プレゼント

20世紀半ばのハリウッド黄金期、当時絶大な人気を誇りながらも赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだという理由で投獄された脚本家ダルトン・トランボ。釈放後、仕事を失った彼は名前を変えて『ローマの休日』などの脚本を書き、2度のアカデミー賞®を受賞した。そんなトランボを支えた家族愛と映画へのパッションを描いた実話に基づく感動の物語である本作の試写会に5組10名様を招待します。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』Photo: Hilary Bronwyn Gayle ◆日時:7月7日(木) 18:00 開場
18:30 開映 (上映時間:124分)
◆会場:よみうりホール
(東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館7階)
◆『トランボ 試写(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:6月29日(水)応募受付分 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:
http://trumbo-movie.jp/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後3ヶ月で破棄します。当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
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トランボ
ハリウッドに最も嫌われた男

公式サイト 公式twitter 公式Facebook

2016年7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ
他にて全国ロードショー

INTRODUCTION

“『ローマの休日』を書いた男”は、なぜハリウッドから追放されたのか?

“永遠の妖精”オードリー・ヘプバーンの可憐な美しさとともに語り継がれる『ローマの休日』は、恋愛映画の不朽の名作として世界中で愛されているが、誰がこの物語を思いつき、脚本を書いたのかを気に留める人はほとんどいない。本編にクレジットされている脚本家イアン・マクレラン・ハンターはアカデミー賞®の原案賞に輝いたが、真の作者はハンターの友人のダルトン・トランボだった。しかもトランボは偽名による別の脚本で、3年後にも再びアカデミー賞®を受賞している。
のちに『スパルタカス』『パピヨン』といった傑作も手がけた稀代の脚本家は、なぜ長らく偽名での活動を強いられたのか。なぜ『ローマの休日』の脚本を友人に託し、自らの手でふたつのオスカー像を受け取ることができなかったのか。
1940年代~ 1950年代のハリウッドを舞台にした『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』は、あまりにも数奇な運命をたどったひとりの映画人の実像と、その苦難と復活の軌跡を今に伝える感動の実話である。
ソ連との冷戦下の1947年。共産主義者を弾圧する赤狩りの矛先がハリウッドに向けられ、脚本家のダルトン・トランボがその標的にされた。自らの信念を貫き、下院非米活動委員会の公聴会で証言を拒んだトランボは、議会侮辱罪で投獄されてしまう。こうして国家への反逆者のレッテルを貼られ、ハリウッドのブラックリストに載せられたかつての人気脚本家は、1950年に投獄され、翌年に出所した後も公に活動できなくなった。しかし愛する妻や子供たちの支えを得て奮起したトランボは、いくつもの偽名を使い分けて密かに脚本を書き続け、不屈の闘いを繰り広げていくのだった……。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』メインカット2 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』メインカット3

理不尽な弾圧と闘い抜いた脚本家の苦難と復活の軌跡を描く感動の実話

ハリウッドの華麗なる歴史の汚点となった赤狩りは、国家権力が共産主義者を排除する名目で多くの映画人にいわれなき疑いをかけ、彼らのキャリアと人生そのものを破滅に追いやった。なかでも最初に標的となった10人の監督や脚本家は“ハリウッド・テン”と呼ばれ、そのうち最も有名なのが本作の主人公ダルトン・トランボである。実際にトランボは若かりし頃共産党員ではあったが、過激な思想を持たない家庭人であり、社会の不平等を憎む愛国者でもあった。
本作は理不尽な弾圧によってハリウッドを追われたトランボが、最愛の家族との絆に救いを見出し、驚くべきガッツで偽名での創作活動を行った実話を映画化。生活苦をしのぐために格安のギャラでB級映画の脚本執筆を請け負ったエピソードや、バスルームにこもってタイプライターを打った風変わりな一面を織り交ぜながら、人間の最も基本的な権利である“自由”を守り抜いた男の生き様をドラマティックに映し出す。トランボが万感の思いをこめたラストのスピーチ・シーンは、観る者の胸を締めつけずにおかない。
また劇中には『ローマの休日』などのフッテージが盛り込まれているほか、ジョン・ウェイン、カーク・ダグラスといった著名な映画人のキャラクターが多数登場し、赤狩りに協力した者、抵抗した者、主義主張を変えた者の人生の明暗があぶり出されていく。赤狩りの猛威にさらされながらも、その閉塞感を打ち破って新たな時代を切り開いていったハリウッドの内幕がきめ細やかに描かれ、興味は尽きることがない。また言論や思想の自由が脅かされた歴史上の出来事を再現するにとどまらず、現代に通じる普遍的なテーマを追求し、観客にポジティブな余韻をもたらす娯楽性たっぷりの仕上がりも作り手たちのお手柄と言えよう。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面1 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面2

ハリウッド激動期の内幕を今に伝えるヒットメーカーと実力派キャスト

主演は2000年代最高のTVシリーズのひとつと言われる「ブレイキング・バッド」の型破りな化学教師役で4度のエミー賞に輝き、『アルゴ』『GODZILLA ゴジラ』などの話題作でも活躍するブライアン・クランストン。孤高の映画人として、そして不完全だが愛すべき父親としてのトランボのユニークな人間性を多面的に表現し、アカデミー賞R主演男優賞への初ノミネートを果たした。
トランボの妻クレオを演じるのは、『運命の女』でアカデミー賞®主演女優賞候補になり、その美貌と確かな演技力で映画ファンを魅了し続けるダイアン・レイン。苦境のトランボをつねに優しく励ましたクレオは、本作の陰の主役ともいえる存在であり、聡明な娘ニコラに扮したエル・ファニングの演技ともども見逃せない。さらにトランボを執拗に糾弾するコラムニスト、ヘッダ・ホッパー役に『クィーン』のオスカー女優ヘレン・ミレン、B級映画会社の経営者フランク・キング役に『アルゴ』『フライト』のジョン・グッドマンが配され、豪華にして味わい豊かなアンサンブルを披露している。
トランボの娘たちの全面協力を得て完成させたジョン・マクナマラの脚本を、テンポよく映像化してみせたジェイ・ローチ監督の手腕も特筆もの。『オースティン・パワーズ』『ミート・ザ・ペアレンツ』という人気シリーズで培ったストーリーテリングの妙とユーモアのセンス、TVムービー「リカウント」「ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女」で研ぎすました政治的テーマへの嗅覚を最大限に発揮し、キャリア最高の快作をものにした。

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面3 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面4 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面5 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面6 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』場面7
CREDIT

監督:ジェイ・ローチ(『ミート・ザ・ペアレンツ』) 脚本:ジョン・マクナマラ
原作:ブルース・クック( 『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』世界文化社刊)
出演:ブライアン・クランストン、ダイアン・レイン、エル・ファニング、ヘレン・ミレン ほか
原題:TRUMBO 2015 年/アメリカ映画/上映時間:124 分/字幕翻訳:李静華
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES ©2015 Trumbo Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
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2016年7月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ
他にて全国ロードショー

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