311 仙台短篇映画祭制作プロジェクト
明日
2012年3月31日(土)~4月6日(金)ポレポレ東中野にて夜9時からレイトショー
3月31日(土)~終了未定 下北沢トリウッドにてロングラン決定!
昼12:30からロードショー(火曜休映)
上映料:1500円均一/リピーター割引あり(2回目以降500円) ※劇場トークも開催予定
入江悠監督『Never Give Up by MC TOM( SR サイタマノラッパー) 』
真利子哲也監督『スポーツマン』今年で12回目を迎える「ショートピース!仙台短篇映画祭」が本年も9月15日~17日の開催が決定した。昨年は3月11日の東日本大震災の影響を受け、それまでの開催場所でもあった仙台メディアテークが被災し、開催が危ぶまれた頃、これまで参加した監督たちから「仙台のために何かできないか」という声が上がった。その声を受けて映画祭側から各監督たちに「映画祭がやりたい、映画を作ってほしい」と連絡をしたところ、41人が作品制作の形でそれに応えてくれた。
3分11秒という制約の中で、それぞれが3月11日以降の自身と対峙し、葛藤を経て作られたオムニバス作品。監督たちは、あの日から何を思い、映画というフィルターを通してどんな「明日」を見せてくれたのか。昨年の9月17日の映画祭でお披露目され、各映画祭に招待されてきたこの作品がいよいよ劇場にてロードショー。3月10日からキネカ大森、ブリリアショートショートシアターにて期間限定で公開後、ポレポレ東中野とトリウッドで3月31日より同時スタート、トリウッドでは既に2ヶ月以上のロングランが決定している。
◆ショートピース仙台短篇映画祭
2012年9月15日(土)~17(月・祝)
せんだいメディアテーク7階スタジオシアター
▶公式サイト▶公式twitter
2012年3月31日(土)~4月6日(金)ポレポレ東中野にて夜9時からレイトショー
3月31日(土)~終了未定 下北沢トリウッドにてロングラン決定!
昼12:30からロードショー(火曜休映)
参加監督および作品タイトル ※上映はあいうえお順
- 阿部理沙『ひとりの父』/山村家の父は1日働いたあと、夜遅くに家に帰る。 しかし家族はみんな寝てしまい、待っていてくれるのは深夜のてれびと犬。 父を通して、ばらばら家族の真夜中のさんぽを描きます。
- 生田尚久『C e l l 』/ある日、彼女は事件に巻き込まれた。 その時から彼の時間は止まってしまった。月日が経ち、彼は選択を迫られる。 男は現実とどう向き合い、どんな答えをだすのだろうか?
- 井上剛『あたらしい日常』/福島出身の音楽家は、皮肉にも震災を機に故郷と向き合うことに。 しかしそこには大きく人生を変えていく人々の新しい日常があった。“見えないもの”が降りかかる美しい自然のなかで、 “見えない明日”を生きると決めた今のフクシマの<心>を見つめる。
- 今泉力哉『Mother Said. I sing. Wife Listen.』/白髪の男が歌う。若い妻がそれを聞く。 男は妻に本音を話す。 『生きていること』『生きていくこと』についての映画。
- 入江悠『Never Give Up by MC TOM( SR サイタマノラッパー) 』/『SR サイタマノラッパー3』の撮影を間近にして、MCトムが渾身の力を込めて未来へ歌う“Never Give Up”。MC TOMを演じる宮城県出身の水澤紳吾は、震災直後に「ショートピース!仙台短篇映画祭」のTシャツを着て地元の復興にボランティアとして参加した。
- ウイスット・ポンニミット『明日』/真夜中の眠れない男が起きて、暗い夜から逃げようと、なんとなく走り出した。向こうにちょっとだけの光が体にあって、そこに向かおうとした。 汗かきながらどんどん気持ちよくなってその光に近づく。地球の回るスピードより速く!早くその光が会いたいから!
