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映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』公開記念イベントレポート
トークゲスト:三浦瑠麗さん(国際政治学者)
ヴィヴィアン佐藤さん(ドラァグクイーン/美術家)

『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』公開記念イベントレポート@7.7渋谷シアター・イメージフォーラム

公式サイト 公式twitter 公式Facebook 仮設の映画館

渋谷シアター・イメージフォーラム、大阪シネ・ヌーヴォ、
アップリンク京都、大分シネマ 5 にて公開中。他全国順次公開

7 月 4 日(土)より公開されている映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』の公開記念トークイベントがシアター・イメージフォーラムにて開催され、三浦瑠麗さん(国際政治学者)、ヴィヴィアン佐藤さん(ドラァグクイーン/美術家)が登壇した。

三浦瑠麗さん三浦瑠麗さん
ヴィヴィアン佐藤さんヴィヴィアン佐藤さん
三浦さんは本作について、「引きずり込まれて、自分自身がカウンセリングを受けている様な感覚になる映画。人間と人間がぶつかり合う距離感というのを、最近は政治的に正しいことを言わなくてはいけなくなり、余計に距離を取ってしまっている感じがする。こういう風潮を監督が批評している映画ではないか」と感想を述べた。また「この映画は、マイノリティを対等に描いている作品。性の問題のタブーを打ち破る作品は侵襲的な作品が多く、監督が俳優や観客に対しても打ち破って入ってくるのが、私はそれを不快に感じることがあった。実際は女優が意に沿わない描写や現場があったりすると、それは搾取だと思っていた。搾取にならない親密さを示して、自分自身も映画の中に出てくるくらい、対等なスタイルがこの監督の特徴だと思います。」
と初長編作品ながらベルリン国際映画祭で金熊賞(最高賞)を受賞したアディナ監督の演出について語った。

ヴィヴィアンさんは本作について、「マイノリティや障害のある人に関しての映画ではなく、人との接し方や他人との関係の構築を描いている。すべての人に当てはまるテーマの映画だと思う」
また、美術家でドラァグクイーンであるヴィヴィアンさんは、自身の職域に絡めて
「私は“ドラァグクイーン”をやってるんですが。定義できない、分類できない存在が“ドラァグクイーン”と認識していて。昔の画家ベラスケスの絵には、小人や体の不自由な人や、占い師が描かれていて、そういった社会や階級に当てはまらないグレーゾーンな人種は必ずいて、そういう人が王様や権力者にアドバイスできたり、対等に話ができたりもして。そういったグレーな存在がいないと社会がすごく不健康な感じがしますよね」と語った。

新型コロナウィルスの話題になると三浦さんは、
「コロナは人間性がうき出してしまう、これだけ科学が発展している世界で私たちは、また同じ過ち、同じ差別を繰り返してしまうんだと分かった。政治家が感覚的・肉体的な判断を下しているので、その国が長く持っている風土が出てしまう」と語った。
また「コロナによる人間の反応は特に“恐れ”や“差別”が出てきている。それはこの映画で示そうとした、強制性がない支配・被支配はゲームに過ぎないような形として人間性を楽しむという試みと相反することをしてしまっている」と続けて語った。

トークイベントは、新型コロナウィルス感染予防対策として来場者はマスクの着用、座席数を制限し、最前列を空けて対策を徹底して開催された。
映画『タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~』はシアター・イメージフォーラム(渋谷)、シネ・ヌーヴォ(大阪)、アップリンク京都、大分シネマ5 にて公開中。他全国順次公開。

教えて。あなたが、どう人に愛されてきたのかを。

ローラは、寝たきりの父親の介護で通院する日々を送っているが、彼女自身も人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。ある日、ローラは病院で患者同士がカウンセリングする不思議な療養を目撃する。病により全身の毛がないトーマス、自由に四肢を動かせない車椅子のクリスチャンなど様々な症状を抱える人たちが、互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく。ローラは彼らを興味深く観察する中で、自分と同じような孤独感を持つトーマスに惹かれる。街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった。


タッチ・ミー・ノット~ローラと秘密のカウンセリング~ (原題:TOUCH ME NOT) R-18 作品
2018 年/125 分/英語/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/ルーマニア、ドイツ、チェコ、ブルガリア、フランス /R18
監督・脚本・編集:アディナ・ピンティリエ
出演: ローラ・ベンソン、トーマス・レマルキス、クリスチャン・バイエルライン、グリット・ウーレマン、
ハンナ・ホフマン、シーニー・ラブ、イルメナ・チチコワ 、 アディナ・ピンティリエ
配給:ニコニコフィルム 後援:在日ルーマニア大使館 ©Touch Me Not - Adina Pintilie
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アップリンク京都、大分シネマ 5 にて公開中。他全国順次公開

2020/07/09/17:03 | トラックバック (0)
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