可憐な娘たち
守ってあげたい〜芦川いづみ
胸がときめく〜司葉子
2011年5月7日(土)~6月3日(金)まで、神保町シアターにて上映!
「可憐」という言葉がよく似合うふたりの女優―芦川いづみと司葉子
『あいつと私』(C)日活【芦川いづみ】それは「初恋の人」。川端文学の映画化『東京の人』で薄幸な乙女を演じれば、潤んだ瞳に「守ってあげたい!」感情で胸がいっぱいに。裕次郎相手に演じた『あいつと私』『堂堂たる人生』で見せる、無垢で瑞瑞しいあの笑顔も忘れられない。日活青春映画には欠かせない女優として映画史に名を刻み、私たちの心に鮮烈な印象を残し続けます。
【司葉子】は、「高嶺の花」。東宝サラリーマン映画のコメディエンヌぶりも愛らしく、清楚で美人でちょいと生意気なOLを演じたらピカイチ!『乱れ雲』に代表されるメロドラマでは、色香の中に上品さが漂う大人の女の魅力をしっとりとみせつけます。その全ての演技の横顔には、凛凛しく奥ゆかしい日本人女性本来の美しさを思わずにはいられません。
若き日の甘い記憶にふたりの笑顔が永遠に焼き付いてしまったかつての青年たちへ。
そして、甦る名画で初めて出会う現代の若き映画ファンたちへ。
初夏に吹く爽やかな風のようなふたりがスクリーンを可憐に彩ります。
- 『東京マダムと大阪夫人』 監督:川島雄三 昭和28年 白黒 *16mmで上映
- 『あいつと私』 監督:中平康 昭和36年 カラー
- 『やくざの詩』 監督:舛田利雄 昭和35年 カラー
- 『東京の人 前後篇』 監督:西河克己 昭和31年 白黒
- 『若い川の流れ』 監督:田坂具隆 昭和34年 白黒
- 『しあわせはどこに』 監督:西河克己 昭和31年 白黒 *16mmで上映
- 『あじさいの歌』 監督:滝沢英輔 昭和35年 カラー
- 『誘惑』 監督:中平康 昭和32年 白黒 *東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
- 『堂堂たる人生』 監督:牛原陽一 昭和36年 カラー
- 『四つの恋の物語』 監督:西河克己 昭和40年 カラー
- 『ろくでなし野郎』 監督:松尾昭典 昭和36年 カラー
- 『乳母車』 監督:田坂具隆 昭和31年 白黒
- 『嵐を呼ぶ男』 監督:舛田利雄 昭和41年 カラー
- 『結婚相談』 監督:中平康 昭和40年 白黒
- 『紀ノ川』 監督:中村登 昭和41年 カラー
- 『沈丁花』 監督:千葉泰樹 昭和41年 カラー
- 『兄とその妹』 監督:松林宗恵 昭和31年 白黒
- 『別れて生きるときも』 監督:堀川弘通 昭和36年 カラー
- 『その場所に女ありて』 監督:鈴木英夫 昭和37年 カラー
- 『喜劇 駅前温泉』 監督:久松静児 昭和37年 カラー
- 『夜の流れ』 監督:成瀬巳喜男、川島雄三 昭和35年 カラー
- 『秋日和』 監督:小津安二郎 昭和35年 カラー
- 『乱れ雲』 監督:成瀬巳喜男 昭和42年 カラー
- 『愛妻記』 監督:久松静児 昭和34年 白黒
- 『くちづけ』 監督:筧正典、鈴木英夫、成瀬巳喜男 昭和30年 白黒
- 『帰って来た若旦那』 監督:青柳信雄 昭和30年 白黒
- 『見事な娘』 監督:瑞穂春海 昭和31年 白黒
- 『愛情の都』 監督:杉江敏男 昭和33年 カラー
■芦川いづみ 5月7日(土)〜5月13日(金)
5月14日(土)〜5月20日(金)
■司葉子 5月21日(土)〜5月27日(金)
『乱れ雲』(c)東宝
『乱れ雲』(c)東宝
5月28日(土)〜6月3日(金)
料金
一般¥1200/シニア・学生¥1000
★ 自由席定員制(99席)・整理券制 ★各回完全入替制
2011年5月7日(土)~6月3日(金)まで、 神保町シアターにて上映!
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/program/ashikawa_tsukasa.html
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