第七回 下北沢映画祭
2015年10月10日(土)~12日(月・祝)まで、
成徳ミモザホール、下北沢トリウッドにて開催
下北沢という街全体を巻き込んで展開される地域密着型の映画祭『下北沢映画祭』が、今年も10月10日(土)から3日間に渡って開催される。7回目となる今年は「ボーダレスな映画体験のススメ。」をテーマに、バラエティに富んだ5つのプログラムが用意されている。
また、10月11日(日)、12日(月・祝)の両日には、成徳ミモザホールのロビーに無料で楽しめるスポットがたくさん用意される。“遊べる本屋”をコンセプトにした下北沢の聖地『ヴィレッジヴァンガード』を筆頭に、下北沢の人気ベーカリー&カフェ『mixture』と『BOOKENDS COFFEE SERVICE』が出店するのに加え、去年に引き続き 同時期開催の「下北沢カレーフェスティバル」のブースも参戦する。ほかにも、11日にはCyberLinkの最新ソフトを使った動画編集ワークショップも無料開催されるなど、映画以外にも楽しい一時を過ごせる企画が予定されている。この機会に是非、下北沢に足を運んでみて欲しい。
A プログラム:されど、映画を語る。
映画がなくても人は生きていける。それでもなお、愛され、求められ、時に誰かの人生を変えることすらある。活動写真から芸術へと昇華した映画の可能性。普段意識することなく感じていたそんな映画の魅力について、今一度語り合うトークライブを開催します。
ゲストお一人目に、映画好きな芸人として知られ、「WOWOW×TSUTAYA発掘良品」のコラボ企画にて斎藤工さんと映画対談も行うお笑いコンビ、飛石連休の藤井ペイジさんが決定! そして会場は下北沢文化を象徴するライブハウス。アートの境界線を払拭し多様性を受け入れてきたこの街で、映画の可能性の再発見を目指します。
たかが映画、されど映画。
日時:10月10日(土)13:00開演(12:30開場) 会場:下北沢ろくでもない夜
チケット代:1,600円+1 drink ゲスト:藤井ペイジ(飛石連休)and more!
B プログラム:不気味でシュール、でも観たい!
~シュヴァンクマイエルとチェコ映画の世界~
実写とアニメーションを織り交ぜるなどボーダレスな作風で世界を魅了し続ける、チェコが生んだ奇才ヤン・シュヴァンクマイエル。
実は、他の監督の映画に美術協力をしているのです!そのひとつ、チェコ映画界の巨匠オルドジヒ・リプスキーの『アデラ/ニック・カーター、プラハの対決』を上映。現在、DVDも入手困難な今作品をスクリーンで観られる貴重な機会!上映後にはチェコ映画に造詣が深いペトル・ホリーさんのトークを行います。シュヴァンクマイエルファンも初心者も、新たな世界に出会えるはず!
●日程:10月10日(土)19:30 開演(19:20 開場) ●会場:下北沢トリウッド
●チケット代:2,000 円 ●ゲスト:ペトル・ホリー(チェコ蔵主宰)and more!
『アデラ/ニック・カーター、プラハの対決』(1977年/106分)
監督:オルドジヒ・リプスキー © Barrandov film studios
C プログラム:時代をかき回す!
SPOTTED PRODUCTINS スペシャルセレクション』
上映作品&登壇ゲスト決定!!
女子高で観る!デジタル世代の青春ガールズムービー『私たちのハァハァ』
© 『私たちのハァハァ』製作委員会『百円の恋』や『おんなのこきらい』など、話題の作品を世に送り出し、映画×音楽の祭典MOOSIC LAB にて新しい才能を発掘しつつ、ジャンルの横断を図り続ける、企画・配給宣伝会社SPOTTED PRODUCTIONS!そんなSPOTTED 作品からスペシャルセレクションとして作品上映を行います。上映作品は会場である成徳ミモザホールが女子高に併設されたホールであることにちなみ、女子高生4人組の青春ガールズムービー『私たちのハァハァ』を上映致します。
上映後にはゲストをお招きして、『私たちのハァハァ』はもちろん、若者たちを惹きつけて止まないSPOTTED 作品の魅力に迫るトークイベントを実施致します。ゲストには『自分の事ばかりで情けなくなるよ』『ワンダフルワールドエンド』、そして『私たちのハァハァ』と3度もSPOTTED PRODUCTIONSと超強力タッグを組んでいる松居大悟監督。さらにかねてよりMOOSIC LAB の審査員を務め、SPOTTED を知り尽くす映画評論家・森直人さんをお招きし、SPOTTED 映画の真髄に迫ります。
映画好き必見のスペシャルトークイベント。是非ご注目ください!
