プレゼント

1939年11月8日、恒例の演説を行っていたヒトラーは、いつもより早く切り上げた。その13分後、時限爆弾が爆発しヒトラーは九死に一生を得る……。逮捕された実行犯は36歳の家具職人。彼は諜報員どころか、所属する政党もなく、たった一人でやったと主張する。恋と音楽、そして自由を謳歌していた普通の男を、ヒトラー暗殺未遂に至らしめた驚愕の信念とは――?本作の一般試写会に5組10名様をご招待します。

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
◆日時:10月6日(火) 18:00 開場 18:30 開映
◆会場:ニッショーホール (東京都港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館)
◆『ヒトラー暗殺試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:2015年9月28日(月)応募受付分 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:
http://13minutes.gaga.ne.jp/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後3ヶ月で破棄します。当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
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ヒトラー暗殺、13分の誤算

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2015年10月16日(金) TOHOシネマズ シャンテ、
シネマライズ他全国順次公開

INTRODUCTION

〈13分〉が、世界の歴史を決めた──。

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』場面11939年11月8日、ドイツのミュンヘンにあるビアホールで、毎年恒例のミュンヘン一揆記念演説を行っていたアドルフ・ヒトラーは、悪天候のためにいつもより早く切り上げた。その後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発──ヒトラーが退席して13分後のことだった。8人を死に至らしめた爆破装置は精密かつ確実、計画は緻密かつ大胆。その手口から、独秘密警察ゲシュタポはクーデターや英国諜報部の関与を疑ったが、逮捕されたのは、田舎に暮らす平凡な家具職人、ゲオルク・エルザーと名乗る36歳の男だった。あまりにも信じがたい現実――。大物の黒幕の存在を確信したヒトラーは、決行日までに彼が歩んできた人生のすべてを徹底的に調べるように命じる。
単独犯だというエルザーの主張は本当なのか?それとも誰かをかばっているのか?スパイである真偽は?所属する政党もないのにいったいどんな動機があるというのか?
エルザーのこれまでの生き様が描かれるに従って、観る者には新たな謎が突き付けられる。なぜヒトラーは彼をすぐに処刑せず、自らの死の直前まで生かし続けたのか?ヒトラーが不死身であることを証明するため、ナチスに雇われていた自作自演という陰謀説と関わりがあるのか?終戦後も長らくドイツがエルザーの存在を封印してきたその理由とは──?
すべての謎を明かすべく、迫真のリアリティでエルザーを演じたのは、09年カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞『白いリボン』のクリスティアン・フリーデル。音楽を愛し、多くの女性に愛され、青春を謳歌していた、現代の若者と何ら変わらぬ普通の男が、ヒトラー暗殺者になるまでの葛藤と決意を繊細かつドラマティックに演じた。エルザーの親戚や関係者から、彼が深い愛を捧げたという女性エルザの娘まで、綿密なリサーチを重ねて脚本を書き上げたのは、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』のフレート・ブライナースドーファーとその娘のレオニー=クレア。
戦後70年を迎えた今年、アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督が、知られざる歴史の裏側を暴く。その真実を見届けた時、魂の震えを抑えられない衝撃と感動の実話。

Production Note

親戚や関係者への聞き込みで明らかになった“本当のエルザー”

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』場面2 プロデューサーのボリス・アウサラーは、ゲオルク・エルザーのドキュメンタリー作品を観て、これほどの人物がほとんど世に知られていないことに驚いた。彼はエルザーの人生を映画化することが自らの使命だと考え、2008年にフレート・ブライナースドーファーと娘のレオニー=クレアに脚本開発を依頼する。
アウサラーとレオニー=クレアは、エルザーの故郷のシュヴァーベン地方を訪れ、ゲオルク・エルザー記念館館長のヨアヒム・ジラーに面会する。全面協力を約束したジラーは事務官の記録や保管資料すべてを提供し、エルザーの近親者や重要な目撃者に連絡を取った。しかし彼らの多くは今でもエルザーのことを進んで話したがらなかった。80代半ばの親戚の女性などは、「ずっと“あのエルザーの家族”と罵られてきた」と言うのだ。
「エルザーは命の美しさを称えるミュージシャンで女性に好かれ、人生と自由を愛する男だった」とブライナースドーファーは語る。そんな男が、ナチズムの全体主義支配に息が詰まり、レジスタンス闘士になったのだ。やがてヒトラー暗殺の準備を始めたエルザーは、家族や恋人、友人たちを守るために、自分を孤立させる。逮捕され過酷な尋問を受けてもその姿勢は変わらなかった。
これまでエルザーは、はみ出し者として描かれてきた。爆弾を組み立てた不平分子だと見なされていたのだ。リサーチで新たな発見を得たブライナースドーファーは、近年になってようやくドイツで英雄視されるようになったエルザーの歪んだイメージを完全に覆すことを決意する。

