第 47 回トロント国際映画祭コンテンポラリー・ワールド・シネマ部門
第 55 回シッチェス・カタロニア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門
第 35 回東京国際映画祭コンペティション部門
マンティコア 怪物
2024年4月19日(金)シネマート新宿、
渋谷シネクイントほか全国順次公開
ゲームデザイナーの青年が生み出したマンティコア[怪物]とは……?
人間の心の闇のタブーに踏み込んだ衝撃のアンチモラル・ロマンス
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアン。同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア[怪物]を作り出してしまう……。
タイトルにある「マンティコア」とは、頭が人間で体がライオンという形状の想像上の怪物。空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーの彼が、自分自身のなかに見たマンティコア[怪物]とは何なのか。独創的なストーリーと予測不能の展開で描き出す物語は、やがて誰も想像し得ない衝撃の境地にたどり着く。
監督は、架空の日本アニメ「魔法少女ユキコ」に憧れる白血病の少女をめぐる悲劇を描いた劇場デビュー作『マジカル・ガール 』(14)がサン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞する快挙を成し遂げ、巨匠ペドロ・アルモドバルに「この映画を猛烈に愛する」と言わしめたカルロス・べルムト。その独創的なストーリーと先読みできない巧みな構成に批評家や映画ファンも唸り、日本でもカルト的な人気を博した。「日本文化は僕の血肉」と語り日本の漫画、アニメ、映画をこよなく愛するスペインの鬼才が描く、人間の心の闇のタブーに踏み込んだ衝撃のアンチモラル・ロマンス。
2024年4月19日(金)シネマート新宿、
渋谷シネクイントほか全国順次公開
最新作『マンティコア 怪物』上映記念
『マジカル・ガール』一週間限定上映
日本オタクで知られる鬼才カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア 怪物』の上映を記念して、アルモドバルが「宝石のような映画。私はこの映画を猛烈に愛する」と大絶賛し、サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したカルロス・ベルムト監督の劇場デビュー作『マジカル・ガール』(14)が、シネマート新宿で一週間限定の凱旋レイトショー上映される( 4 月 12 日~18 日、シネマート新宿限定 )。
来場者には本国版ビジュアルを使用した特製チラシを先着順・数量限定でプレゼントするほか、4 月 16 日(火)の上映後には、ヴィヴィアン佐藤(映画批評家/ドラァグクイーン)と樋口穀宏(作家)によるトークイベントも実施予定だ。
日本テイストが詰まったカルロス・ベルムト監督の原点とも言える映画『マジカル・ガール』は、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンでコスチュームを着て踊ることが夢の、余命わずかな少女アリシアと、娘の願いを叶えるために奔走する失業中の父の予期せぬ物語を描く。日本公開時も“トラウマ必至の映画”または“究極の鬱映画”として熱狂的なファンを産み出した傑作だ。