江本 純子 (監督)
映画『過激派オペラ』について【1/5】
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2016年10月1日(土)よりテアトル新宿にて過激なレイトショー公開中
10月29日(土)より第七藝術劇場にて、
11月12日(土)より名古屋シネマテークにて上映
以降順次全国公開予定
演劇界の奇才・江本純子氏が、10月1日よりテアトル新宿にて公開中の『過激派オペラ』で、“待望の”ともいうべき映画監督デビューを果たした。2006年に上梓された自身の処女小説『股間』が原作。“女たらし”の女演出家・ナオコと彼女が見初めた女優・春の恋愛を軸に、旗揚げしたばかりの劇団「毛布教」内で繰り広げられる狂熱のひとときを克明かつエモーショナルに描き、若いエネルギーにあふれる青春群像劇として、さらに演劇エンターテインメントとしても手応えある一作となっている。演劇で培った演出方法を端々にまで注ぎ、才気みなぎる作品を作り上げた江本監督にお話を伺った。 (取材:深谷直子)
STORY かつて見たことのない衝撃的な幕開け、女たちが繰り広げる 15 分に 1 度の剥き出しの愛――。
伝説の劇団「毛皮族」主宰の江本純子が初監督として挑む衝撃の話題作!
“女たらし”の女演出家・重信ナオコは劇団「毛布教」を立ち上げ、旗揚げ公演『過激派オペラ』のオーディションを開催。そんな中出会った一人の女優、岡高春。春にひと目惚れしたナオコは、春を主演に抜擢し、学生時代からの演劇仲間や新たに加わった劇団員たちと旗揚げ公演に向けて邁進していく。同時に、ナオコの猛烈なアタックにより春との恋愛も成就。絶好調のナオコは旗揚げ公演を大成功に終わらせ、全て順調に進んでいるように思えたのだが…。
――『過激派オペラ』はちょうど10年前の2006年に出版された江本監督の処女小説である『股間』を映画化した作品です。初監督作品としてこの映画を作ることになった経緯を教えていただけますか?
江本 もともと別の企画で監督のオファーがありまして、その話を進めている中で『股間』が浮上してきて、プロデューサーの梅川治男さんが「これを映画化する方が面白いんじゃないか?」と言ってくださって。私としては映画を撮りたいという想いがあったので、自分の小説でも別の作品でも、あるいはオリジナルでも、どのような形でも映画が撮れればと思って、小説を元に脚本にしていく作業を始めました。
――小説を元にしながら、映画はまた独立した別の作品といった感じに仕上がっていました。脚本作りにはどれぐらい時間をかけられたんですか?
江本 オファーをいただいたのが2012年で、プロットもすぐに書き始めていたんですけど。私は芝居の方の仕事もあって、1本の芝居を作って上演すると2、3ヵ月ぐらい期間を取られてしまうんですよね。それに入ると脚本の作業は止まってしまうので、結構ゆるやかに3年かけて2015年に撮影までこぎつけました。その間、頓挫の予感はあんまりしなかったけど、全然連絡を取らない時期とかもあったりして(苦笑)。
――脚本は監督ともうお一人の方との共同執筆になっていますね。
江本 吉川菜美さんですね。最初のプロットを書いたのは吉川さんだったと思います。それに対して私からも出して、行ったり来たりしながら書いていきました。私はシナリオを書いたこともあったんですけど、やっぱり戯曲をずっと書いてきたので、それと比べると映画の脚本というのはずいぶん丁寧に描くものなのだなぁと思いました。演劇の場合は、もちろん人によりますけど、私で言うと不明瞭なものを描いていくことが多く、今回の映画の場合は分かりやすくドラマチックにとか、分かりやすくロマンチックにとか、そういうものをすごく欲されている気がしました。そんなに分かり切ったことを描いてもしょうがないでしょう?って私は思ってしまうので(笑)。吉川さんが提示してくるものを、不可解にとまではいきませんけど、観客の方がいろんな観方ができるような形にできないかな?と思いながらやり取りをしていきました。
出演:早織、中村有沙、桜井ユキ、森田涼花、佐久間麻由、後藤ユウミ、石橋穂乃香、今中菜津美 / 趣里 /
増田有華 / 遠藤留奈、範田紗々 / 宮下今日子、梨木智香、岩瀬亮、平野鈴、大駱駝艦 / 安藤玉恵 / 高田聖子
監督:江本純子 原作:『股間』江本純子(リトルモア刊)
脚本:吉川菜美、江本純子 製作:重村博文 プロデューサー:梅川治男、山口幸彦 音楽:原田智英
撮影:中村夏葉 照明:大久保礼司 美術装飾:SAORI 録音:深田晃 編集:小林由加子
企画・製作プロダクション:ステューディオスリー 製作:キングレコード、ステュ-ディオスリ-
配給:日本出版販売 宣伝:キャットパワー ©2016 キングレコード
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