“千葉県初上映”の“若手監督”の上映作品がメインの映画祭
第8回 ちば映画祭
2016年3月19日(土・前夜祭/無料)~21日(月・祝)まで、
千葉市生涯学習センター ホールにて開催
映画祭のオープニングを飾るのは、全国の映画祭や劇場で話題を呼び、2015年のキネマ旬報ベスト・テン第10位にも選ばれた冨永昌敬監督の『ローリング』。ほかにも、ぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード2015でエンタテインメント賞(ホリプロ賞) 、ジェムストーン賞(日活賞) 、映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)等を受賞した中山剛平監督の『したさきのさき』、下北沢映画祭コンペティション部門グランプリ等を受賞した大河原恵監督の『みんな蒸してやる』、田辺・弁慶映画祭 映画.com賞等を受賞した石橋夕帆監督の『ぼくらのさいご』、PFFアワード2015で入選した加藤正顕監督の『海辺の暮らし』など、新進気鋭の映画監督達の作品が多数上映される。
また、冨永昌敬監督『悪友の面影』、瀬田なつき監督『あとのまつり』、村松正浩監督『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』、安川有果監督『pray』など、現在活躍中の監督による短篇・中編が上映されるのにも注目したい。短篇・中編映画は長編映画より上映機会が限られているので、今回の上映はかなり貴重となる。ファンならずともぜひ押さえておきたいところだ。
『ローリング』©2015「ローリング」製作委員会
『したさきのさき』
更に、今年『湯を沸かすほどの熱い愛』(主演:宮沢りえ・杉咲花)で商業長編映画デビューを控える中野量太監督の幻の傑作との呼び声が高い『沈まない三つの家』が上映されるほか、映画監督とアーティストの掛け合わせによる注目のプロジェクト「MOOSIC LAB」の2015で準グランプリ、観客賞、ミュージシャン賞、女優賞、男優賞に輝いた、室谷心太郎監督の家族とヒーローアクションの映画『劇場版・復讐のドミノマスク』の上映と、出演&主題歌、音楽を担当した若手アーティスト「細身のシャイボーイ」のミニライブも実施される。
なお、今年の前夜祭では、鬼才ミケーレ・ソアヴィ監督が、錯綜する現実と幻影をダークかつスタイリッシュな映像美で演出し、各国のファンタスティック映画祭で絶賛を浴びたゾンビ映画の傑作『デモンズ'95』(提供:ニューライン)を無料上映!3月20日(日)からの本祭にむけて、前夜祭で大いに盛り上がって欲しい。
『沈まない三つの家』
『劇場版・復讐のドミノマスク』©Miracle Skinship
3月19日(土)前夜祭 入場無料
- 開場15:00 開演15:30
城西国際大学TAKE1『父と子』上映 - 千葉商科大学しねま研究部『賭けの終焉~ひまわりの約束』上映 +トーク約30分
- 開演17:30 鶴田流薩摩琵琶 西原鶴真ライブ(約20分)
- 開演18:30 『デモンズ‘95』上映(1993年/イタリア=フランス/103分)
3月20日(日)各回ゲストトーク予定
- プログラム① 『ローリング』(93分)+トーク約30分
開場10:50 開演11:00 終演13:05 - プログラム② 杉田協士監督特集1
『カモメ』『河の恋人』『遠くの水』(合計約111分)+トーク約25分
開場13:40 開演13:50 終演16:05 - プログラム③
『悪友の面影』『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』
『あとのまつり』(合計約75分)+トーク約35分
開場16:20 開演16:30 終演18:20 - プログラム④
『したさきのさき』『海辺の暮らし』(合計約82分)+トーク約25分
開場18:35 開演18:45 終演20:35
3月21日(月・祝)各回ゲストトーク予定
- プログラム⑤ 『沈まない三つの家』(69分)+トーク約25分
開場10:50 開演11:00 終演12:35 - プログラム⑥ 杉田協士監督特集2
『反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった』 『始発待つ光のなかでピーナツは未来の車みたいなかたち』(計約70分)+トーク約25分
開場13:35 開演13:45 終演15:20 - プログラム⑦
『ぼくらのさいご』『pray』『みんな蒸してやる』(合計約85分)+トーク約35分
開場15:35 開演15:45 終演17:45 - プログラム⑧ 『劇場版・復讐のドミノマスク』(76分)+トーク約30分
開場18:00 開演18:10 終演19:55