インタビュー
デモ 田中監督/『リリカルスクールの未知との遭遇』

デモ 田中 (監督)
映画『リリカルスクールの未知との遭遇』について【1/5】

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シネマート新宿にて絶賛公開中!!
6月18日(土)よりシネマート心斎橋、6月25日(土)より名古屋シネマスコーレ奇跡の夜の上映決定!以降全国順次公開

6人組のヒップホップアイドルユニット、リリカルスクール。失敗ばかりの毎日を送る彼女たちはある日迷子の宇宙人・バムさんと出会い、彼を宇宙に帰すエネルギーを作るために一大パーティーを開こうと決意する……。今年メジャーデビューも果たしたばかりの“リリスク”初の主演映画は、ヒップホップカルチャーとSF映画オマージュを散りばめた、クールにしてハッピーなエンターテインメント青春ムービーになった。メガホンを取ったのはデモ田中監督。井口昇監督作品の常連俳優として知られ、初監督作でも奇才ぶりを発揮した田中監督にお話をうかがった。
(取材:深谷直子)
デモ 田中 1971年生まれ、福岡県出身。俳優、映画監督。主な出演作に『ゾンビアス』(2012/井口昇監督)、『デッド寿司』(2013/同)、『ヌイグルマーZ』(2014/同)、『進撃の巨人』(2015/樋口真嗣監督)など。また、監督としてメイキング、特典映像などを多く手掛ける。本作『リリカルスクールの未知との遭遇』が商業映画監督デビュー作となる。
Story “ Week Day Trip Records” は知る人ぞ知るマニアが集まるレコードショップ。だが、 商売は中々厳しい…。 6人の女の子たち ayaka、mei、yumi、ami、minan、hime は “リリカルスクール”というアイドルラップグループを結成しているが、活動の無い日はそんなこだわりの店で働いている。 まだまだ未熟でマネージャーに怒られてばかりの毎日だ。そんな落ち込んでいるある日の閉店後、店に飾られている人形が突然しゃべり出した!おっかなびっくり話を聞いてみると名前は“ スペース・バムバータ”で宇宙からやって来たのだが、エネルギー不足で星に帰れなくなっているという事が分かった。“リリスク”の6人は、困っている“バムさん”を放っておけず、エネルギーを作るために巨大なパーティーを開催しようするのだが……。
デモ 田中監督 ――デモ田中さんは俳優としてお名前が知られていますが、映画監督をやりたいというお気持ちもお持ちだったんですか?

田中 はい。僕は元々映画の製作会社などで井口昇監督や西村喜廣監督の作品にスタッフとして参加していたんです。俳優としては、自主映画とかに「ちょっと出てよ」っていうノリから始まり、それが結構インパクトのある役が多くて、意外と評判よかったりして。それでいろんな監督から出演の誘いをいただくようになって、俳優だと思われることが多いんですけど、作り手としてもずっとやっていて、DVDの特典映像になるドキュメンタリーだとかを作っていました。

――じゃあ念願の映画監督デビューを果たしたということですね。それがリリカルスクールの初主演映画というのがまたすごいなあと。メジャーデビューしたばかりのアイドル映画というと鳴り物入りで、監督としての知名度や実績のある方に撮ってもらおうということになると思うのですが。

田中 そうなんですよ。聞いてもらえますか(笑)? 今回の経緯を最初から話すと、リリカルスクールのマネージャーに知り合いがいて、彼とは友人同士だったんです。10年前に自主映画を作った仲間だったんですね。仕事上ではそんなに接点はなかったんですが、「メンバーに女優をやりたいという子がいるから、映画関係の人を紹介してくれないか?」という話が彼からあって、自分の知り合いの監督さんとかを彼に紹介していたんです。その中に今回のプロデューサーのキングレコードの山口(幸彦)さんもいて、僕と山口さんとでリリカルスクールのライブを観に行ったことがあったんです。そこでハマってしまったんですよ。「彼女たちいい! 映画作りたい!」という話になって、山口さんが「デモ田中が監督をやるというのが面白いんじゃないか?」と言い始めたんですよね。

――おお、大抜擢ですね。

田中 「わあ、面白そー」って(笑)。で、ぜひやりたくてマネージャーに連絡をしたんですね。でも喜んでくれるかなと思ったら「え、田中くんなの?」という感じで(苦笑)。「実績がないし、企画を通す自信がない」と。

――ああ、やっぱりそこは慎重で。

田中 それで「クソー!」と思って、M.C.BOOさんだとか脚本家の加藤淳也さんだとかいろんな人を巻き込んで資料を作りました。マネージャーも最終的には「リリカルスクールのプロデューサーのキム(ヤスヒロ)くんがOKと言ったらゴーしよう」と言ってきて、それで企画書を作ってオファーしに行ったら、キムくんが内容を見て気に入ってくれたんです。僕の実績とかには一切触れず、「これだったらやりたいです」と。そこが粋だなと。「こういう心意気のチームなら面白いことができそうだ」と気合が入りました。

――宇宙人のお話が気に入ってもらえたんですね。

田中 そうです、そのときは脚本の前のプロットの段階でした。それが去年の10月ぐらいのことで、「年内には撮り終えたい」と言われたので「これはタイトだな」と思いながら脚本を書いて撮影を初めて。途中でメンバーチェンジがあったりもしました。hinaさんが卒業してhimeさんが加入し、脚本執筆中にそういう報告を受けて書き直して。いろんなことが混沌とする中、やっていた感じです。

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リリカルスクールの未知との遭遇 2016年/日本/カラー/75分/
主演:リリカルスクール<ayaka、mei、yumi、ami、minan、hime>
監督・編集:デモ田中 スーパーバイザー:M.C.BOO 脚本:加藤淳也、デモ田中、M.C.BOO
出演:ANI(スチャダラパー)、バッファロー吾郎A、BIKKE(TOKYO No.1 SOUL SET)他
声の出演:塩屋浩三(アニメ『ドラゴンボール』シリーズ魔人ブウ役)
主題歌「RUN and RUN」lyrical school(キングレコード)
「リリカルスクール」映画製作委員会(キングレコード+日販+DLE+ブートロック)
© 2016 lyrical school Film Partners
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シネマート新宿にて絶賛公開中!!
6月18日(土)よりシネマート心斎橋、
6月25日(土)より名古屋シネマスコーレ
奇跡の夜の上映決定!以降全国順次公開

2016/06/05/10:01 | トラックバック (0)
深谷直子 ,インタビュー
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