「奇跡のひと マリーとマルグリット』主演女優アリアーナ・リヴォアール

アリアーナ・リヴォアール 公式インタビュー
映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』について

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2015年6月6日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー


アリアーナ・リヴォアール2――この映画の撮影を通して感じたことはどのようなことでしたか?

アリアーナ 人間は誰でも、困難の前では平等というか、困難は誰にでもありますよね。仕事がうまくいかない、コミュニケーションがうまくいかない、勉強ができないなど。マリー・ウルタンの場合は目が見えず、耳が聞こえないということでコミュニケーションがとれないという困難で、彼女をその悩みから救い出してくれる人を待つしかなかったのです。彼女には幸いマルグリットというシスターが現れて、救ってくれました。マリーの役は、実生活で私自身がコミュニケーションの困難を経験していたからできたと思います、美容院やパン屋さんに行くにしても日常生活の中で、なかなか私の要求していることが分かってもらえないことがあります。私たちろう者にとっては、皆さんが理解してくれないことがさらなる困難になってしまうのです。そんなことをこの映画を理解していただけたらと思います。お互いがお互いの違いを理解して寛容な心をもてたら争うこともなくなるのに、と感じています。

――この映画で伝えたいことはありますか?

アリアーナ この映画は私のようにろうであるとか、バリア(障がい)をもった人たちにも観てほしいということです。フランスでは、本作をフランス語の字幕付きで観ていただくことができたんです。そのために監督が、様々なところに掛け合って、大変な努力をしました。皆さんに、そんな風にバリアフリーで観ていただく、違いをもっている人も含めて皆さんに楽しんでもらうのが映画という娯楽だと、私は思います。人間はそれぞれ困難をもっている、違いももっている。でも映画というものの前では、皆が平等に楽しめることが大切だと思います。たくさんの人たちが均等に機会をもらえるという、今回、監督の尽力のもとにそのようにアクセスできたことは素晴らしいことです。この方法が、フランスのパイロットモデルとして世界中に広がっていくことを私は祈っています。

――アリア―ナさん自身が好きな映画はありますか?

アリアーナ ダイバージェント』とか大好きです。私が観るのはアメリカ映画が多いですね。実はフランス映画は実はあまり観ないんです。演技がわざとらしいしフランス映画のユーモアも重く感じてしまいます(笑)。

――映画のイメージと実際のアリア―ナさんは、イメージが違いますね。今後演じてみたい役などありますか?

アリアーナ 私は体を動かすのが大好きで、とても活発な性格です。エネルギッシュだし、走るのも早いんですよ。だからアクション映画などにも出てみたいです。

――初来日の日本についてどう思いましたか?

アリアーナ 人々が礼儀正しくて優しくてびっくりしました。フランスでも日本食を食べたことがありますが、やはり本場のお寿司はおいしかったです。

『奇跡のひと マリーとマルグリット』場面1 『奇跡のひと マリーとマルグリット』場面2

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奇跡のひと マリーとマルグリット 2014年/フランス/カラー/94分/ビスタ
監督:ジャン=ピエール・アメリス 脚本:ジャン=ピエール・アメリス、フィリップ・ブラスバン
出演:イザベル・カレ(『きつねと私の12か月』『クリクリのいた夏』)、アリアーナ・リヴォアール(奇跡の新人女優)
推薦:カトリック中央協議会広報 年少者映画審議会 協力:ライフ・クリエイション(いのちのことば社)
提供:ドマ、スターサンズ、ハピネット 配給:スターサンズ、ドマ
©2014 - Escazal Films / France 3 Cinema - Rhone-Alpes Cinema
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2015年6月6日(土)、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

2015/06/03/18:57 | トラックバック (0)
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