『七人の刑事 終着駅の女』©日活 劇場版として世に出てこそ人気・知名度を極めた証！今回ラピュタ阿佐ケ谷では「お茶の間からスクリーンへ！劇場版のおたのしみ」と題しまして、放送・放映当時に家族そろって楽しめるエンタテインメントとして圧倒的な支持を獲得し、劇場版が製作された作品36本を特集上映いたします。
子ども向け作品の決定版として、覆面ヒーローとして人気を博した月光仮面シリーズから『月光仮面 幽霊党の逆襲』、文部省お墨付きでベネチア映画祭サン・ジョルジュ賞を受賞した児童劇映画『海ッ子山ッ子』。娯楽冒険活劇として国民的人気を獲得した『新諸国物語』シリーズは東映時代劇ヒーローの系譜の始まりともいえ、歌舞伎主審の中村錦之助が映画界でブレイクするきっかけにもなりました。体を張った男たちの仕事ぶりを堪能したい方には、七人の刑事シリーズから、60年代“ほぼ上野駅”ロケーション撮影され地方でしか公開されなかった幻の『七人の刑事 終着駅の女』や宇津井健扮する敏腕隊長を筆頭とする男気溢れる警備会社が舞台『ザ・ガードマンシリーズ』、テレビ放映時に60分刑事ドラマとして最多放送回数を誇る『特別機動捜査隊』シリーズがお薦めです。また新年のおもてなしとしまして、当時19歳の主演吉永小百合さんの演技が初々しい『流転』の正統派ヒロインから、今回ニュープリント上映のキャリアと抜群の美貌で毒をふりまく『男嫌い』の小悪魔四姉妹まで、ふれ幅の広い女性像をお楽しみいただけます。
さらに、脚本家・倉本聰のオリジナル作品『現代っ子』は、父親を交通事故で失った母子家庭の3人の子どもたちが明るく逞しく生きていく異色のホームドラマです。青春群像劇としてお馴染み「若者たち」シリーズ3部作や、銀座の化粧品会社を舞台に繰り広げるミュージカル調『若い季節』シリーズ等、老若男女、全ての世代におたのしみいただける上映ラインナップです。

【上映作品】
• ラジオ放送劇『鐘の鳴る丘 第一篇 隆太の巻』(1948年／佐々木啓祐監督)
• テレビ劇場版『おトラさん大繁盛』(1958年／小田基義監督)
• ラジオ放送劇『森繁の僕は美容師』(1957年／瑞穂春海監督)
• ラジオ放送劇『花荻先生と三太』(1952年／鈴木英夫監督)
• テレビ劇場版『月光仮面 幽霊党の逆襲』(1959年／島津昇一監督)
• ラジオ放送劇『君の名は』 (1953年／大庭秀雄監督)
• ラジオ・テレビ『お笑い三人組』(1958年／吉村廉監督)
• ラジオ・テレビ『新諸国物語 オテナの塔 前編』(1955年／安田公義監督)
• ラジオ・テレビ『新諸国物語 オテナの塔 後編』(1956年／安田公義監督)
• ラジオ放送劇『君の名は 第二部』(1953年／大庭秀雄監督)
• テレビ劇場版『特別機動捜査隊』(1963年／太田浩児監督)
• ラジオ放送劇『花くれないに』(1957年／田畠恒男監督)
• テレビ劇場版『やりくりアパート』(1959年／竹前重吉監督)
• ラジオ放送劇『君の名は 第三部』(1954年／大庭秀雄監督)
• テレビ劇場版『特別機動捜査隊 東京駅に張り込め』(1963年／太田浩児監督)
• ラジオ放送劇『海ッ子山ッ子』 (1959年／木村荘十二監督)※16mm
• テレビ劇場版『若い季節』(1962年／古澤憲吾監督)
• テレビ劇場版『おはなはん』(1966年／野村芳太郎監督)
• ラジオ・テレビ『チャッカリ夫人とウッカリ夫人 夫婦御円満の巻』(1956年／青柳信雄監督)
• ラジオ・テレビ『新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻』(1956年／佐々木康監督)
• テレビ劇場版『続 若い季節』(1964年／古澤憲吾監督)
• テレビ劇場版『おはなはん 第二部』(1966年／野村芳太郎監督)
• テレビ劇場版『ザ・ガードマン 東京用心棒』(1965年／井上昭監督)※16mm
• ラジオ・テレビ『新諸国物語 七つの誓い 奴隷船の巻』(1957年／佐々木康監督)
• テレビ劇場版『七人の刑事 女を探せ』(1963年／高橋治監督)
• テレビ劇場版『うず潮』(1964年／斎藤武市監督)
• テレビ劇場版『若者たち』(1967年／森川時久監督)
• ラジオ・テレビ『新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻』(1957年／佐々木康監督)
• テレビ劇場版『ザ・ガードマン 東京忍者部隊』(1966年／弓削太郎監督)※16mm
• テレビ劇場版『流転』(1960年／福田晴一監督)
• テレビ劇場版『若者はゆくー続若者たち』(1969年／森川時久監督)
• テレビ劇場版『男嫌い』(1964年／木下亮監督)※ニュープリント
• テレビ劇場版『七人の刑事 終着駅の女』(1965年／若杉光夫監督)
• テレビ劇場版『スチャラカ社員』(1966年／前田陽一監督)
• テレビ劇場版『若者の旗』(1970年／森川時久監督)
• テレビ劇場版『現代っ子』(1963年／中平康監督)

料金
一般…1,200円　シニア～学生…1,000円　会員…800円　※水曜サービスデー…1,000円均一　3回券…2,700円
●各回定員入れ替え制　●上映開始後10分を過ぎての入場は不可。
●午前10時15分より当日の全回分の整理番号付き入場券を発売。 ●定員48名になり次第、締め切り。
●作品により画像、音声が必ずしも良好でない場合があります。