『かもめ食堂』初日舞台挨拶

映画『かもめ食堂』
シネスイッチ銀座の初日動員記録更新！！
（『ライフ・イズ・ビューティフル』の1,611人を塗り替える1,706人！！）

左より、もたいまさこ、片桐はいり、小林聡美、群ようこ（原作）、荻上直子監督

公開初日となった3月11日、シネスイッチ銀座で出演者と監督、原作者による舞台挨拶が行われた。「かもめ食堂」初日舞台挨拶2 劇場前には早朝から長蛇の列ができ、上映開始1時間以上前に開場されるほどの盛況ぶり。1回目の上映後と2回目の上映前に出演の小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、原作者群ようこ、荻上直子監督が登壇した。出演の三女優は劇中の衣裳で登場し、ポスターから抜け出てきたかのような三人のいでたちに、立ち見を含む満席の会場から歓声と大きな拍手が起こっていた。

＜2回目の舞台挨拶時のコメント＞

小林聡美：
「こんなに大勢の方に来ていただいて、うれしいです！今日の私たちの格好を手抜きだと思わないでくださいね、映画の衣装ですからね（笑）。この映画は、おなかがすいている人にはしんどい内容だと思います（笑）。がんばってご覧になって下さい」

片桐はいり：
「私、実は20年ほど前に、このシネスイッチ銀座でもぎり嬢（笑）のバイトをしていたんです。でも、こんなたくさんのお客さんを見るのは『寅さん』以来かもしれない！それに当時、小林聡美さんの出演作も上映していたんです。すごい偶然の連続！思わず鳥肌が立っちゃいました」

もたいまさこ：
「本当に今日は皆さまありがとうございます。たる～い映画です（笑）。でも、今（上映前）はヒミツですけどね、小林さんのサービスショットもあるんですよ（笑）。お楽しみにしていて下さい！」

群ようこさん：
「原作よりも、映画のほうが優しい感じになっていると思います。たぶん、3人の女優さんたちの優しさが画面に表れているんでしょうね。そうそう、私も小林さんのサービスショットがイチオシです！（笑）」

荻上直子監督：
「朝の4時から並んでくださった方がいらっしゃると聞いて、びっくりしました。寒かったでしょうし、お疲れになったのではないでしょうか？風邪ひかないようにして下さい。最後まで楽しんでください。ありがとうございます！」

「かもめ食堂」初日舞台挨拶3 なお、この日は舞台挨拶後の回も立ち見となり、シネスイッチ銀座の初日動員記録（『ライフ・イズ・ビューティフル』の1,611人）を塗り替える1,706人が来場したとのこと。また、前売券販売数も3,271枚とこちらもシネスイッチ銀座の歴代記録を更新するなど、大反響を呼んでいるという。この人気は当分続きそうだ。

かもめ食堂1
かもめ食堂
http://www.kamome-movie.com

2006年3/11（土）より
シネスイッチ銀座、109シネマズMM横浜ほか全国順次ロードショー

ハラゴシラエして歩くのだ。

かもめ食堂2 北欧の国フィンランド、高い高い青い空の下、ある夏の日、ヘルシンキの街角に小さいけれど健気に「かもめ食堂」は開店しました。その小さな食堂に現われるちょっと訳ありげな、でも何だか懐かしい、そんな人々。何かが起きそうな、何にも起きないような、不思議な物語ができました。原作は、群ようこ。初めて映画のために書き下ろした小説を『バーバー吉野』で2003年、ベルリン国際映画祭児童映画部門賞を受賞した、荻上直子が瑞々しい感覚で脚本化し演出しました。