- 岡田まり『バースデー』/絶望的な状況の中でも、また笑える日が来るようにとの願いを込めました。 「貴方が笑えば、世界は貴方と共に笑う。」『Solitude』(孤独)エラ・ウィーラー・ウィルコックス。
- 甲斐田祐輔『夏の視界』/仕事を辞めた三上の目の前に5年間音信不通だった川口が現れる。 一方的に三上は話をするが、彼はなぜか返事をする様子がない。 三上は川口の存在を自分に重ね、彼のあとをついていく。 その姿をみつめる現実の自分が残された。
- 片岡翔『超スーパーギガゴーレムSV プラス超リーサルウエポンⅡアンドギガ』/ブイーーーン。ぎゅるぎゅるるっ!ドゥイーーン、ジャキン!ジャキン! こどもの超スーパーパワーは、いつだっておとなの想像をとびこえる。 オープンザウィンドウ!はっしゃ!ビッグバンうんこアタック!!
- 加藤直輝『Echo Never Goes out』/「曲を作りたいなと思った。」
- 河瀬直美『わすれなぐ』/今という瞬間が奇跡であること。その奇跡の連続の上にわたしたちの命があるということ。 そんな一瞬を残せる映画に込めた想いをカタチにしました。 夏のある日を生きているタイセツな人たちの、かけがえのない時間をです。
- 境千彗子『夜は明ける』/女は一人、夜の闇に迷い込んでしまった。 彼女は不安を払拭しようと光を求めて彷徨う…。 光射す明日への想いを心象的に描いた作品である。
- 佐々木健太『パスポート』/全編で15分くらいになる作品の一部分、3分11秒。テーマとしてあった『明日』は本編の方では撮影をしましたが、今回は時間的に入れる余地がありませんでした。
- 佐藤央『2011/194』/2011年3月11日を挟んで製作された一本の映画(『MISSING』)と、1945年の終戦から8年が過ぎて製作された一本の映画(『東京物語』)。これら2つの映画の「声」によって作られた映画。
- 佐藤良祐『Carnival』/真夜中の都市を駆ける若者達はそれぞれ伝言ゲームのように街の地図を渡し合い、それぞれがすれ違い、そしてそれぞれがささやかに関わりながら夜の街を変えていく。
- 塩田明彦『世界』/かつて神棚のように扱われていた居間のテレビがいまでは仏壇のようにみえる。 私にはこの仏壇を使って追悼したい人間がいる。だが、うまくいかない。 私はいまだに彼の死を受け止めることができない。
- 志子田勇『測量技師たち』/本作は7月23・24日の2日間、陸前高田で撮影された「測量」 を題材にした映画です。 6人の男たちは、測量機材を抱え荒野となった町にやってきます。 未来築かれるだろう街を描きに。しかし、制御できない存在の到来に彼らは目を背けます。 この映画はここから始まるのです。
- 篠原哲雄『柔らかい土』/ぎすぎすした人間関係に嫌気がさした女にかつての同僚であり恋敵から贈り物が届く。 不意な出来事に不信を感じるの女であるが。
- 鈴木太一『ベージュ』/女と男とティッシュとベージュ。
- 鈴木卓爾『駄洒落が目に沁みる』/映画暦116年、電気は人から去り、生き物になったと言われます。 目に見えないそれは、『デンキムシ』と呼ばれました。 アキヒトとユカコの兄妹は、映画の代わりに駄洒落を呟きながら、自転車の修理屋をしています。
- 瀬田なつき『Humming』/夏のある日、何度も通った道、自転車をこぐ。一瞬、見える風景が、ちょっとブレた。
- タカハタ秀太『びんた』/いらっとさせる輩にびんたしまくる少女の話です。
- 田中博之『駆ける愛×YOU 欠ける彼 架ける明日』
- 田中洋一『10.19』/【10.19】という日付に、ささやかではあるが特別な意味を残したプロ野球チームの熱狂的なファンである兄弟の悲喜劇
