ステック、ホリア・コリバサヌ、デニス・ウルブコ、
アレクセイ・ボロトフ、セルゲイ・ボゴモロフ、ドン・ボウイ、ニマ・ヌル・シェルパ、
ミフネア・ラドゥレスク、アレックス・ガヴィン、ナンシー・モリン
2012年/スペイン/81分/ビスタ/英語・スペイン語・ロシア語・ネパール語/
原題:Pura Vita/The Ridge /字幕:大西公子
後援:日本山岳協会、日本山岳ガイド協会、スペイン大使館、セルバンテス文化センター東京
配給:ドマ 配給協力:スターサンズ 宣伝:メゾン ©2012 Arena Comunicacion SL.
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2014年9月27日(土)より
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
- 監督:ルイーズ・オズモンド
- 出演:ロジェ・シャーリ, シモン・アンターマッテン, アンドレアス・アベグレン, シリル・ベルト, ジョー・シンプソン
- 発売日:2010/05/07
- おすすめ度:
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- 監督:フィリップ・シュテルツ
- 出演:ベンノ・フュルマン
- 発売日:2010/09/21
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