9月16日(日)～22日(土)
『千代田城炎上』( 1959年【S34】／大映京都／白黒／103分 )
監督：安田公義／出演：勝新太郎、三田登喜子、美川純子、加茂良子、毛利郁子、穂高のり子ほか
継母の奸計で大奥へ奉公に入った娘・新珠三千代が頂点に登りつめるまでを描く元祖・大奥もの。権力をめぐり、女たちの謀略戦争が次々と巻き起こる──。男装で舞う新珠三千代の凛とした美しさもみもの。

9月23日(日)～29日(土)
『あした来る人』( 1955年【S30】／日活／白黒／115分 )
監督：川島雄三／出演：山村聰、三橋達也、月丘夢路、三國連太郎、小夜福子、小沢昭一、金子信雄ほか
登山にのめり込む夫に愛想をつかした妻と、その夫に魅かれる女。冷え切った夫婦を中心に、五人の男女関係を洒脱に描いた群像劇。新珠三千代は洋裁店のモダンな女主人を演じ、気品ある清楚な輝きを放つ。

9月30日(日)・10月2日(火)～10月6日(土)
『女殺し油地獄』( 1957年【S32】／東宝／カラー／99分 )
監督：堀川弘通／出演：中村扇雀、中村鴈治郎、香川京子、三好栄子、若宮忠三郎、山茶花究、池田栖子ほか
河内屋の一人息子は、遊女に入れあげ借金を重ねる放蕩者。金の工面に窮し、心やさしい豊島屋の女房を頼るが──。鴈治郎・扇雀父子の競演に負けない新珠三千代の圧倒的な存在感。油まみれの壮絶なラストに息をのむ。

10月7日(日)～13日(土)
『馬喰一代』( 1963年【S38】／東映東京／白黒／104分 )
監督：瀬川昌治／出演：三國連太郎、金子吉延、多々良純、三条美紀、西村晃、中村是好、岩崎加根子ほか
大正時代末期の北海道・北見。貧しいながらも馬喰を生業に息子を育てあげた男の物語。豪胆で気骨のある父親役の三國連太郎が名演をみせ、新珠三千代も三國を支える気丈な女を情感豊かに演じた感動作。

10月14日(日)～20日(土)
『大菩薩峠』( 1966年【S41】／宝塚映画／白黒／120分 )
監督：岡本喜八／出演：仲代達矢、内藤洋子、加山雄三、西村晃、三船敏郎、中谷一郎、藤原釜足ほか
無頼の浪人・机竜之助を主人公に幕末の動乱を描く時代劇巨篇。豪華な俳優陣が異彩を放つなか、新珠三千代は冷酷な竜之助に翻弄される女を悲哀をこめて力演。一人対七十五人、迫真の大殺陣は圧巻。

10月21日(日)～27日(土)
『惜春』( 1967年【S42】／松竹／カラー／97分 )
監督・脚本：中村登／出演：香山美子、加賀まりこ、森光子、早川保、平幹二朗、東野英治郎、柴田美保子ほか
八代続く老舗“糸屋新堂”で起こった相続問題。腹違いの三人姉妹のうち、誰が後継ぎとなるのか──。新珠三千代は唯一正妻の娘である長女を演じ、落ち着いた大人の女性の色香を漂わせる。麗しい着物姿の新珠は絶品！

10月28日(日)～11月3日(土)
『母三人』( 1958年【S33】／東京映画／白黒／103分 )
監督：久松静児／出演：山田五十鈴、木暮実千代、織田政雄、二木てるみ、二木まこと、フランキー堺ほか
育ての母を山田五十鈴、義理の母を木暮実千代、生みの母を新珠三千代が演じた久松静児監督の名篇。息子を捨てた暗い過去を抱え、住み込み女中としてひっそり暮らす女を新珠三千代が憂いある演技で好演。

11月4日(日)～10日(土)
『喜劇　陽気な未亡人』( 1964年【S39】／東京映画／カラー／98分 )
監督：豊田四郎／出演：フランキー堺、坂本九、淡島千景、中尾ミエ、池内淳子、岸田今日子、乙羽信子ほか
先立たれた夫に実は愛人がいたこと知り、ショックを受ける未亡人・新珠三千代。悩みながらも団地に住まう未亡人たちとともに、明るくたくましく生きてゆく──。一人六役で登場するフランキー堺も楽しい艶笑喜劇。

入場料金

一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円 ※水曜サービスデー…1,000円均一
●各回定員入れ替え制　●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。 ●定員48名になり次第、締め切り。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。
http://www.laputa-jp.com/laputa/program/aratamamichiyo2/

2012年9月16日（日）〜11月10日（土)までラピュタ阿佐ケ谷にて
連日10:30より1回のみ上映