映画祭情報&レポート

ちば映画祭VOL.4

http://chibaeigasai.zouri.jp/

2012年1月28日(土)・29日(日)、千葉市民会館小ホールにて開催!

最新作『NiNiFUNi』が2月より全国順次公開される真利子哲也監督の特集上映、自主制作映画の枠を越えた傑作の呼び声の高い『へんげ』(カナザワ映画祭に次ぐ2度目の国内上映)、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』『おばけのマリコローズ』『犀の角』などの秀作のほか、日本初上映となる『THE GODFATHER OF GORE/ゴッドファーザー・オブ・ゴア』『BELLFLOWER/ベルフラワー』など上映機会の少ないインディーズ映画や自主制作映画を中心に、今話題の監督の作品や今最も面白い映画を、ちば映画祭が自信を持ってお送りする充実のラインナップ。
この機会を逃すと二度と見られないかも!?あるいはここから始まるか!?
当日は監督もゲストで来場され、上映後にお話を伺います。是非この機会をお見逃しなく!!
またロビーにおいて千葉市でロケを行った映画のパネル展も行います。

主催:I FEEL ALRIGHT 共催:(財)千葉市文化振興財団(アートプレックスちば事業体)
後援:千葉市 お問い合わせ:千葉市民会館 043-224-2431
会場:千葉市民会館 小ホール (千葉市中央区要町1-1 / JR千葉駅より徒歩7分)
前売 1,000円 当日1,200円 28日通し前売2,000円 29日通し前売 2,800円
全席自由・各部入替制・前売券発売中

※28日は12時より、29日は10時より当日上映の全作品の整理券を配布します。(チケットをご提示ください)
※ご入場は開場時間より整理券の番号順です。開場時にいらっしゃらない場合、整理番号は無効となりますので、ご注意ください。
※ゲストは都合により変更・中止がございます。
※就学前児の入場はできません。上映中の入場はお断りする場合がございます。
上映タイトル一覧

2012年1月28日(土)

ハロルドとモード 少年は虹を渡る真利子哲也セレクション for ちば映画祭
開場13:20 開演13:30 監督来場予定

最新作『NiNiFUNi』(2月より全国順次劇場公開)がロカルノ国際映画祭で招待上映された真利子哲也監督の短篇作品を特集上映。上映される作品はすべて千葉初上映、さらに千葉市を拠点に活動するプロレス団体KAiENTAi DOJOの協力で撮影した『エルサント(仮)』パイロット版も特別上映。

『極東のマンション』( 2003年/日本/32分 ) 千葉県初上映

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ受賞
8mmカメラを片手に映像制作を始めた男。家賃一万円のアパートに住んでいる。目の前には家族が住む、新築のマンション。面白いものを作りたいがうまくいかない。単身カンボジアに行って撮影を試みるも家族から手厳しい批判を受け、自我をぶち壊すべく、より過激な映像制作に挑んでいく。

マリコ三十騎『マリコ三十騎』( 2004年/日本/24分 )
千葉県初上映

オーバーハウゼン国際短篇映画祭オーバーハウゼン映画祭賞
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ受賞

大学構内に学生会館があり、向かいには新築の校舎が建っている。学館で過ごしている男にとって新築の校舎は馴染めない。ある日、自分の先祖が海賊であると思い込んだ男は先祖に思いを馳せて、新築の校舎に果敢に飛び込んでいく。廃れゆく学生会館と8mmフィルムへのオマージュである。

『車のない生活』( 2004年/日本/10分 ) 千葉県初上映

Under 10 minutesDigital CinemaFestival入選
祖父を亡くした家族が残された物の後始末に追われている。孫息子は家族のために何かできないかと考えあぐねていた。その時に見つけたある映画祭の賞金は「新車購入資金として100万円」であった。
男は足の悪い祖母のため、映画祭への映像作品応募に動き出す。

『アブコヤワ』( 2006年/日本/26分 ) 千葉県初上映

制作費100万円で映像作品を作ることになった男は、全額宝くじにつぎ込むことに決めた。様々な手段で購入しようと試みるも予想以上のプレッシャーに苛まれる男。果たしてどんな結末を捉えることができるのか?