名匠も魅了された、今までのナチスものとは一線を画する脚本

二人の脚本家にとって、ドイツの村々にまでどのようにファシズムが広がって行ったのかを見せることが非常に重要だった。ブライナースドーファーは、「僕の知る限り、それが映画で描かれたことは一度もない」と指摘する。たとえば、村の標識に突然“ユダヤ人お断り”と書かれ、最初は共産主義者側だった男が数年後には突撃隊の制服を着て登場する。収穫祭もいつの間にかナチス主催のイベントに変わっている。人々はこれらのゾッとする変化を当然のように受け止めていたのだ。
脚本家たちは、変わりゆく村のなかのエルザーを“普通の”人間として描いた。レオニー=クレアが説明する。「彼はあなたや私と同じような人間よ。でも彼は大した教育を受けていない男でも、政治に正しい結論を下すことができると証明するの。」
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』場面3プロデューサーのオリバー・シュンドラーは、完成した脚本をオリヴァー・ヒルシュビーゲル監督に送った。彼はこの10年間、ドイツからの依頼をすべて断っている。監督は脚本を読んだ時のことをこう語る。「ドイツをテーマにしたもので心に響くものがあれば参加すると決めていたが、まさにこれがそうだった。エルザーのことは知っていたが、何度も驚かされたし、次はどうなるのかと読む手を止められなかった。最後には単純に、この映画を作らなくてはと思った。」
さらに監督は、「この映画は『ヒトラー ~最期の12日間~』の裏話のようなものだ」と指摘する。「あの映画では第三帝国の最後の数週間に集中した。本作では伝統的な村社会に、ナチスが徐々に侵入していく1930年代を描いている。」

エルザーと彼に関わる3人の重要人物を演じた俳優たち

ヒルシュビーゲル監督は、エルザーを演じたクリスティアン・フリーデルを「彼のようにエルザーを演じられる人間はいないだろう」と絶賛する。「撮影前にエルザーに関するいくつか基調となる言葉を伝えるだけで、彼はすぐに理解して演技に反映させた。」フリーデル本人はエルザー役を「天からの贈り物だ」と語っている。
もう一人の重要な登場人物、エルザーの愛人エルザについては、彼女の娘の証言が大きかった。エルザの娘は自分には二人の弟がいたが、若くして亡くなった上の弟も、生まれて1年で死んだ下の弟も、家族は皆エルザーの子供だと思っていたと言うのだ。そんなエルザを感情の迸るままに時にアドリブを加えて演じたカタリーナ・シュットラーを監督は、「荒馬のように魅力的だ」と称賛する。
さらに、強烈な残忍性で悪名高いゲシュタポ局長ハインリヒ・ミュラーに扮したヨハン・フォン・ビュローは、監督の「厳格な実利主義者」というイメージを完璧に形にした。日和見主義者の刑事警察長官アルトゥール・ネーベの方は、エルザーの姿勢に感銘を受けたらしく、後に謀反に参加して処刑された。監督はそんなネーベをブルクハルト・クラウスナーに、「できるだけ抑揚に富んだ演技をしてもらった。もちろん彼は見事にやってのけたよ」と解説する。

スイスとドイツの国境の美しい自然と過酷な尋問シーンの対比

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』場面42014年7月から9月にかけて、バーデン=ヴェルテンベルク州、バイエルン州、南チロル、ベルリンで撮影が行われた。冒頭に登場するビアホール“ビュルガーブロイケラー”の内観は、南チロルの果実倉庫の中に再現された。ケーニヒスブロンの労働者の村として、バーデン=ヴェルテンベルク州オーバーフランケン行政管区のヴァイデンベルクが使われた。市場やエルザーの両親の家の周りなど、多くの外観がここで撮影された。
尋問のシーンは、「絶望感を作り出すためにカメラを動かさなかった」とヒルシュビーゲル監督が説明する。「それを小津安二郎監督や黒澤明監督のようにマスターフィルムからコピーした。」それと対比させるために、エルザーの過去がフラッシュバックするシーンでは、撮影監督のユーディット・カウフマンが、ほとんどを手持ちカメラでギラギラした色彩を使って大胆に撮影した。
最後に監督は、今を生きる我々がエルザーから学べることについて語る。「ある地点に達したら、『これ以上は従えない。自分の良心と折り合いがつかない』と立ち上がる勇気だよ。」

CREDIT
監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル
es [エス]』『ヒトラー ~最期の12日間~』『インベーション』『ダイアナ
製作ボリス・アウサラー、オリヴァー・シュンドラー、フレート・ブライナースドファー
脚本レオニー=クレア・ブライナースドファー 撮影ユーディット・カウフマン 音楽デヴィッド・ホームズ
出演:クリスティアン・フリーデル『白いリボン』、カタリーナ・シュットラー『コーヒーをめぐる冒険』、
ブルクハルト・クラウスナー『白いリボン』、ヨハン・フォン・ビュロー
© 2015 LUCKY BIRD PICTURES GMBH,DELPHIMEDIEN GMBH,PHILIPP FILMPRODUCTION GMBH & CO.KG
© Bernd Schuller
配給:ギャガ 原題:Elser(13minutes)【2015年/ドイツ映画/言語:ドイツ/114分/カラー】
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