新作情報
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http://companymen-movie.com/

2011年9月23日(祝・金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

INTRODUCTION

4人のアカデミー賞スターが集結。豪華キャストが奏でる人生再起の物語

『カンパニー・メン』1近年は監督としてもめざましい活躍を見せているベン・アフレックを筆頭に、4人のアカデミー賞スターが集結。このうえなく豪華なアンサンブルを奏でるヒューマンドラマの傑作が登場した。

アフレックが演じる主人公のボビーは、ボストンに本社を構える総合企業の販売部長。年収は12万ドル、愛車はポルシェ、趣味はゴルフ。そんな勝者のライフスタイルを手に入れるため必死で働いてきた彼に、ある日突然リストラが宣告される。異議を唱える暇もなく、再就職に向かってスタートを切らざるをえないボビー。しかし現実は想像以上に厳しく、仕事が決まらないまま時間ばかりが過ぎてい行く。解雇手当は底をつき、車も家も手放す時が来た。その苦境のどん底でボビーが向かったのは、救いの手を差し伸べてくれる義兄のもとだった。翌日から義兄の下で大工として働き始めたボビーは、建築現場で汗水たらす日々を通じて自分自身の生き方をみつめなおすことになる。
やがて、豪邸よりも高級車よりも大切なものを、自分が失っていなかったことに気づくボビー。仕事とは何か、家族とは何か、そして自分の人生にとっていちばん大切なものは何なのか? リストラをきっかけに立ち止まって考える機会を得たボビーは、人と人との絆の大切さを学び、より人間らしく生きるための新たな価値観にめざめていく。その再生の過程を、この映画はきめこまかく描写。賢明な妻と親に負担をかけまいとする健気な子供たちに支えられたボビーが、人間的に大きく成長していく姿を等身大で描き、熱い共感と深い感動をかきたてる。

そんなドラマのクオリティを確かなものにしているのが、これ以上の贅沢は望めないと断言できるゴージャスな俳優陣だ。ボビーを演じるのは、アカデミー賞を受賞した『グッドウィル・ハンティング/旅立ち』でブレイクして以来、ハリウッドの第一線で活躍を続けるベン・アフレック。ボビーの上司で、人材よりも株価を重視する会社の方針に苦々しい思いを抱く重役のジーンには、『ハリソン・フォード 逃亡者』のアカデミー賞スター、トミー・リー・ジョーンズ。また、ジーンと共にリストラの憂き目にあう重役のフィルには、『アダプテーション』でアカデミー賞を受賞したクリス・クーパーが扮し、リストラの悲惨さを体現する印象的な名演を見せる。さらに、ボビーを建築現場に雇いいれる義兄のジャックを『ダンス・ウィズ・ウルブス』で二冠のオスカーに輝いたケヴィン・コスナーが好演、ブルーカラーの気概がにじむ男気たっぷりの役作りで魅了する。
『カンパニー・メン』2彼ら4人のアカデミー賞スターを取り巻く女優陣も魅力的だ。ボビーの最大の理解者で、的確なアドバイスで彼を支え続ける妻のマギーには、『レイチェルの結婚』のローズマリー・デウィット。ジーンの愛人で、人事部門のトップとしてリストラに容赦ない腕をふるうサリーには、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で数々の賞を受賞したマリア・ベロが扮している。
製作・監督・脚本は、『ER 緊急救命室』や『ザ・ホワイトハウス』などのヒットTVシリーズのクリエイターとして無数の賞を受賞しているジョン・ウェルズ。17年前に書きかけたストーリーを下敷きに今回の脚本を執筆した彼は、人間の内面の変化に焦点を当てつつ、不況下の会社経営の実情も活写。株価をつりあげるために大規模なリストラを行う経営者のあさましさを赤裸々に描くことで大企業の虚業化を批判し、もっと実業に力を注ぐべきだと訴える。その社会性のあるメッセージは、かつて物作り大国と呼ばれた我々日本人の心にも強く響きわたるだろう。
その他のスタッフにも一流の顔ぶれが揃った。ウェルズと共に製作を手がけたのは、『ブラッド・ダイヤモンド』のポーラ・ワインスタインと『I am Sam アイ・アム・サム』のクレア・ラドニック・ポルスタイン。濃厚な人間ドラマをボストンの四季の中に映しだした撮影監督は、『トゥルー・グリット』など9作でアカデミー賞にノミネートされているロジャー・ディーキンス。編集は、『脳内ニューヨーク』のロバート・フレイゼン。プロダクション・デザインは、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のデヴィッド・J・ボンバ。心にしみる音楽は、『きみに読む物語』のアーロン・ジグマンが手がけている。