『エルサント(仮)』パイロット版 ( 2011年/日本/22分 ) 日本初上映

出演:玉井英棋、松浦祐也、礒部泰宏、木庭博光、(以下KAiENTAi DOJOより)滝澤大志、関根龍一、KAZMA、ヒロ・トウナイ、TAKAみちのく(特別出演)
エルサント(仮)プロレスジムの練習生の吾郎には、リングに立つことなどまだ先の話であった。しかし、伝説の覆面レスラーだった父が世間を騒がす張本人となり、息子の吾郎が注目を浴びてしまう。過酷な練習に体を痛める吾郎だが、仲間の期待を受け、何も言わずリングに立つ。
初長編『イエローキッド』の公開直後に構想した企画『エルサント(仮)』 のパイロット版(試験的な映像)。KAIENTAI DOJOの協力の下、役者の玉井英棋がプロレスの稽古に挑むが、諸事情で現在企画は中断されている。本邦初上映!

『へんげ』( 2011年/日本/54分 )
開場16:30 開演16:40 監督来場予定 千葉県初上映

監督/脚本:大畑創 特技監督:田口清隆 出演:森田亜紀、相澤一成、信國輝彦
へんげ意識が虫のようなものに乗っ取られ、発作が起こる奇病に冒された門田吉明。そんな彼を妻の恵子は献身的に介護する。しかし吉明の病状は悪化し、“へんげ”の症状が現れる。そんななか周辺で頻発する通り魔殺人。加速する“へんげ”と夫婦の愛の行き着く先は?
『大拳銃』の大畑創監督が、夫婦の物語を軸に、ホラーもSFもアクションも特撮も丸ごと飲み込み、自主映画にあるまじきスケールで送る超巨大映画!! これは日本映画界への挑戦状!!

『THE GODFATHER OF GORE/ゴッドファーザー・オブ・ゴア』
( 2010年/アメリカ(字幕)/106分 ) 開場18:50 開演19:00 日本初上映

THE GODFATHER OF GORE/ゴッドファーザー・オブ・ゴア監督:フランク・へネンロッター&JimmyMaslon
愛すべき救いどころのないサイテー映画を作り続けてきたハーシェル・ゴードン・ルイスのドキュメンタリー。貴重な資料と関係者・本人のコメンタリーによって、ついにその姿が浮き彫りにされる……のか?
シアトルの超低予算ムービー発掘・救済レーベル、サムシング・ウィアード・ビデオの協力の下、日本初公開にして恐らく1回こっきりの国内最終上映となるであろう本作。
~ハーシェル・ゴードン・ルイスの作品は不条理さに溢れている。だけどもどうだろうか、僕らの生きている現実ってやつは常に不条理なことばかりである。きっと、彼の作品は、まるでこのクソ現実そのまんまを映し出す鏡の様なものなのであろう。~彼を知り尽くすマニアの方は勿論、彼を知らない人には先ずは入門編としても最適な本作を体感して、是非とも“Yee-Haw”と人生共々笑い飛ばしていただきたい。
※一部過激な描写シーンが含まれております。ご了承の上、流血描写などに嫌悪感を感じる方はご遠慮ください。

2012年1月29日(日)

『ロストパラダイス・イン・トーキョー』( 2009年/日本/115分 )
開場10:20 開演10:30 監督来場予定 千葉県初上映

監督:白石和彌 脚本:高橋泉、白石和彌 出演:小林且弥、内田慈、ウダタカキ、奥田瑛二
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009“SKIPシティ・アワード”受賞
ロッテルダム国際映画祭、釜山国際映画祭、ドバイ国際映画祭正式出品作品

