思いを寄せる相手の心が可視化されて目の前に現れたとして、それは本当の相手の心なのか?それとも相手に焦がれる自分の願望なのか?それとも全く別の思いもしない、誰かの心なのか――?「もしも心を可視化できたら?」という着想から始まり、SF 的要素と恋愛感情を掛け合わせ、観客の認識を静かに揺らす、不思議な「心」の恋愛映画『メカニカル・テレパシー』の試写会に10組20名様をご招待します。
※メールでの当選通知になります。
※新型コロナウイルス感染予防対策を行った上で、定員を通常の半分に制限しての開催となります。
※マスクの着用、飲食禁止など感染防止にご協力ください。
◆日時:9月2日(水) 12:30 開場 13:00 開演 14:18 頃終演予定
◆会場:映画美学校試写室 ( 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 地下1階 )
◆『メカニカル・テレパシー 試写』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り:8月25日(火)応募受付分 ※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト:https://mechatelemovie.wixsite.com/mechatele/
註)ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後3ヶ月で破棄します。当選者の発表は招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。
メカニカル・テレパシー
2020年10月9日(金)よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開
「心を可視化する機械」を巡る3人の男女の物語。
ある大学の研究室で、「心を可視化する機械」の開発が行われていたが、実験中に事故が起こり、開発者の三島草一(申芳夫)が意識不明のまま目覚めなくなる。共同研究者で草一の妻の碧(みどり、白河奈々未)は開発を続け、草一の心の可視化を試みていた。成果を出さない開発を疎ましく思う大学側は、機械の調査という名目で、真崎トオル (吉田龍一)を研究室に送り込む。
可視化された草一を目の当たりにする真崎。果たして、真崎が目にした人物は、可視化された草一の心なのか、碧の願望が可視化されたのか?徐々に碧に惹かれていく真崎は、本当に重要なことは何なのかということに気づいていく。
眠ってしまって目覚めない夫・草一。
草一の心を見ようとする研究者・三島碧。
碧に惹かれる真崎トオル。
真崎は、碧を手にしたいという欲望を持ちながらも、相手にとって何が一番幸せかを考えている。碧は、自分が見ているのが本当の草一の心なのか確信が持てないながらも、草一の心を見ることに執着している。心として姿を表す草一は、目覚めることのない自分を思い続ける碧への別れの言葉を見つけられずにいる……報われない、手に入らない思いを抱えた3人たちが迎える決着は……?
本作は、大阪を拠点に、 2004 年より映像制作者の人材発掘を行っているシネアスト・オーガニゼーション大阪( CO2)の第 13 回助成作品で、第 12 回大阪アジアン映画祭 インディ・フォーラム部門及びアメリカの The Philip K Dick Science Fiction Film Festival に 正式上映され、日本芸術センター第 10 回映像グランプリでは優秀映画賞を受賞した。
主人公・真崎には、繊細且つ静かな強さを持つ演技で揺れ動く心を表現した吉田龍一、信念を持ち続けながらも、時折見せる弱さが魅力的な研究者・碧役に白河奈々未、本人の心の可視化なのか、碧の願望の可視化なのか、微妙な演技で観客をも惑わす夫・草一役に『ハッピーアワー』の申芳夫、真崎に思いを寄せ、真崎に重要なことは何かを訴えるアスミ役に伊吹葵、理事長役に 宝塚歌劇団の 元星組娘役スター の 青山雪菜。その他、同僚・水沢役に、俳優業の傍ら、監督として も活躍する 石田清志郎など、CO2 俳優特待生に選ばれた関西出身の注目の才能が顔を揃えた。
青山雪菜,石田清志郎,時光陸,松井綾香,長尾理世,竹中博文,古内啓子(声の出演)
監督・脚本:五十嵐皓子 配給・宣伝 アルミード
2018 / 日本 / カラー / 2.4:1 / ステレオ / 78 分 ©Akiko Igarashi