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第五回 神宮前一丁目シネマ上映会
映画『百合祭』

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2016年12月17日(土)、原宿CAPSULEにて開催

神宮前一丁目シネマ上映会:『百合祭』(浜野佐知監督)

神宮前一丁目シネマでは、毎月テーマを決めて映画を上映し、作品に関わるゲストを招いてディスカッションを行っている。
第5回目となる今回は、老年者の性愛を赤裸々に描いた浜野佐知監督の『百合祭』(01)を上映する。浜野監督は、これまでに400本以上の作品を発表しているピンク映画の大ベテランであり、女性の視点から「性」を描くことをテーマにしていることでも知られる稀有な監督の一人。桃谷方子の同名小説を原作にした一般映画となる本作では、吉行和子やミッキーカーチスといった熟練の女優・俳優陣を起用し、老女ばかりが住むアパートに突然越してきたダンディーな老人を巡る恋の鞘当てを描き、トリノ国際女性映画祭・準グランプリ受賞、フィラデルフィア国際G&L映画祭・グランプリ受賞、ミックスブラジル2003・グランプリ受賞など、世界的にも高い評価を受けた。

今回の上映では、14:00と16:30の二回の上映を予定しており、各回ともに浜野監督自身によるトークショーをするほか、監督に直接質問ができるティーチインも行われる予定とのこと。ソフトが手に入りにくく上映機会も限られている貴重な作品なので、未だ鑑賞したことがないという人は是非この機会に会場まで足を運んでみて欲しい。

日時:12月17日(土)14:00/16:30
会場:原宿CAPSULE(東京都渋谷区神宮前2-27-3 ハウス神宮前1F)
料金:¥1500
監督本人による映画解説Q&A開催予定。参加ご希望の方は、nononokakuri@gmail.comに①氏名②職業③ 希望時間帯を記載の上、要予約。
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作品紹介

刻んだシワの一本にも、人生のプライド!
女性たちの性エネルギーが再起動する。

73歳の宮野理恵さん(吉行和子)をはじめ、老嬢ばかりが住むレトロな洋館の毬子(まりこ)アパートに、ダンディで陽気な75歳の三好さん(ミッキーカーチス)が引っ越してきた。世間からは「お婆さん」としてしか扱われない彼女たちを、立派なレディ扱いして、華やかなリップサービス、時には手を握るなどのソフトタッチも試みる。 これには、長い苦難の人生を歩んできた彼女たちも、大家の奥さん(正司歌江)を先頭に、すっかり魅惑され、甘い蜜に群がる蝶々の群れのよう。三好さんは、老嬢たちのサンクチュアリのプリンス、光源氏として、一時期君臨する。宮野さんもまた、すっかり忘れていた体の奥の甘美な感覚を取り戻し、三好さんとセクシュアルな接触を持った。若い頃のセックスとは様相が異なるが、体を重ねた時の柔らかな感触に陶然となる。
しかし、次第に三好さんの意外な過去と実像が明かになってくる。そして誰もが「自分とだけ」と思い込んでいたのに、彼はとんだプレイボーイだった。すべてが明白になった時、彼女たちは驚き、怒るが、いつまでも「騙された!」などと恨み言は言わない。三好さんに触発されるなかで、『百合祭』社会が押しつけ、自分たちも受け入れてきた「お婆さん」の役割やイメージを振り払い、自らの内の眠れる欲望に向かい合ったのだ。そして、いささかの躊躇もなく、果敢に<生き直し>を開始する。なかでも宮野さんと横田さん(白川和子)には、意外な展開が待っていた……。


浜野佐知監督作品
出演:吉行和子,ミッキーカーチス,正司歌江,白川和子,中原早苗,原知佐子,大方斐紗子,目黒幸子
原作:桃谷方子『百合祭』(北海道新聞文学賞受賞作 講談社刊)
製作:株式会社 旦々舎 企画:鈴木佐知子 脚本:山崎邦紀 撮影:小山田勝治
照明:上妻敏厚 美術:奥津徹夫 音楽:吉岡しげ美 編集:金子尚樹
後援:株式会社 北海道新聞社/財団法人北海道文学館
助成:日本芸術文化振興会芸術団体等活動基盤整備事業

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2016年12月17日(土)、原宿CAPSULEにて開催

百合祭 単行本 百合祭 単行本
2016/12/12/20:42 | トラックバック (0)
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