- 田中要次『蝶蜻蛉は虹の夢を見る』
- 田平衛史『我が家のなす模様』
- 遠竹真寛『春江』/一人暮らしの老女・春江は、いつもと違う朝を迎えた。 春江は身支度をし、桜並木の中をゆっくりと墓参りに向かう。
- 冨永昌敬『妻、一瞬の帰還』『武闘派野郎』
- 外山光男『手』/アニメーション作品です。 震災時、一番強かった気持ち、沖に船を出してでも津波で流された方々を救いたかったこと。手をぐっと、海の中へ伸ばし、救いたかったこと。 亡くなった方への、どうか、安らかな眠りをお祈りする気持ち。 映像を観て下さる方への、「亡くなった方がきっと全て見守ってくださっていて、だから、どうか歩みを進めていただけたら、」とお願いする気持ち。 そんな「明日」を描きました。
- 内藤瑛亮『廃棄少女』/血に染まった白防護服を着た者に命を狙われる少女たち。 7人の少女が廃幼稚園を舞台に闘う少女版『エクスペンダブルズ』。
- 中野裕之『明日』/日が昇り日が沈み、月が昇り、また日が昇る。 そのような宇宙の法則に従って、私たちは生かされています。明日とはそういう意味の言葉です。クリーンなエネルギーがあって、公害が一切発生しないというような未来は、実は今なんです。 水がこの星で一番のもの。太陽と風と水。これで公害ゼロの世界。
- 朴美和『ちょうちょ』/少女が手をきつねの形にすると、突然その影の前に一回り大きなきつねの影が現れて……。
- 濱口竜介『明日のキス』/男は女にキスがしたい。女は今日はダメだと言う。 理由は、今日既にほかの男とキスをしたからだと言う。女は明日ならば、と言う。男は理解できない。 キスを今日することと明日することには一体どんな違いがあるのか。
- 日原進太郎『アイツがやって来る』/とある田舎町のとある一軒家。或る夜、清壱のもとに一人娘の英里子から電話が掛かって来る。結婚の挨拶をしに彼氏を連れて来るというのだ。 娘のことが可愛くて仕方がない清壱は、それからずっと機嫌がよくない。そんな時、突然大きな揺れが町を襲う。
- 日向朝子『一枚の履歴書』/初めての履歴書を書いたのは、高校2年の時だった。 バイトに応募しようと言ったのは、ユミちゃんだった。ユミちゃんと履歴書、ユミちゃんと私。 今も忘れない夏のある一日の記憶。
- 平林勇『Matou』/小さな事の繰り返しと積み重ねが毎日を作り、その毎日が人生を作る。 しかしその人生の長さに絶対的な尺度はなく、永遠に終わらないような長さとも言えるし、一瞬で終わるとも言える。我々はミジンコや蚊の人生を笑えるのか。
- 堀江慶『3・12』/3月12日、東日本大震災の翌日。 奇妙な静けさが包む東京の街角で、大輔と由紀の兄妹は予定通り20年ぶりに母親と再会した。大輔の恋人である舞台女優の楓は予定していた公演を中止にするかを仲間と話し合っていた。恐るべき現実の裏側で裏白昼夢のような一日を経験する若者たちが、明日へと歩みだす。
- 真利子哲也『スポーツマン』/プロレスジムの練習生の吾郎には、リングに立つことなどまだ先の話であった。 しかし、伝説の覆面レスラーだった父が世間を騒がす張本人となり、息子の吾郎が注目を浴びてしまう。 過酷な練習に体を痛める吾郎だが、仲間の期待を受け、何も言わずリングに立つ。
- 守屋文雄『ダーンポンビャ』
- 山下敦弘(真夜中の子供シアター)『無事なる三匹』
- 和島香太郎『WAV』/幻聴に悩まされる音楽家のツムギは、自分の声で幻聴を再現しインターネットにアップロードする。やがて同じ幻聴を聴いている者たちからのレスポンスが次々と送られてきて…。
鈴木卓爾監督『駄洒落が目に沁みる』
瀬田なつき監督『Humming』
冨永昌敬監督『妻、一瞬の帰還』『武闘派野郎』