『JOINT』小島央大監督画像

小島 央大 (監督) 映画『JOINT』について【4/4】

2021年11月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

公式サイト 公式twitter (取材:深谷直子)

『JOINT』場面画像7 『JOINT』場面画像8
――新しい感覚の作品になったと思います。キャストも本当に素晴らしいですが、一緒に作り上げたスタッフはどんな方々なんですか?

小島 みんな同じくらいの年代で、若かったです。音楽の映像の現場で出会った人たちだったり、俳優から「こういうカメラマンがいるよ」と紹介してもらったりしながら、近しい仲間たちで作りました。「映画撮ろうぜ!」という感じで。

――楽しそう。撮影はいつごろしていたんですか?

小島 撮り始めは2019年の2月14日、バレンタインデーです。そこから本撮影が4ヶ月で、仮編集をしたあと追撮をしていて。主に終盤ですが、物語をまとめるのに必要なシーンがいくつか足りていなくて。撮影期間全体では8ヶ月ぐらいになりました。

――じゃあコロナの影響は受けていない?

小島 撮影中はないですけど、編集が終わったころに流行が始まり、「これは公開できないな」となって。でも無事に11月に公開が決まって。

――コロナも落ち着いてきて、いいタイミングですね。

小島 はい、いろんな人に観てもらいたいです。

――映画は昔からお好きだったんですか?

小島 小さいころから結構観ていた方かなと。ネットフリックスがまだDVDを配送していたときから。

――へえ~。それはアメリカで?

小島 はい、アメリカで。週に3本ぐらい郵便でポストに届けてくれるシステムで、それを毎日家族と観ていました。あと、映画館も日本より身近で、気軽に週1ぐらいで映画館に行っていました。日本だと映画館に行く人が全然少ない。中2のときに日本に帰ってきて、静岡にいましたが、映画館は2館ぐらいしかなくて。

――なるほど。DVD配送と映画館と半々で映画を体験してきて、映画作品というものにこだわりはありますか? それとも配信などにも抵抗はないですか?

小島 メディアとしてのこだわりはそこまではないです。もちろん映画館で上映することの意味合いはすごく大きいと思います。ネットフリックスのシリーズものも映画館でやったほうがいいんじゃないか?とか。映画館で観ることの圧倒的な体験の質の違いは否めないし、環境としてそれがいちばんいいと思うんですけど、テレビシリーズを作りたいという想いがありますね。2時間の映画よりも、場合によって1話30分で10話のシリーズものを作るほうが語れるストーリーとか世界観とか、キャラクターの扱いとかを充実させられるので、そういうものを探求していくことにとても興味があります。

――次回作の構想は?

小島 いくつかあります。長編だったり、シリーズものだったり。『JOINT』 を撮って、映画づくりは生きがいとして最高だなと思いました。とても大変で、簡単にはできないですけど。今いろいろなことが落ち着いてきたので、次のビジョンを固めていきたいなと思っています。

( 2021年10月26日 渋谷・ユーロライブで 取材:深谷直子 )

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JOINT (2020年/日本/118分/シネスコ/5.1ch/カラー/デジタル)
出演:山本一賢,キム・ジンチョル,キム・チャンバ,三井啓資,樋口想現,伊藤祐樹,櫻木綾,鐘ヶ江佳太,林田隆志,
宇田川かをり,平山久能,二神光,伊藤慶徳,片岸佑太,南部映次,尚玄,渡辺万美
監督:小島央大
エグゼクティブプロデューサー:キム・チャンバ 脚本:HVMR 撮影監督:寺本慎太朗 照明:渡邊大和
録音・整音:五十嵐猛吏 衣装:YK.jr ヘアメイク:安藤メイ 助監督:長橋隆一郎
ラインプロデューサー:翁長穂花 キャスティング:山本一賢,櫻木綾 録音助手:伊藤ゆきの
オンライン編集:橋本悠平 配給:イーチタイム ©小島央大/映画JOINT製作委員会
公式サイト 公式twitter

2021年11月20日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開

2021/11/17/20:44 | トラックバック (0)
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