『The Interview』の日本版ソフトのリリースを求める会が署名活動を展開中!
エヴァン・ゴールドバーグ&セス・ローゲン コンビによる監督2作目にあたる映画『The Interview』(14)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩氏にインタビューを許されたゴシップ番組の司会者(ジェームズ・フランコ)とプロデューサー(セス・ローゲン)が、CIAの依頼の元で同氏の暗殺を試みる姿を描いた風刺色の強いスパイアクションコメディだ。しかし、あらすじに見られる【北朝鮮】【金正恩】【暗殺】というワードが先行した結果、アメリカ本国では実際に脅迫行為などの被害が発生、米ソニー・ピクチャーズはアメリカでの公開中止を発表する事態にいたるほどの問題作になってしまったという。
このままお蔵入りするかに思われた映画『The Interview』だが、米ソニー・ピクチャーズが様々な事情を勘案して劇場公開とネット配信に踏み切り、2014年12月24日から開始されたネット配信では2週間足らずで430万回以上のレンタルまたは購入を記録、2015年1月6日時点のトータルで3,100万ドルを売上げるなど、当時の米ソニー・ピクチャーズ社の映画ネット配信収入における最高記録を更新するほどの人気を博した。
その後、映画『The Interview』は、全米での人気を受けて最終的には19ヵ国ほどで上映され1,130万ドルの興行収入を収めるなど、名実ともに話題作と呼ぶに相応しい作品となったが、日本では現在も劇場公開だけでなく、ソフトリリースやVOD(ビデオオンデマンド)での配信すらされない状況が続いている。
映画『The Interview』の日本版ソフトのリリースを求める会の代表者である「barttro」氏が、日本のソニー・ピクチャーズ社に問い合わせたところ「“The Interview”につきましては、日本での発売および配信の予定はございません。」という正式な回答を得ており、日本での映画『The Interview』に関する公開状況は依然として厳しいままである。
それでも諦めきれない「barttro」氏は、現在、映画『The Interview』の日本語版ソフトのリリース及びVOD化を実現を目指して署名活動を行い、全国の同好の士からの支援を募っている。「barttro」氏の本作への思いは、上記署名サイトに詳しく綴られているので、その思いに共感を覚えた方や、「日本だけ、日本語だけ、この作品は鑑賞できない」という日本の洋画公開状況に問題意識を持っている方は、ぜひこのキャンペーンの賛同者になっていただきたい。
「『ザ・インタビュー(仮題)』(原題:The Interview)の日本版DVD・Blu-rayソフトのリリースを求めます。」署名ページ(Change.org)