●日時:10月11日(日)15:00 開演(14:45 開場) ●会場:成徳ミモザホール
●チケット代:一般1,500 円 大学生以下1,300 円
●ゲスト:松居大悟(映画監督)、森直人(映画評論家)、直井卓俊(企画・配給プロデューサー)
D プログラム:森岡龍×松本花奈のサイコロトーク
「下北沢からごきげんYO!」
俳優でありながら監督業にも挑戦するなど“ボーダレス”な活動で知られるゲストを招く上映&トークイベント。『ニュータウンの青春』が劇場公開されたりと映画監督としても活躍する俳優、森岡龍さんと、役者として森岡さんと共演経験もあり、現役女子高生監督として『真夏の夢』を手掛けた松本花奈さんを迎え、お2人の短編映画『フランソワな昼』『死んだ魚の目をしてみた』(森岡作品)と井上苑子MV『大切な君へ』(松本作品)を上映。さらに森岡さん発案で、映画にまつわるお話を“サイコロトーク”!
お2人には監督業についてのお話はもちろん、デビュー時の思い出やプライベートなトークまでたっぷりお話しいただきます。ここまで聞けるのは下北沢映画祭だけ!
●ゲスト:森岡龍(俳優・映画監督)、松本花奈(映画監督)
『フランソワな昼』(2011年/10分/監督:森岡龍)
自主映画『気付けば隣にヒットマン!?』の撮影クルーはボンクラばかりでサァ大変!!果たして撮影を無事に終える事が出来るか!?2011年の元旦にノリと勢いだけで撮られた正真正銘のお正月映画!! © MR FILM
『死んだ魚の目をしてみた』
(2006年/3分/監督・脚本・出演:森岡龍)
アパートの一室で自殺を図ろうとする男たち。遺書を書きあぐねた彼らのとった行動とは……。 © MR FILM
『大切な君へ』MV
(2015年/12分/監督:松本花奈/
出演・歌:井上苑子 他)
© 2015 UNIVERSAL MUSIC JAPAN
E プログラム:コンペティション部門
実写、アニメーション、ドキュメンタリー、PVなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。映画祭の最終日となる10月12日(祝・月)、応募総数213作品の中からスタッフによる選定を通過した10作品を上映します。当日は、ゲスト審査員として、犬童一心監督(『ジョゼと虎と魚たち』『のぼうの城』)にご登壇いただきます。
<ノミネート作品>※五十音順
『オリンピアの嘲笑』(監督:三原慧悟)、『きらわないでよ』(監督:加藤大志)、『ごめんねマリモ』(監督:鯨岡弘識)、『ズドラーストヴィチェ!』(監督:幸洋子)、『STRANGE』(監督:亀田貴也)、『SHOKUTAKU』(監督:菅原達郎)、『たちんぼ』(監督:横山翔一)、『バグバーグ』(監督:大寳ひとみ)、『始まりの鐘を鳴らせ』(監督:川島直人)、『みんな蒸してやる』(監督:大河原恵)
日時:10月12日(月・祝)12:45開演(12:30開場) 会場:成徳ミモザホール
チケット代:1,300円 審査員:犬童一心氏(映画監督)、直井卓俊氏(企画・配給プロデューサー)、大槻貴宏氏(トリウッド代表/ポレポレ東中野プロデューサー)、轟夕起夫氏(映画評論家)