井上ひさしと蜷川幸雄の新作書下ろし時代劇を映画館の大スクリーンで楽しめる!Livespire 『ムサシ』劇場鑑賞券をプレゼント!
2009年の日本演劇界の話題をさらった、井上ひさしと蜷川幸雄の新作書下ろし時代劇「ムサシ」。翌2010年にはロンドン、NY からの正式招待を受け、世界中で喝采を浴びたこの「ムサシ」London & New York version の日本凱旋公演を、高品位デジタルシネマカメラによりあますところなく収録し、緻密で大胆な蜷川演出の真髄を、映画館の大スクリーンで楽しんでもらおうというのが、Livespire「ムサシ」である。今年4月に急逝した井上ひさしの奇想天外なストーリー。個性派ぞろいのキャストが織りなす、笑いと感動のステージを是非その目で確かめていただきたい。12月25日(土)より公開される本作Livespire 『ムサシ』の招待券に5組10名様をご招待します。
ご希望の方は、Livespire 『ムサシ』試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのこちらのアドレスか、メールフォーム(要・送り先の追記)からご応募下さい。
◆応募締め切り:2010年12月25日(土)応募受付分
◆公式サイト:http://livespire.jp/
◆2010年12月25日(土)より東劇(銀座)にて公開ほか、全国順次上映
※住所未記入で応募される方が増えています。住所がないものは無効にすることもありますのでご注意ください。※応募者多数の場合は抽選となります。
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。
なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
Livespire
『ムサシ』
ロンドン・NYバージョン
2010年12月25日(土)、東劇(銀座)にて公開ほか、全国順次上映
慶長17 年(1612)陰暦4 月13 日正午。
豊前国小倉沖の舟島。真昼の太陽が照り付けるなか、宮本武蔵と佐々木小次郎が、たがいにきびしく睨み合っている。小次郎は愛刀「物干し竿」を抜き放ち、武蔵は背に隠した木刀を深く構える。武蔵が不意に声をあげる。「この勝負、おぬしの負けと決まった」。
約束の刻限から半日近くも待たされた小次郎の苛立ちは、すでに頂点に達していた。小次郎が動き、勝負は一撃で決まった。勝ったのは武蔵。検死役の藩医に「お手当を!」と叫び、疾風のごとく舟島を立ち去る武蔵。佐々木小次郎の「厳流」をとって、後に「厳流島の決闘」と呼ばれることになる世紀の大一番は、こうして一瞬のうちに終わり、そして……物語はここから始まる。
舟島の決闘から6 年後の、元和4 年(1618)夏。
鎌倉は佐助ヶ谷、源氏山宝蓮寺。名もなき小さなこの寺で、いままさに寺開きの参籠禅がとり行われようとしていた。大徳寺の長老沢庵宗彭を導師に迎え、能狂いの柳生宗矩、寺の大檀那である木屋まいと筆屋乙女、そして寺の作事を務めたあの宮本武蔵も参加している。
ところがそこへ、小次郎があらわれた。舟島でかろうじて一命をとりとめた小次郎は、武蔵憎しの一念で武蔵のゆくへを追いかけて、ここ宝蓮寺でついに宿敵をとらえたのだ。今度こそは「五分と五分」で決着をつけよと、小次郎は武蔵に「果し合い状」をつきつける。
こうして、世に並ぶ者なき二大剣客、宮本武蔵と佐々木小次郎の、命をかけた再対決が、「三日後の朝」と約束されるのだが……。
海外メディアが賞賛!!
- ハリウッド映画のリメイクを想像させるような作品は滅多にない。しかしながら、高名な日本の演出家である蜷川幸雄と、先日亡くなった劇作家・井上ひさしによる本作は、大きなスクリーンで見るべき作品と言えるだろう。 (イヴニングスタンダード紙)
- まるで野外の能舞台のようなデザインの、木々が茂った寺。西洋のチェロやオルガンと日本の伝統的な尺八や木製打楽器、そして能の謡との組合せが心地よく、混沌とした効果を生んでいる。偉大な演出家は、私たちを深い哲学的な静けさへと誘う。
(インディペンデント紙) - 美しい日本の寓話が伝える侍の決闘、そして喜劇的なコンガ。非常に素晴らしい公演。輝かしい蜷川幸雄が演出し、先月亡くなった井上ひさし作の禅コメディが、侍の精神と暴力による報復について問いかける。(ガーディアン紙)
- ウィットにあふれ、目にも美しい。藤原竜也演じる魅惑的でたくましい武蔵と、勝地涼演じる墳怒する小次郎。先月亡くなった日本人劇作家・井上ひさしの最新作を蜷川幸雄が演出したこの舞台は、感覚的で、知的喜びをもたらす。(タイムズ紙)
- 因縁の武士を演じた藤原竜也と勝地涼は唯一無二の素晴らしさ。そして大切な人を失う苦しみを抱える女性を演じた鈴木杏と白石加代子は喜劇的かつ感動的。終幕の仕方は見事でピランデッロのような驚き。(デイリー・テレグラフ紙)
- 井上は作品全体に喜劇が脈打つ太い血管を通しており、しばしば展開される頓降法が、威厳に満ちた話に人間のささいな弱点が落ちをつけるという素晴らしい効果を発揮している。(フィナンシャル・タイムズ紙)
- 武力をスラップスティック・コメディに変える。見よ。この力強いサムライたちを。隙のない様子で堂々と立つ勇ましい姿。いじめっ子のように怒鳴りあい、転ぶ場面に注目せよ。コーラスラ インに加わって陽気に踊る場面も見逃してはならない。(ニューヨーク・タイムズ紙)
- 劇が始まるやいなや、その決闘は終わる。この時点で、舞台の上演時間はまだ約3 時間残っている!気取らないユーモア、どたばたコメディ、超常現象、能にインスピレーションを受けた唄、詩的な表現、そして腕が切断されるむごいシーン。一見、支離滅裂とも思える事柄が、役者たちの巧妙な演技、そして演出家、蜷川幸雄の手腕により、見事にひとつにまとまっている。(ニューヨーク・ポスト紙)
宮本武蔵・・・・・藤原竜也 佐々木小次郎・・・勝地涼 筆屋乙女・・・・・鈴木杏
沢庵宗彭・・・・・六平直政 柳生宗矩・・・・・吉田鋼太郎 木屋まい・・・・・白石加代子
平心・・・・・・・大石継太 浅川甚兵衛・・・・塚本幸男 浅川官兵衛・・・・飯田邦博
忠助・・・・・・・堀文明 只野有膳・・・・・井面猛志
スタッフ(舞台)
脚本…井上ひさし 演出…蜷川幸雄
音楽…宮川彬良 映像製作・著作:株式会社ホリプロ 配給:ソニー株式会社
(c)2010 HORIPRO INC. 2010/2K DCP/167min/HD(16:9)/5.1ch
公式サイト:http://livespire.jp/
2010年12月25日(土)、東劇(銀座)にて公開ほか、全国順次上映
- (編集):扇田 昭彦
- 発売日:2010-12-25
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- 出演:藤原竜也, 小栗旬, 鈴木杏, 井上ひさし
- 発売日:2010-04-21
- おすすめ度:
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