映画『歩けない僕らは』トークイベントレポート【2/3】
2018年4月15日(日)@ 新橋・TCC試写室
登壇者:宇野愛海、落合モトキ、板橋駿谷、門田宗大、佐藤快磨監督

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2019年劇場公開予定/5月14日(月)までクラウドファンディング実施中

宇野愛海宇野愛海 板橋駿谷板橋駿谷 落合モトキ落合モトキ

ヒロインの遥を演じた宇野愛海は、佐藤監督と一緒に回復期リハビリ病院に取材に行き、遥と同じ新任1年目の理学療法士に話を聞くことが役作りの参考になったそう。「療法士さんが、『患者さんとの距離感が大切で難しい』とおっしゃっていたので、距離感について常に考えるようにしていました」と振り返った。
また、注目してほしいシーンについて尋ねられると、「あるモノを壊すシーンがあって、台本で見たときから『楽しそうだな』と思っていたんですが、実際にやってみたらやっぱり快感でとても楽しかったです(笑)。そこを見てほしいです」と笑顔で明かした。

クズとブスとゲス』(16)など、アウトローの世界を描く映画での印象が強い板橋駿谷は、本作では頼もしい先輩療法士役を堂々と演じ、新たな魅力を見せている。現場で監修の療法士から「声掛けが上手い」と絶賛されていたそうだが、実は以前にリハビリを受けたことがあり、患者としての経験が演技に活かされたとのこと。「撮影の1年半ぐらい前に靭帯を切っちゃっていて、その手術のあと俺自身も1年ぐらいリハビリに通っていました。療法士さんがいろんなことを声かけてくれて、映画のようにどうでもいい会話もして。そうすることで安心するし、回復していく自分もわかるから、すごく大事だなと思いました」とコミュニケーションの大切さを語った。

左片麻痺患者となった柘植役を演じた落合モトキは、役作りのアプローチについて尋ねられ、「監督が何度も通った回復期リハビリテーション病院に僕もご一緒して見学させていただきました。患者さんにどんな感じか?とお話を聞くことはできませんから、ただただ見るしかなくて、療法士さんに『左半身付随の役を演じるのですが、どんなことに気をつければいいですか?』と訊いて、見た目に気を配って演じたというのはあります。リハビリが必要な状況になることは決して他人事ではなく、明日自分にも起こることかもしれないので、映画を観て何か考えてもらえたらいいなと思います」と答えた。

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歩けない僕らは
出演:宇野愛海,落合モトキ,板橋駿谷,堀春菜,細川岳,門田宗大,山中聡,佐々木すみ江
監督・脚本・編集:佐藤快磨(『ガンバレとかうるせぇ』『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』『きっとゲリラ豪雨』)
プロデューサー:登山里紗 撮影:加藤大志 撮影助手:勝亦祐嗣 照明:高橋拓 録音:吉方淳二
音楽:田中拓人 衣裳:馬場恭子 ヘアメイク:橋本申二 ヘアメイク助手:西田美香 助監督:葉名恒星
制作部:福島成人、原田親 スチール:西永智成
協力:医療法人社団友志会、十一合同会社、 MotionGallery、独立映画鍋、ニューシネマワークショップ、アクターズ・ヴィジョン、栃木県フィルムコミッション、栃木市
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2019年劇場公開予定
5月14日(月)までクラウドファンディング実施中

2018/05/08/19:12 | トラックバック (0)
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