奇妙な遺品が呼び覚ます、40年前の青春の秘密――。
『めぐり逢わせのお弁当』リテーシュ・バトラ監督最新作
ベロニカとの記憶
青春時代の思い出、初恋の真実、自殺した親友
不完全な記憶が繋がったとき、思いもよらない過去が解き明かされる――
60歳を過ぎ、平穏な引退生活を送るトニーのもとに、ある日、法律事務所から通知が届いたことから物語は始まる。彼は奇妙な遺品の受取人に指定されたのだ。その遺品とは、40年も前の初恋の相手ベロニカの母セーラが遺した、若くして自殺したトニーの親友エイドリアンの日記。だが、ベロニカが頑なに引き渡しを拒否し、トニーは一向にそれを受け取ることができない。そもそも、なぜセーラのもとにその日記があったのか?そこには一体何が書かれているのか?青春時代のエイドリアンとの友情とベロニカとの恋の顛末を振り返るトニーだが、謎は深まるばかり。そして、ついに40年ぶりにベロニカとの再会を果たすことにより、トニーの記憶は大きく揺らぐことになる……。
2018年1月20日(土)より、シネスイッチ銀座、
新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
『めぐり逢わせのお弁当』リテーシュ・バトラ監督がブッカー賞小説を映画化
ヨーロッパでインド映画史上最高の興行収入をあげ、アメリカでも2014年に封切られた外国語映画の中で興行成績トップの座を獲得、そして日本でも多くの観客の支持を得てロングラン大ヒットとなった『めぐり逢わせのお弁当』。長編デビュー作で一躍大成功を収めたリテーシュ・バトラ監督の、世界が待ちわびた第2作は、英国で最も権威ある文学賞、ブッカー賞に輝いたジュリアン・バーンズの小説「終わりの感覚」(新潮社)の映画化だ。自身も大ファンだったという小説のエッセンスとトーンを損なうことなく、映画オリジナルのシーンも加え、非凡な演出手腕を発揮して、人生の謎を自ら解き明かす感動のミステリーを完成させた。
世界的名優から注目の若手まで、英国の豪華オールスターキャスト!
キャストは英国を代表する豪華な顔ぶれが揃った。トニーには、『アイリス』でアカデミー賞を受賞し、『ハリー・ポッター』シリーズでも知られる名優ジム・ブロードベント。女心に鈍感なところもあるが憎めないキャラクターを軽妙に演じている。トニーにとってミステリアスなベロニカには、半世紀にわたって映画界で活躍し、『さざなみ』でアカデミー賞にノミネートされたシャーロット・ランプリング。ブロードベントに「彼女以外が演じるベロニカは考えられません」と賛辞を贈られている。
一方、若きトニーには、本作で映画デビューし、『ダンケルク』にも出演しているビリー・ハウル。舞台で実力を認められ、ファッションブランド、プラダのキャンペーンの顔も務めたフレッシュなスターだ。エイドリアンには、「ビリー・リンの永遠の一日」で主役デビューを飾り、国際的に注目を集めているジョー・アルウィン。若きベロニカには、『サンシャイン 歌声が響く街』で評価され、最近はフランス映画『セザンヌと過ごした時間』で鮮烈な印象を残したフレイア・メーバー。さらに、デイムの称号を持つハリエット・ウォルター、人気TVシリーズ「ダウントン・アビー」のミシェル・ドッカリー、『シャッター アイランド』のエミリー・モーティマーが共演している。
脚本:ニック・ペイン「星ノ数ホド」
原作:「終わりの感覚」ジュリアン・バーンズ著 土屋政雄訳(新潮社刊)
出演:ジム・ブロードベント『アイリス』『ウィークエンドはパリで』、
シャーロット・ランプリング『さざなみ』、ミシェル・ドッカリー「ダウントン・アビー」、
ハリエット・ウォルター『つぐない』、エミリー・モーティマー『ヒューゴの不思議な発明』
2015年/イギリス/英語/108分/シネマスコープ/カラー/5.1ch/原題:The Sense of an Ending/
日本語字幕:牧野琴子 配給:ロングライド ©2016 UPSTREAM DISTRIBUTION, LLC
2018年1月20日(土)より、シネスイッチ銀座、
新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開
- 映画原作
- (著):ジュリアン・バーンズ
- 発売日:2012/12/1
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- 監督:リテーシュ・バトラ
- 出演:イルファーン・カーン,ニムラト・カウル,ナワーズッディーン・シッディーキー
- 発売日:2015/03/18
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