毎熊 克哉 (監督) 映画『私の奴隷になりなさい 第2章 ご主人様と呼ばせてください/第3章 おまえ次第』について【4/4】
『私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください』は全国順次公開中!さらにFANZA(旧DMM.com R18)はじめ各配信事業者で配信中! 『第3章 おまえ次第』は10月13日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開!
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――第2章のカラオケのシーンがすごく面白いですね。目黒がノリノリで明乃のお尻を叩くという。
毎熊 今回城定監督と初めてご一緒して、撮り方がちょっとファンタジーだなあと。例えば目黒が会社の自分の席に座っていて、背景には社員がいて、というシーンで、演出部の人が「ここはみんな不自然に一気に動いてほしいんだよね、違和感を出したいから」と言っていて、そういうのが多かったんですよね。あまりシリアスに考えるより、遊び心がいっぱいあっていい感じなのかなと思って。カラオケのシーンは、脚本には「リズムに乗ってお尻を叩いている」と書いてあったんですけど、ここはまだ調教が始まったばかりの楽しいときだし、例えばすごく愛し合っている二人のセックスがあって、二人にはそれがすごく気持ちよくていいにしても、他人が見たらすごく滑稽っていうのがある気がして、ここもそういう滑稽な姿がいいなと思い、ああいう笑える演技にしました。
――あの動きは自分で考えてやっているんですか?
毎熊 たまたまYouTubeにプロのパーカッション奏者が美女7人ぐらいのお尻を並べて叩いている動画があったんですよ。お尻の大きさによって音の高さが違ったりして、それを自慢げに叩いているのを引きで撮っていて。それがなんかすごいアホだなあと(笑)。とても印象に残っていて、僕も趣味でパーカッションをやっていてカホンとかたまに遊び程度で叩くんですけど、「ああ、あれをやろう」って現場で思い付きました。
――じゃああれは演奏にノっているときの毎熊さんの姿でもあると。
毎熊 そうですね。
――本当にみんな思い切りやっていて最高ですね(笑)。今年は日本映画に明るい話題が多くて嬉しいんですが、この作品もよくここまでやってくれたなあと快挙に思います。
毎熊 そうですね、全然違う映画ですけど、『娼年』(17)もかなり激しい映画ですけどやっぱり笑えるところがあって。人の素の姿ってすごく笑えるんだなって気がします。この映画もそういう意味でかなり楽しめる。堂々と観に来てほしいですね。
――そうですよね。では最後にもう一言お客さんへのメッセージをお願いします。
毎熊 SMと聞いてすごいのかな?と想像して来たら、多分カウンターを食らうと思います。結構笑えるし、もしかしたらちょっと感動するかもしれないし。この世界を知らない人からしたらファンタジーな世界だけど、やってる当人はすごく本気でぶつかり合っている、そんなエロファンタジー映画をぜひ楽しんでください!
( 2018年9月28日 飯田橋・KADOKAWA本社で 取材:深谷直子 )
監督:城定秀夫 脚本:石川均 城定秀夫 制作:ステアウェイ
原作:サタミシュウ「ご主人様と呼ばせてください」(角川文庫) 出演:毎熊克哉,行平あい佳,百合沙,三浦誠己
10月20日(土)より大阪・第七藝術劇場、
11月23日(土)より福岡・中洲大洋にて公開!
さらに各社配信業者にて配信中!詳しくは公式サイトまで。
私の奴隷になりなさい 第3章 おまえ次第監督:城定秀夫 脚本:石川均 城定秀夫 制作:ステアウェイ
原作:サタミシュウ「おまえ次第」(角川文庫)
出演:毎熊克哉,杉山未央,百合沙,行平あい佳,池田良,石田佳央,原田裕章,河合瑞恵,範田紗々,山根千芽,福山理子,榊英雄
製作・配給:KADOKAWA © KADOKAWA 2018
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