セドリック・クラピッシュ監督
(『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』)、4年ぶりの新作!
おかえり、ブルゴーニュへ
2018年11月17日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、
YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
INTRODUCTION
セドリック・クラピッシュ、4年ぶりの新作!
フランス・ブルゴーニュのワイナリーを舞台に、
人生の熟度を味わう珠玉のヒューマンドラマ
『スパニッシュ・アパートメント』(01)、『ロシアン・ドールズ』(05)、『ニューヨークの巴里夫(パリジャン)』(13)からなる“青春三部作”の完結から4年。都会を舞台に、ごくありふれた人々とその日常を活き活きと軽妙に、そしてあたたかなまなざしで映し出してきた現代フランスを代表する人気監督セドリック・クラピッシュ。本作では自身のキャリア12作目にして初めて田舎を舞台に自然撮影に挑み、四季折々の美しいブドウ畑を映し出した。
10年ぶりに戻った故郷――そこは甘酸っぱい記憶と渋い思い出が残る場所。季節とともに、ぼくらの人生もめぐりゆく。
フランス・ブルゴーニュ地方にあるドメーヌ(ワイン生産者)の長男ジャン(ピオ・マルマイ)は、10年前、世界を旅するために故郷を飛び出し、家族のもとを去った。その間、家族とは音信不通だったが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへと戻ってくる。家業を受け継ぐ妹のジュリエット(アナ・ジラルド)と、別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミー(フランソワ・シビル)との久々の再会もつかの間、父親は亡くなってしまう。残されたブドウ畑や自宅の相続をめぐってさまざまな課題が出てくるなか、父親が亡くなってから初めてのブドウの収穫時期を迎える。3人は自分たちなりのワインを作り出そうと協力しあうが、一方で、それぞれが互いには打ち明けられない悩みや問題を抱えていた……。
COMMENTARY
- 石丸幹二(俳優)
この映画を観ると、ワインの謎解きができる。繊細さ複雑さといった個性を生み出すのは、家族の歴史が磨き上げた作り手の感覚、ぶどうとの対話。ワインには、人間の物語がぎっしり詰まっている。 - 宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー プリンシパル)
舞台もワインも、同じ味は無く作る過程にもドラマがあり人間味が注がれる。
愛によって熟成は重なってゆくものだと思わされた作品でした。 - 萬田久子(女優)
ワインは私にとって父親です、と語る監督。恋人です、と言い続けてきた私。
愛はワインと同じ。時が必要だと妻に説明するジャン。
ワインの熟成を舞台に移りゆく人間関係の発酵とでもいいましょうか!?
時が培うものの大切さが五臓六腑に沁みわたった。
- 美波(女優)
人生、絆、愛はワイン造りのようなもの…熟成させるほど深みが出る。
一度は訪れたい、ブルゴーニュの田園風景がファっと広がる中、クラピッシュ監督のコク深さと甘酸っぱい世界観が見事に調和された、素晴らしい作品。 - 佐藤尚(風景写真家)
農作業を家族総出で行う様は日本もフランスも同じ。収穫の喜びがあふれてきます。ぶどうの育ちを追う中で家族の絆に変化が見られる物語に引き込まれました。 - 柳沼淳子(フリーアナウンサー)
ワイン映画史上、最も美しく描かれたブルゴーニュの四季の移ろいとそのテロワールの持つ永遠に続くドラマチックさ。
この静寂と情熱の間にあるワインと家族の絆はブルゴーニュの地でなければ表現できなかったであろう。
- 田崎真也(ソムリエ)
ブルゴーニュのコート ド ボーヌに1級畑を所有するドメーヌでのワイン造りの1年を、経営する家族間の人間模様とともに描いている。
父親が子供達にテイスティングを教えるシーンや畑で収穫のタイミングを決めるシーンなどワイン好き必見、ソムリエも是非見るべき映画です。
CREDIT
監督:セドリック・クラピッシュ『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』
脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ
出演:ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シビル
2017/フランス/スコープサイズ/113分/カラー/英語、フランス語、スペイン語/DCP/5.1ch/
日本語字幕:加藤リツ子/原題『Ce qui nous lie』、英題『Back to Burgundy』 後援:ユニフランス
配給:キノフィルムズ/木下グループ PG-12 © 2016 - CE QUI ME MEUT - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA2018年11月17日(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、
脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ
出演:ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シビル
2017/フランス/スコープサイズ/113分/カラー/英語、フランス語、スペイン語/DCP/5.1ch/
日本語字幕:加藤リツ子/原題『Ce qui nous lie』、英題『Back to Burgundy』 後援:ユニフランス
配給:キノフィルムズ/木下グループ PG-12 © 2016 - CE QUI ME MEUT - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA