第68回ベルリン国際映画祭金熊賞〈最高賞〉&最優秀新人作品賞 W受賞
タッチ・ミー・ノット
~ローラと秘密のカウンセリング~
- 忘れられない衝撃!身体は未知の世界であることを教えてくれる。
――ニューヨーク・タイムズ紙 - 親密性を魅力的に映し出す、これまでにない映画!
――ロサンゼルス・タイムズ紙 - 容赦なく人を引き込む傑作!知性と独創性に溢れる映画だ。
――ハリウッド・リポーター(海外映画雑誌) - まるでセラピーを受けているような、最高の唯一性をもつ映画。圧巻だ!
――Les Inrockuptibles(フランス文化雑誌) - これは単なる映画ではない。体験だ。とても親密で深遠な、自分を見つける旅。
――キノ・ツァイト(ドイツ映画雑誌) - 偽りを脱ぎ捨てて自分を解き放とう。これは紛れもなく、愛を描いた映画だ。
――チューダー・チリラ(俳優/音楽家)
公式サイト 公式twitter 公式Facebook 仮設の映画館
2020年6月6日7月4日(土)よりシアターイメージフォーラムにて公開!
6月6日(土)より“仮設の映画館”にて先行オンライン公開!
ベルリン金熊賞史上、最も議論を呼んだ問題作が、
ついに日本初公開!
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭2018で無名の女性監督が脚光を浴びた。ルーマニア出身のアディナ・ピンティリエの初長編映画が、金熊賞(最高賞)と最優秀新人作品賞を W 受賞したのである。ウェス・アンダーソンの『犬ヶ島』、ガス・ヴァン・サントの『ドント・ウォーリー』など、話題作がひしめくコンペティション部門での名もなき新人監督の快挙は、世界で賛否を巻き起こす事件となった。その後、150 以上の映画祭に出品、40 ヶ国で公開された問題作が、満を持しての日本初公開となる。
教えて。あなたが、どう人に愛されてきたのかを。
ローラは、寝たきりの父親の介護で通院する日々を送っているが、彼女自身も人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。ある日、ローラは病院で患者同士がカウンセリングする不思議な療養を目撃する。病により全身の毛がないトーマス、自由に四肢を動かせない車椅子のクリスチャンなど様々な症状を抱える人たちが、互いの身体に触れ合うことで自分を見つめていく。ローラは彼らを興味深く観察する中で、自分と同じような孤独感を持つトーマスに惹かれる。街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった。
“マイノリティ”と呼ばれる彼らが教えてくれた、ありのままの自分。
心と体を解放する、新体験の“カウンセリング・ムービー”
本作は、欧州で実在する障がい者やトランスジェンダーなど、“マイノリティ”と呼ばれる人たちの“性”にもカメラを向けた衝撃作だ。強迫性障害をもつ孤独な主人公・ローラに、フランスの女優ローラ・ベンソンを迎え、ローラが好意をよせる無毛症のトーマスには、「ブレードランナー2049」などハリウッド超大作にも出演するアイスランドのトーマス・レマルキスが選ばれた。そのトーマスとカウンセリングで交流をする車椅子の身体障がい者には、脊髄性筋萎縮症(SMA)を抱えるクリスチャン・バイエルラインがドイツから参加し、赤裸々なセックスシーンにも挑戦している。また、ローラがインターネット上で発見するセックスワーカーのハンナ・ホフマンも、50 代で性転換をした実在のトランスジェンダーだ。そんな〈現実〉と〈虚構〉が入り交じりながら描かれる、彼らの自由な生き方は、見る者の倫理観を揺さぶり続けるだろう。ローラの心と体が解放されるとき、あなた自身もカウンセリングを体験したかのように、世界との見えない壁が取り除かれていく。
2018 年/125 分/英語/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/ルーマニア、ドイツ、チェコ、ブルガリア、フランス /R18
監督・脚本・編集:アディナ・ピンティリエ
出演: ローラ・ベンソン、トーマス・レマルキス、クリスチャン・バイエルライン、グリット・ウーレマン、
ハンナ・ホフマン、シーニー・ラブ、イルメナ・チチコワ 、 アディナ・ピンティリエ
配給:ニコニコフィルム 後援:在日ルーマニア大使館 ©Touch Me Not - Adina Pintilie
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