映画「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」第3弾
メンドウな人々
2023年9月2日(土)~8日(金)、新宿K’s cinemaにて公開
頑張りたいけど頑張れない
頑張ってるけどうまくいかない
遠山雄大(片岡千之助)は、地味で友達も少なく、学校生活もパッとしない高1男子。ある日、学校をサボっていたところ、酔っ払った洋食店の主人・桑原猛(的場浩司)にぶつかり、足を怪我させてしまう。雄大は買い出しなどを手伝うため洋食店に通いだし、隣人の千鶴(筒井真理子)は二人の様子に興味津々。やがて高校の「うどん部」が現れるが、彼らはやたらと一生懸命で……。ちょっぴりメンドウな人々が、うどんをこねたり、理屈をこねたり。荘厳な富士山の麓で繰り広げられる、アツくてメンドウな青春物語です。
歌舞伎界のプリンス片岡千之助、初の主演映画
的場浩司との友情コンビに注目!
主演の片岡千之助は、現代劇初挑戦ながら、ダメなオジサン役・的場浩司、クセのある隣人役・筒井真理子といった実力派に支えられて繊細な演技を披露。「うどん部」のくるみ役・藤嶋花音、亜美華役・柳明日菜、周太役・大迫一吹も、時にコミカルに、時にもどかしく、メンドウな青春模様をイキイキと演じています。監督・脚本は、映画「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」の第1弾「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」や「幸福(しあわせ)のスイッチ」「TUNAガール」「あした、授業参観いくから。」の安田真奈。うどんのように後味ホッコリ、心あたたまる映画です。
片岡千之助コメント
この度、遠山雄大役を勤めさせていただきました片岡千之助でございます。
今回、何もかもが初体験な私には身に余る大役をいただきまして、今でも僕でよかったのかなと少し不安を憶える程です。しかし、スタッフの皆様をはじめとするキャストの方々、また富士吉田現地の皆様にお支えいただきまして今の僕にしかできない遠山雄大という人物を演じさせていただけたかなと思います。
楽しくもハードな撮影期間でしたがその一瞬一瞬が僕にとっては宝物の様な思い出です。
少しでも多くの方に、富士吉田の魅力そして甘酸っぱくも吉田のうどんの様にどこかほっこりするこの作品を楽しんでいただけましたら幸いです。
片岡千之助 プロフィール 2000年、東京生まれ。現在20歳。祖父は人間国宝、片岡仁左衛門。2004年、歌舞伎座にて4歳で初舞台を踏む。幼稚園から大学まで青山学院に通い、学業と歌舞伎を両立しながら、数々の舞台に出演する。2011年には仁左衛門と戦後初の祖父、孫での「連獅子」を実現させ、2012年、12歳から勉強会として自主公演「千之会」を主催するなど芸事への研鑽を積んでいる。2017年にはペニンシュラ・パリにて歌舞伎舞踊を披露、また世界的写真家マリオテスティーノの被写体に抜擢されるなど、国内だけに留まらず、海外での活躍の場も広げようとしている。最近ではフランスの名門ブランド『カルティエ』腕時計パシャの国内アチーバーに選ばれる。歌舞伎役者としての主軸を大切にしながらも様々なことにチャレンジし表現者として邁進しようとしている。
的場浩司コメント
美しき富士山に見守られながら撮影した日々。タイトなスケジュールの中で監督と意見を交わし作品を熟成させる片岡千之助君。うどん部の若き役者達。彼等の真っ直ぐに芝居に取り組む姿勢はとても新鮮でした。若かりし頃の自分の姿と重なり目を細めた濃厚な時。成長を続ける彼等と再び共演する日を楽しみに待ってます。令和の作品ながら、どこか昭和の雰囲気漂う真っ直ぐでハートフルな作品。「メンドウな人々」是非、御覧下さい。
的場浩司 プロフィール 1969年3月28日生まれ。埼玉県出身。1988年映画『首都高速トライアル』でデビュー。その後『はいすくーる落書き』『ママハハ・ブギ』などのドラマで人気を博し、ドラマ・映画を中心に確かな存在感で幅広い層から支持されている。近年ではバラエティ番組への出演やスイーツ好きを生かした商品プロデュースも行っている。最新出演作は映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』舞台『罠』など。
安田真奈(監督・脚本)コメント
『メンドウな人々』は、モヤッとした男子高校生とお節介なオジサンの友情に、アツイ「うどん部」がからんでくる物語。ひばりが丘高校うどん部の真摯な活動をヒントに、甘くて辛い青春模様を描きました。頑張りたいけど頑張れない…頑張ってるけどうまくいかない……。
そんな青春ならではのもどかしさや純粋な恋心に、ホッコリすること間違いなし! メンドウだけど愛らしい人々に、是非、スクリーンで出会ってください。
安田真奈 プロフィール 映画監督・脚本家。メーカー勤務約10年の後、2006年、上野樹里×沢田研二の電器屋親子映画「幸福(しあわせ)のスイッチ」監督・脚本で劇場デビュー。同作品で第16回日本映画批評家大賞特別女性監督賞、第2回おおさかシネマフェスティバル脚本賞を受賞。同年末に出産後は脚本業中心となったが、2017年より監督業復帰。ぼくらのレシピ図鑑シリーズ第1弾・堀田真由主演映画「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」、小芝風花主演の近大マグロの青春映画「TUNAガール」、片岡礼子主演の実験的短編映画「あした、授業参観いくから。」の監督・脚本をつとめた。「あした、授業参観いくから。」は、Japan Film Festival Los Angeles 2022 にて最優秀脚本賞を受賞した。 公式サイト
坂本ちえ,西山宏幸,内山由香莉,上村健也 / 筒井真理子,的場浩司
プロデューサー:小林大悟 安井一貴 三谷一夫 企画:荻野弘樹 西村雄太
撮影:武村敏弘(J.S.C) 照明:古川昌輝 録音:吉方淳二 美術:古谷美樹 装飾:石渡由美 衣裳:江頭三絵
ヘアメイク:上田深里 猪久保友紀 ヘアメイクデザイン:宮本奈々 助監督:向田陽 制作担当:ばんばん
編集:藤沢和貴 音楽:西山宏幸 演奏協力:佐々木憲,おーたこーじ,木村広人,高橋三太
演出助手:板野侑衣子,久保朝香,佐々木日菜里 撮影助手:追出町未来,片山蓮,二ノ戸新太
照明助手:熊切皇覇,長澤宏至 録音助手:大浦真季 衣裳助手:二宮絵梨香 美術応援:濱田千裕
ロケサポート:小林純 アシスタントプロデューサー:曺 明実
制作進行:常本亜実,野津克哉,前田真宏,小林慶太,白倉浩司,早川真紀,丹澤奈緒,廣川勝彦,森耀平
商品開発デザイン:守屋若奈 写真提供:靏田圭吾 スチール:山中五月 宣伝美術:矢島拓巳,林啓太
番組販売:前芝洸輝 うどん指導:ひばりが丘高校うどん部,蔵ノ介
制作プロダクション・配給:映画24区 製作:山梨放送,映画24区
監督・脚本:安田真奈
2023 年/日本/カラー/71分