槙原 啓二/PROFILE
1973年、島根県生まれ。フリーライター/編集者
専修学校日本映画学校監督コース中退(第七期)
専修学校舞台芸術学院演技コース中退
日本大学芸術学部文芸学科卒業(99年春)
映画以外の得意分野は、自転車・バイク・メジャーリーグ・スキー・風俗・グラビア・政治・歴史など
現在はおもにKKベストセラーズのグラビア誌や、社会風刺劇団ザ・ニュースペーパーでライターをやっている。
好きな映画: | 『ニッポン無責任時代』『ニッポン無責任野郎』『社長シリーズ』『駅前シリーズ』『集金旅行』『土砂降り』『自由学校』『明日晴れるか』『Wの悲劇』『スウィング・ガールズ』ほか |
好きな監督: | 中村登、古沢健吾、笠原良三、杉江敏男ほか |
好きな脚本家: | 田波靖男ほか |
好きな俳優: | 高峰秀子、芦川いづみ、上野樹里、佐田啓二、笠智衆ほか |
南 風
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第六回 (南風 1951年・松竹)女々しい姿三四郎。そんな形容詞がピッタリの映画。一人の美女を巡って二人の愚か者が柔道で果たし合いをするというB級メロドラマの域に収まっている。若原雅夫には珍しい 続きを読む
2005/10/05/11:08 | トラックバック (0)
自由学校
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第五回 (自由学校1951年/松竹) 「自由がほしい…」佐分利信のつぶやきで始まる本作。この一言の台詞はなるほど象徴的だ。封切りは1951年。対日講和条約の調印が同年9月だから、戦後の 続きを読む
2005/09/28/07:53 | トラックバック (0)
想い出のボレロ
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第四回 (想い出のボレロ 1950年/松竹大船) 小さな見所がいろいろ。一番気になるのは、なぜか高峰三枝子が美しくない。ブチャムクレの輪郭で二重顎が目立つ。いったいどうしたことか? 続きを読む
2005/09/21/13:15 | トラックバック (0)
按摩と女
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第三回 (按摩と女 1938/松竹) 「近頃の眼明きはボケッとしてるヤツが多くていけないや」「その点、眼暗はボケッとするこたぁないからな」「日が暮れるまでには宿に着きたいな」「日が暮れようが暮れまいが、眼暗には関係ないじゃないか」按摩二人のブラックユーモアに富む会話で始まる。 続きを読む
2005/09/14/09:54 | トラックバック (0)
荒城の月
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第二回 (荒城の月 1937年/松竹大船) ケチのつけようがない伝記的青春映画。夭折の作曲家滝廉太郎の短い青春を描く。後の日活ダイヤモンドラインに匹敵する「松竹三羽烏(佐分利信・佐野周二・上原謙+佐田啓二)」の二人が灰汁のない芝居を見せる松竹映画の王道。 続きを読む
2005/09/08/12:12 | トラックバック (0)
「通夜の客」より わが愛
グッドモーニング!ラピュタ阿佐ヶ谷/第一回 (「通夜の客」より わが愛 1960年/松竹京都) 原作のタイトルは『通夜の客』。当時の松竹は、それでは客が入らないと思ったようで、『わが愛』となった。戦争に協力したことを後悔し、山にこもって中国塩業史を書いた実在の 続きを読む
2005/08/31/15:24 | トラックバック (0)