2011年9月23日(祝・金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

Production Note

原点に回帰する男たちの物語

『カンパニー・メン』3リーマン・ショックを引き金とする不況によって、今もアメリカの労働人口の10%にあたる人々が失業状態にある。彼らは、苛立ちと恥ずかしさを覚えながら生活再建のために必死で戦っている。この映画の主人公ボビー・ウォーカーは、そんな人々の代表だ。
しかし、この映画は不況をテーマにしているわけではない。また、克服困難な状況から大逆転劇を演じて成功をつかむ男の夢物語でもない。これは、失業をきっかけに人生をみつめなおすことで、家族、愛、そして物作りの喜びといった原点に回帰していく男たちの、心の旅路をたどる物語なのだ。
脚本、監督、製作をつとめたジョン・ウェルズは言う。「失業のパニック状態が一段落したあとでわかることがある。それは、どんな車を持っているかではなく、家族や苦境を支えてくれた人々とどれだけ多くの時間を過ごせるかのほうを、自分が気にかけているということだ」
17年前、ウェルズは、1990年代初期の不況を下敷きにしたストーリーの執筆に着手。その中に、友人や家族、社会的にも経済的にも様々なバックグラウンドを持った知人たちの体験を取り入れた。それをいったん棚上げにしてTV界で仕事を始めたウェルズは、『ER 緊急救命室』や『ザ・ホワイトハウス』の脚本家兼プロデューサーとして輝かしい成功をおさめたのち、満を持して本作で長編監督デビューを飾ることになった。あらためて執筆された脚本には、ウェルズ自身の若かりしころの経験も盛り込まれている。
「少年時代に大工のアルバイトをしたんだ」と、ウェルズは振り返る。「車に乗って資材の調達に行ったとき、年上の大工さんたちが、自分がどの家を建てたかを教えてくれたものだ。彼らは、長年の仕事によって培われた強い肉体と誇れるものを持っていた。“俺がこれを作った”と言えるパワーを持っていた。それこそが、ニュー・エコノミーの時代に生きる我々が忘れてしまったものなんだ」
不況と物作り。2つの要素が組み合わさったこの映画のテーマを、ウェルズは、「我々の人生を価値あるものにしているものと、いかに再びつながりを持つか」だと説明する。それを端的に物語る名場面がある。ボビーが妻のマギーに「失望させてすまない」と謝る場面だ。マギーは、こう応える。「あなたの心は、これまで家族と共になかった。でもいまはある」と。

アカデミー賞スターのアンサンブル

『カンパニー・メン』4ジョン・ウェルズの脚本に魅了されて集まったのは、ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、クリス・クーパー、ケヴィン・コスナーという4人のアカデミー賞スターたち。しかもクーパーをのぞく3人は、脚本や監督の分野で高い評価を得ている映画作家でもある。彼らは作品のテーマに感銘を受け、それぞれの役柄を深く掘り下げた。
主人公のボビーについて、ベン・アフレックは次のように語る。「ボビーは仕事以上のものを失う。ステータスを失い、アッパーミドルクラスの中での居場所を失う。さらに、自分が重要人物であるという感覚も失う。重役室の中で行われた数字合わせの決定にもとづき、彼は消費社会のはしごを降りて行かざるをえなくなる。彼にとって、それは適応するのがとても難しい状況だ。そして彼は、自分のプライオリティを定め直す必要に迫られるんだ」
いっぽう、GTX社のナンバー2でありながらリストラのターゲットにされるジーンを演じたトミー・リー・ジョーンズは、ビジネスの重要なポイントがジーンの視点から描かれていると指摘する。「ジーンの世界観には重要なキーワードが含まれている。人間関係、忠誠心、経験、共同作業、物を作ること、成長すること。それらは、人を生き延びさせるものだ。ジーンにとっては、“ビジネスの共同体”と呼ばれるものがとても大切なものなんだ」
ケヴィン・コスナーが演じるジャック・ドーランは、リストラされる男たちのストーリーにより深みを与える役目を果たす。義弟であるボビーの失業を知った彼は、ボビーを雇うためにほとんど利益の出ない建築の仕事を請け負い、助けてやろうとする。そんな役柄について、コスナーはこう語る。「ボビーとジャックは、あまり折り合いがよくない。出世の階段をかけあがったボビーが高額のボーナスを稼いでいるのに対し、ジャックは汗水たらして働き、やっとこせっとこの生活をしているからだ。しかし、ボビーが苦境に陥ったとき、あることが明白になる。家族が家族を助けなければならない時が来たのだとね」

C R E D I T

出演:ベン・アフレック,トミー・リー・ジョーンズ,クリス・クーパー,ケヴィン・コスナー,ローズマリー・デウィット,マリア・ベロ
監督・脚本:ジョン・ウェルズ
エグゼクティブプロデューサー:バーバラ・A・ホール アソシエイトプロデューサー:ジニー・ジョング
プロデューサー:クレア・ラドニック・ポルスタイン、ポーラ・ワインスタイン、ジョン・ウェルズ
音楽:アーロン・ジグマン 撮影監督:ロジャー・ディーキンス 編集:ロバート・フレイゼン
2010/アメリカ/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル/英語/104分
字幕翻訳:杉田朋子 配給:日活 宣伝協力:スキップ
©2010-JOHN WELLS PRODUCTIONS
http://companymen-movie.com/

2011年9月23日(祝・金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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  • 監督:ベン・アフレック
  • 出演:ベン・アフレック, ジョン・ハム, レベッカ・ホール, ブレイク・ライヴリー, ジェレミー・レナー
  • 発売日:2011-07-20
  • おすすめ度:おすすめ度4.0
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  • 監督:ベルトラン・タヴェルニエ
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2011/09/04/12:49 | トラックバック (0)
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