ロストパラダイス・イン・トーキョー知的障害者である兄・実生と二人で暮らす幹生は、性欲処理ができない兄のために、デリヘル嬢のマリンを招き入れる。地下アイドルとして活動しながら風俗で働くマリンには、いつか自分だけの島「ファラ・アイランド」を購入したいという夢があった。奇妙で穏やかな共同生活を始めた3人だったが……
誰もがひとりでしか生きられない。でも誰もひとりでは生きていけない。そんな普遍的なテーマを題材に、現代の社会が抱える問題を浮き彫りにしつつ、“今”を必死に生き抜く3人の姿を、厳しさと優しさの交差した独自の世界観で包み描いた、狂おしいまでに愛おしい作品。

『おばけのマリコローズ』( 2009年/日本/66分 )
開場13:40 開演13:50 監督来場予定 千葉県初上映

監督/脚本/音楽:小林でび 出演:小木曽睦美、村永奈緒、小林でび
おばけのマリコローズゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010ファンタランド大賞
カナダ・トロント第3回新世代映画祭上映 ひろしま映像展2010グランプリ

片思いのエイちゃんに彼氏の存在を感じとったネギ子は自殺を試みるが、その瞬間おばけのマリコローズが現れる。リストカットしようとするたびに現れるマリコローズは、明治時代、美少年バー「高嶺の花」を経営し、陸軍将校と無理心中した、日本最古のゲイボーイだった。
明治生まれのゲイの幽霊「マリコ☆ローズ」がやって来て、歌う!おどる!そして私の恋を焚きつける~!!!恋をするあなたに、また恋をしてないあなたにも贈る、愉快痛快ホラー活劇!!カミングス~ン☆

『BELLFLOWER/ベルフラワー』( 2011年/アメリカ【字幕】/106分 )
BELLFLOWER/ベルフラワー1BELLFLOWER/ベルフラワー2開場15:50 開演16:00 日本初上映

監督/脚本/主演/メデューサと火炎放射器と特殊カメラ制作:イヴァン・グローデル
毎日を火炎放射器などの武器の制作に費やす二人の男たち。彼らの目的は来るべき世界の終末によって生み出される、彼ら自身の空想上のギャング団「マザー・メデューサ」から生き延びることだった。
終わりのはじまりを心待ちにしながらも、彼らのうちの一人が激しい恋に落ちたとき、その情熱は予想外の方向へと向かい始める。
新たな友人たちとの出会いは、男たちの終末幻想をはるかに超える、裏切り、憎しみ、愛とそして憎しみと過剰なまでの暴力に彩られた旅へと2人を連れ出した! 「映画秘宝」の“町山智浩のUSAレポート”で紹介された注目作品を日本初上映!!

『犀の角』( 2009年/日本/53分 )
開場18:40 開演18:50 監督来場予定 千葉県初上映

監督:井土紀州 脚本:川﨑龍太 出演:櫻井拓也、富岡英里子、吉岡睦雄、長宗我部陽子
犀の角うだつの上がらない日々を過ごしていた高校生・鈴江崇が住む町に、「カフ・サマージ」と称する宗教団体が移住してきた。崇の同級生らは、住民の青柳に命じられ、報酬と引き換えに教団へ嫌がらせを繰り返す。仲間からの孤立を怖れる崇も心ならずも嫌がらせに加担していた。そんななか、ひょんなことから崇は信者である少女と交流を重ね、その心の闇に触れ、次第に惹かれていく。
男子高校生と宗教団体で修行する少女が出会い惹かれ合う“ボーイミーツガール”の切なく苦しく美しい青春の一時の物語を基調に、現代社会を交え描いた傑作。インディペンデント映画の製作と上映に強くこだわり、実践を続けてきた『ラザロ』『行旅死亡人』の井土紀州監督作品。 日本映画学校俳優科(撮影当時)の若い俳優たちの瑞々しい演技も見所。

2012年1月28日(土)・29日(日)、千葉市民会館小ホールにて開催!

2011/12/30/00:15 | トラックバック (0)
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