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SHIBAGUCHI FILM 2014-2022 追悼上映

柴口勲の”ウソトホント”
『映画』という嘘じゃ、世界は救えやしないけれど。

劇場サイト

2023年8月12日(土)~25日(金)、新宿K’s cinemaにて開催!

INTRODUCTION

孤高の天才自主映画作家・柴口勲監督が描き続けた”ウソトホント”の世界。

『ウソトホント』画像「ウソトホント」 2022年、最新作『ウソトホント』の上映前に急逝してしまった柴口監督。「映画制作は池に石を投げ続けるような物」と子供のように無邪気な笑顔(ただし目は笑っていない)で語るその眼差しは世界を射抜くかのように鋭かった。ままならない世界の片隅で、アイとユウ=あなた(I)と私(YOU)の美しい言葉と音楽とダンスがスクリーンの中で躍動する最新作『ウソトホント』を筆頭に、柴口監督が生み出した作品たちが、2023年の夏、再び光を放つ。その光は映画という嘘じゃ世界を救えやしないとしても、未来永劫ずっと映画館の暗闇でこそ強く美しく在るだろう。今夏、そんな祈りを込めて柴口勲監督の特集上映が開催となる。

  • 初期衝動100%――『ウソトホント』はなんでこんなに純度が高いんだろう。
    市井の現場で躍動するミュージカル映画の中に、コロナ禍、DV、ジェンダー問題、原発、ウクライナ侵攻……現代を見据える問題意識のかたまりがぶっこまれている。
    手作り感満載のインディーズ。だけど気持ちは「世界一の映画」だ。素晴らしいことではないか!――森直人(映画評論家)
  • 「“誰かを救いたい”。映画を撮る理由を問われて咄嗟にそう言ったけれど、その言葉は嘘じゃないと思う。」
    10年以上も前に柴口監督が話してくれたことが時折胸を駆け巡ります。「ウソトホント」の制作中もまたそれを幾度も反芻していました。
    この映画は社会に対するアンチテーゼであると同時に希望であると、そう信じます。劇場に灯される光が、またきっと誰かの足元を照らしますように。
    ――田端悠(ミュージシャン)
上映作品

[A program]

『ウソトホント』 MOOSIC LAB 2023 ベストアクトレス賞(行天優華・塚本莉央)

出演:行天優華、塚本莉央、小川善太郎、野津憂香、青木恭子、林美琴、中野征剛、垣田ちゆき、松本和幸、速水恵里、田畑義弘
2022|監督・脚本・撮影・編集:柴口勲|音楽:田端悠|撮影:高松博由樹・杉本新一郎|録音:植木大二郎・植木晋太朗|振付:福田えい子・福田麗|メイク:平本小百合・松本和幸

『ウソトホント』場面画像14才のアイは両親の支配下で出口のない毎日の中にいた。同級生のユウの住むファミリーホーム”らくちん堂”にはパパとママと妹とオニィとバーバがいて、そこにいるとアイの心は和らいだ。やがて、秘密が明かされる。街に計画停電の夜が近づいて来る――。ままならない時代のままならない青春と社会への怒りと警鐘…様々な要素を大胆なミュージカル仕立てで作り上げた集大成を感じさせる柴口監督の遺作にして傑作。ウソとホントは相反する世界なのか?否、我々は灯が消えた世界と映画館の暗闇が溶け合うのを体験する事になる。(82min)

[B program]

『隣人のゆくえ―あの夏の歌声』
TAMA NEW WAVE 2017コンペティション部門入選/MOOSIC LAB 2017 正式招待作品

出演:正司怜美、福田麗、岡本ゆうか、江藤心愛、吉田玲、平島咲良、貞金あすか、岩本光里、植田朱音、大下華香、足立菜々恵、土井くるみ、久保結凪、貞金さくら、竹内彩夏、國本夏花 、末廣優季、西桃子、末吉那都、吉永沙也香、小野田歩菜、瀧川桜子
2017|監督・脚本・撮影・編集:柴口勲|音楽:正司怜美、岡村菜々子、竹内義晶、山下智史|振付:福田麗、江藤心愛、岩本光里、植田朱音|助監督:竹内義晶、古田栞歩、貞金あすか|撮影:上垣内愛佳、小川奈緒子、高松博由樹|録音・ポスター:辻佑佳子|録音:鳥羽莉鶴、山本星菜|照明:末廣春香、西尾彩優里|メイク:平井真理子、柿本愛美、中川萌々|美術:玉野綾太、堀田航平|デスク:林久代

『隣人のゆくえ―あの夏の歌声』画像ある日、忘れ物を取りに学校へ戻ったカンナは、校内に響く歌声に誘われてミュージカル部が練習している部屋にたどり着く。夏休みの間、観客としてミュージカル部に来てほしいと頼まれたカンナは、迷いながらもその部屋へ通うことになるのだが…。空襲で焼け落ち、再生した山口県の梅光学院を舞台に、出演・撮影・録音・照明・作曲・演奏・振付・歌唱・他を中高生40名が手掛けて創作した衝撃のミュージカル映画。(77min)

[C program]

『ひこうき雲』 PFFアワード2015 福岡グランプリ作品

出演:前田紘輝、川添瑞貴、渡邉 凌、吉村颯真、宮野志都、川本美樹
2014|監督・脚本・撮影・編集:柴口勲|助監督:安達真実子、植木晋太朗|音楽:岡村奈央子|撮影:小畑来夢、坂倉梓

『ひこうき雲』画像夏休みの前日。とある中学校の教室で、「修学旅行の予定表」が破き捨てられるという小さな事件が起こる。一体誰が…?なぜそれは破かれたのか?これをきっかけにクラスメイトの心が繋がり、大きな輪となる。生徒を生徒が演じ、先生を先生が演じるリアルを根幹に置くフィクション。監督の母校で27名の中学生をキャスト・スタッフにして制作した夏の日の記録。(25min)
『夏を撮る』
第3回池袋みらい国際映画祭・みらい賞/MOOSIC LAB 2018 特別招待作品

出演:蔵田廉、内田渓太郎、杉本優希、枳本剛志、落合未結、八色一郎
2015|監督・脚本・撮影・編集:柴口勲|監督補・撮影:植木晋太朗(14)|照明:中島光陽(15)|録音:河村友真(15)|音楽:田端悠・田名網奈央子

『夏を撮る』画像今日も部活に来ない黒岩、今日も部活に居残る白波。明日はバスケ部3年生の引退試合。一方で写真部の光石は文化祭に出す作品を制作中。先生からの課題と同級生の願いを胸に秘めシャッターを切っていた。各学年1クラス編制となり部活も廃部の危機となった柴口監督の母校の実話に着想を得て、当時の実際のバスケ部と教員たちが演じた中学最後の夏の青春群像フェイク・ドキュメンタリー。(47min)
CREDIT
企画・配給:灯台守・柴口組|配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
宣伝協力:細谷隆広|宣伝美術:東かほり|予告編:谷口恒平|特別協力:K’s cinema

劇場サイト

2023年8月12日(土)~25日(金)、新宿K’s cinemaにて開催!

2023/08/07/18:54 | トラックバック (0)
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