アメリカの人気作家の同名小説を、『人間の値打ち』と『歓びのトスカーナ』でイタリアのアカデミー賞®にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞を総ナメにした名匠パオロ・ヴィルズィ監督が映画化した本作は、ヘレン・ミレンとドナルド・サザーランドが人生のゴールを見据えた70代の老夫婦に扮し、ずっと憧れていたヘミングウェイの家を目指してキャンピングカーで旅する姿を描いたハートフルなロードムービーだ。本作『ロング，ロングバケーション』の試写会に5組10名様をご招待します。

◆日時：1月16日(火) 18：00 開場
18：30 開映 (上映時間：112分)
◆会場：神楽座 ( 東京都東京都千代田区富士見 2-13-12KADOKAWA 富士見ビル1F )
◆『ロンロンバケーション試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り：1月8日(月)応募受付分 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト：http://gaga.ne.jp/longlongvacation
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後3ヶ月で破棄します。当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。

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アメリカを縦断するルート1号線で、目指すはヘミングウェイの家！
50年連れ添った夫と妻がたどる人生の軌跡――。

ある朝突然キャンピングカーで家を飛び出した、半世紀以上を共にしたエラとジョンの夫婦。スタート地点はボストンの自宅、目指すはアメリカ最南端、フロリダのキーウェスト。文学教師だったジョンの敬愛するヘミングウェイの家が目的地だ。ジャニス・ジョプリンにキャロル・キング――ご機嫌な音楽をBGMに、毎晩思い出の8ミリでこれまでの人生を追懐しながら、愛車のキャンピングカーに乗って透き通る海と空が輝くルート1号線を駆け抜け、東海岸をゆっくりと南下する二人。
実はエラは末期のガンで、ジョンはアルツハイマーが進行してきている。そのため、子供たちの計画では、エラが入院し、二人は離ればなれになるはずだった。そう、これは夫婦で過ごす最後のバケーションなのだ。
道中、ジョンの小さな記憶の混乱がきっかけで、今までごまかしてきたふたりの問題に向き合ってみたり、墓場までもっていくはずだったかつての隠し事がつまびらかになったり、どうしようもなく惹かれあったあの頃の衝動が蘇ったり…。二人で歩んできた道を、再び歩きなおす旅はやがて――。

そろそろ人生のゴールへのカウントダウンに入った70代の夫婦が、最後の瞬間から目を背けることなく、生きることを味わい尽くそうとする姿を、溢れるほどのユーモアと尽きることのない希望で描き、ヴェネチア国際映画祭に続き、トロント国際映画祭でも熱い称賛を浴びた話題作。「自由とは、失うものが何もないってこと――」そんなメッセージに溢れた、観る者の人生観をも覆す力強い一本が、いよいよ日本でも陽気なセンセーションを巻き起こす。

イタリア最高峰監督とアカデミー賞®俳優らによる幸福なタッグ

エラに扮するのは、アカデミー賞®に4度ノミネートされ、『クィーン』で主演女優賞を獲得したヘレン・ミレン。女王からヒッチコックの妻、元CIAのエージェントまで、演じられない役柄は存在しないミレンが、夫を愛し抜きながらも、最後まで人生の舵を自分で取ろうと勇敢に立ち向かうエラを演じた。ミレンが「全面的に共感する」と語るエラの選択は、日本でも大切な問いを投げかけるだろう。ジョンに扮するのは、近年では『鑑定士と顔のない依頼人』などで変わらない存在感を発揮し、本年度のアカデミー賞®名誉賞に輝いたドナルド・サザーランド。自分が誰かさえも覚束ない忘却の彼方に連れ去られた間も、チャーミングな発言で思わず妻を笑わせる、元文学教師のジョンを演じた。

監督は、『人間の値打ち』がイタリアのアカデミー賞®にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞を始めとする7部門を獲得し、続く『歓びのトスカーナ』でも作品賞と監督賞を含む5部門を受賞した、名匠パオロ・ヴィルズィ。喜劇と悲劇の間を絶妙なバランスで行き来し、最後にはオリジナリティ溢れる人間讃歌に着地する手腕が国際的にも評価され、アメリカでの英語による撮影をオファーされていた。

アメリカの人気作家マイケル・ザドゥリアンの小説を、『人間の値打ち』のステファン・アミドン、『歓びのトスカーナ』のフランチェスカ・アルキブージ、『ローマ法王の休日』で数々の賞を受賞したフランチェスコ・ピッコロの“イタリア脚本家ドリーム・チーム”が脚色。会話や記憶の混乱から、笑いと涙を誘う“夫婦の愛の一代記”が浮かび上がるストーリーを紡ぎあげた。ボストンからキーウェストまでの美しい自然に囲まれた雄大な道のりを捉えた撮影は、毎年のようにダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネートされ、7度の受賞を誇るイタリアNO.1の撮影監督、『グランドフィナーレ』のルカ・ビガッツィ。

いつかは訪れる人生の終わりを恐れる私たちに、華やかで楽しく自由気ままなフィナーレを、生きることを愛するためのお守りとして手渡してくれる、命輝く感動のロードムービー。