東京映像旅団 第11回上映会
2018年2月24日(土)・25日(日)、渋谷イメージフォーラムにて開催
奥野邦利『未来の考古学 File NO.004』 内藤慈『ドラゴン&ドラクル』 袴田くるみ『なぎさのカサーレス』 芦谷耕平『人生の終わり(FOR GRANDFATHER)』 上映集団「東京映像旅団」による新作上映会が、2月24日(土)・25日(日)の2日間に渡って渋谷イメージフォーラムで開催される。
日本大学芸術学部映画学科OBによって2005年に設立された上映集団「東京映像旅団」では、大学で映像を学び社会人になってからも個人的に映像制作を続けるメンバーたちが、年に一度、作品を持ち寄る新作上映会を行っている。年齢は20〜40代、職業は映画編集者、アニメーター、教員、主婦やアルバイトなどなど、世代や職種にとらわれない構成メンバーたちが自分の生きるフィールドを軸に、各人各様のテーマや映像へのアプローチを模索しながら、独自の作品を発表・公開している。
第11回目となる今回の上映会では、新たに5名の作家を迎えた総勢21名の作品がお披露目となる。未来人の視点で映像を「編纂」したり(奥野邦利『未来の考古学 File NO.004』)、母親が自分を撮影したビデオを取り込んだり(池端規恵子『じかんあやとり』)、動きを極限まで排除したアニメーション(柏田奈津子『who's there』)や、ジャンル映画を再構成する作家(吸血鬼映画:内藤慈『ドラゴン&ドラクル』、近未来SFアニメ:袴田くるみ『なぎさのカサーレス』)など……誰もがいつでも映像を公開でき、過去や現在の映像に簡単にアクセスでるようになったネット時代において、スクリーンで映像を発表する作家はいったい何をできるのか、を問いかけるプログラムになっている。
【チケット料金】
1回券:700円(イメージフォーラム会員:500円) 4回券:1,500円
※各回入替制 ※入場者全員にパンフレットをプレゼント
※東京映像旅団メルマガ登録で一般料金を200円割
2月24日(土) 13:00〜 A/14:30〜 B/16:00〜 C/17:30〜 D
2月25日(日) 13:00〜 D/14:30〜 C/16:00〜 B/17:30〜 A
※全日程、各プログラム上映後に来場作家によるアフタートークあり
Aプログラム 7作品63分
- 『未来の考古学 File NO.004』奥野邦利/15分/2018
- 『Room』大野絢子/2分/2018
- 『遠雪』日高悠太/10分/2018
- 『なぎさのカサーレス』袴田くるみ/6分/2017
- 『聖なる日』千葉佐記子/5分/2018
- 『who's there』柏田奈津子/5分/2018
- 『あ可よろし』川越良昭/20分/2018
Bプログラム 4作品62分
- 『三木はるかるた2017』三木はるか/30分/2018
- 『PORTRAIT:The day starts as usual.』原藍子/5分/2018
- 『おいてけぼり』渡井登紀子/12分/2018
- 『そして美しく 1945』奥野邦利/15分/2018
Cプログラム 2作品71分
- 『Twinkling Effect for 2 pianos』松崎央/22分/2018
- 『ドラゴン&ドラクル』内藤慈/49分/2014
Dプログラム 7作品60分
- 『C』 古沢将太/5分/2018
- 『フィルムは映画の夢を見るか』白鳥蓉子+大島風穂/3分/2018
- 『wearable, capital, repetition』小久保晴太郎/5分/2018
- 『あなたの人生の到着』野村建太/5分/2018
- 『おはよういただきますごちそうさまおやすみ』岡村知美/5分/2018
- 『影という光は』垣田篤人/10分/2018
- 『あたたかいくさり』池端規恵子/12分/2018
- 『人生の終わり(FOR GRANDFATHER)』芦谷耕平/15分/2018