Fight for 35mm
フィルムのために立ち上がろう!
http://camp-fire.jp/projects/view/391
35mmフィルムの存続を願って
去る9月10日に、富士フィルムが、近年の急速な映画撮影・制作・上映・保存工程のデジタル化の流れを受けて、映画用35mmフィルムの生産終了を発表した。国内外の映画関係者に衝撃を走らせる中、わたなべりんたろう氏が中心になって35mmフィルム存続活動が開始された。この活動は絶対的な35mmフィルム擁護するものではなく、映画表現の多様性を保持すべく35mmフィルムとデジタルの共存、どちらでも選べる状況を維持することを目指している。
クラウドファンディング
現在、本活動のためのクラウドファンディングが開始されている
▶<Fight for 35mmフィルムのために立ち上がろう!>(10月9日まで)
また、並行して1ヶ月に500名を目標とする署名活動も行われている。
▶ 署名はこちらの署名サイトにて賛同者を募っている。
35mmフィルムの保存の法律化
フランスの法律にあるように、日本でも法律に35mmフィルム作品の保存を明文化する。
現在、日本には東京国立近代美術館フィルムセンターがあるが、税金で運営されており、少ない予算の中で買い取る形でフィルム作品の保存が細々と行われている。
フィルムの上映会を行う
好評を博していた特別企画『午前10時の映画祭』(1950~1970年代を中心に厳選された、往年の名作外国映画を午前10時の回にオリジナルニュープリントで上映する通年プログラム)は三年ほど継続されていたが、今回でいったん終了することになった。これも35mmフィルムからデジタルへの移行による影響で、同様にフィルムからデジタルへの機器移行費用をまかなえず、やむなく閉館せざるをえない映画館が増えることが予想される。
35mmに関するドキュメンタリー製作
with ダンカン・ジョーンズ監督
日本の監督、撮影監督、照明、編集、メイクアップ、脚本家、俳優などスタッフ/キャストに撮影取材。また、日本だけでなく、アメリカ、イギリス、韓国、インド、オーストラリアなど海外の映画スタッフ/キャストにも取材を行い、35mmフィルムに対する映画人の生の声をまとめたドキュメンタリー作品を製作する。
現在、作品趣旨に賛同し取材オファーに応じている映画人としては、ダンカン・ジョーンズ監督(「月に囚われた男」「ミッション:8ミニッツ」 ダンカン・ジョーンズ監督とわたなべ氏の出会いはこちらを参照。)がいる。また、エドガー・ライト監督(「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホットファズ」「スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団」)やマイク・フィギス監督(「リービング・ラスベガス」「TIMECODE」(00・未公開&未ソフト化・スターチャンネルでのみ放映)ではいち早く簡易なデジタルカメラを取り入れて映画を製作)が取材日程を調整中。ほかに撮影取材の依頼の連絡をしたのは、ウィリアム・フリードキン(「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」「L.A.大捜査線/狼たちの街」)などがいる。
「フジフィルムは、ぼくの「ブリック」「ブラザーズ・ブルーム」のフィルムのストック先だ。(フジフィルムが35mmフィルムの生産をやめることは)全く恥ずべきことだよ」
”Fuji was our print stock for Brick & Bloom. This is a damn shame.”
ライアン・ジョンソン(映画監督/「ブリック」「ブラザース・ブルーム」「LOOPER」)