© シネマ健康会／ダイナマイト・ソウル・バンビ 映像部に所属している地方在住の女子高生が、地元の観光PRビデオを完成させるべく奮闘する姿を軸に、3つの物語を登場人物が撮影している映像だけを繋ぎ合わせたPOV（一人称視点）で描いた異色の青春群像映画『ミスムーンライト』(17)や、 名物オーナーが亡くなり閉店することになった地方のライブハウスを舞台に、追悼ライブを開催するために奔走する関係者達の人間ドラマを描いた『ライブハウス レクイエム』(16)など、発表する映画の多くが様々な映画祭で高く評価されているシネマ健康会の松本卓也監督の新作長編自主製作映画の制作が進行している。

『ダイナマイト・ソウル・バンビ』と題されたその作品は、インデペンデント映画業界を舞台に、映画製作の内幕を描くメタフィクションであると同時に、監督自身初となるセクシー＆バイオレンスあふれる内容で、新感覚エンターテイメント映画を目指すという。
同作品は松本監督が得意とする群像劇であるため、どうしても出演者が多くなり、必然的に予算も多くかかってしまったそう。撮影は既に終了しているものの、これから行う編集作業や、海外映画祭への出品に向けた諸費用など、まだまだ資金が必要とのことで、今回クラウドファンディングによる資金調達に踏み切ったという。しかも、既存のクラウドファンディングサイトには頼らず、銀行口座をそのまま公開し支援者に直接振り込んでもらう「独立クラウドファンディング」にすることで、既存のサービス利用時にかかる手数料も映画製作資金に回したいとのこと。
寄付＝出資額は3,000円から可能で、金額に応じて様々なサポーター特典が提供されるのは従来のクラウドファンディングと変わらない。また、個人だけでなく企業からも募っているそうなので、作品や監督を支援したいという人や企業の方は公式ページに記載された「ご寄付の方法」を熟読の上、指定口座まで振り込んで欲しい。