それは、悲しみを乗り越えるための優しい嘘。
ユーモアたっぷりに家族の再生を描く感動作

本作は、『滝を見にいく』（沖田修一監督）、『恋人たち』（橋口亮輔監督）、『ピンカートンに会いにいく』（坂下雄一郎監督）などを生み出してきた、松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクトの第6弾。橋口亮輔監督（『恋人たち』）、石井裕也監督（『舟を編む』）、大森立嗣監督（『セトウツミ』）など、数多くの作品で助監督を務めてきた、野尻克己の劇場映画初監督デビュー作となる。
鈴木家の家長である父・幸男役に岸部一徳、母・悠子役に原日出子、ひきこもりの長男・浩一役に加瀬亮、鈴木家の長女・富美役に、ワークショップを経て400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督作『菊とギロチン』でもヒロインを務めた注目の新星・木竜麻生。そのほか、岸本加世子や大森南朋ら演技派が個性的なキャラクターの親族を魅力的に演じている。
主題歌は、『ぐるりのこと。』『恋人たち』など橋口亮輔監督作品の主題歌を手がけたことでも知られ、本作で映画音楽も担当した明星/Akeboshiによる書き下ろしの新曲「点と線」。家族それぞれの胸に秘めていた想いを代弁するような、独特の優しい歌声が物語を盛り上げている。