EUフィルムデーズ2019
2019年5月31日(土)~6月27日(木)、東京・国立映画アーカイブ、
6月7日(金)~30日(日)、京都府京都文化博物館
7月3日(水)~13日(土)、広島市映像文化ライブラリー
7月18日(木)~28日(日)、福岡市総合図書館にて開催
「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、欧州連合(EU)加盟国の映画を一挙に紹介する映画祭「EUフィルムデーズ」が、今年も5月31日(土)から東京・国立映画アーカイブでの開催を皮切りに、京都・広島・福岡の全国4都市で巡回開催される。
17年目となる今年は、『修道士は沈黙する』(イタリア/ロベルト・アンドー監督)、『心と体と』(ハンガリー/イルディコー・エニェディ監督)、『イレブン・ミニッツ』(ポーランド/イエジー・スコリモフスキ監督)など日本で公開されて話題を呼んだ近作や、今年2月に亡くなった名優ブルーノ・ガンツが出演している同名の世界的ベストセラーを映画化した『キオスク』(オーストリア/ニコラウス・ライトナー監督)など日本初公開となるEU加盟国の14作品を含む全26作品を上映する。
また、期間中は、1969年ワルシャワ条約機構軍によるチェコスロヴァキア占領への抗議として焼身自殺した学生を描いた『ヤン・パラフ』上映後に、「ヤン・パラフから受け継がれたもの:『プラハの春』から『ビロード革命』へ」と題して同作のロベルト・セドラーチェク監督による特別講演(6月1日東京)や、『イレブン・ミニッツ』上映後に、ポーランドのウッチ映画大学で演出を学んだ石川慶監督による講演「ウッチ映画大学と日本」(6月15日東京・6月18日京都)、ハンガリー映画『心と体と』上映後に映画評論家の遠山純生氏(6月7日東京)、大九明子監督(6月22日東京)によるトークなど、豪華ゲストによるトークイベントも実施される。
日本ではなかなか観ることができない国の映画に触れる絶好の機会なので、ぜひ会場まで足を運んでみてほしい。
トークイベント情報
- 6月1日(土)14:00『ヤン・パラフ』 ロベルト・セドラーチェク監督
16:45【特別プログラム】講演「ヤン・パラフから受け継がれたもの:『プラハの春』から『ビロード革命』へ 」ロベルト・セドラーチェク監督、篠原琢(東京外国語大学教授)
*『ヤン・パラフ』をご覧になった方を対象とした無料イベントです。お席に余裕がある場合は講演からの参加も可能です。 - 6月2日(日)16:00/6月4日(火)15:00
『エッシャー 無限の旅』ロビン・ルッツ、マラインケ・デ・ヨンケ(監督) - 6月2日(日)10:30/6月5日(水)15:00
『古代の森』 ミンダウガス・スルヴィラ(監督) - 6月5日(水)19:00『野生のルーマニア』 アレクス・パウン(プロデューサー)
- 6月6日(木)15:00『ヤン・パラフ』 ロベルト・セドラーチェク(監督)
- 6月7日(金)15:00 『心と体と』 遠山純生(映画評論家)
- 6月8日(土)12:00
『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』 斎木伸生(軍事評論家) - 6月8日(土)16:00『いかにしてフェルナンド・ペソーアはポルトガルを救ったか』他/澤田直(立教大学教授)、渡辺一史(ポルトガル大使館)
- 6月9日(日)12:30『ブラッディ・ミルク』 坂本安美(アンスティチュ・フランセ 日本 映画プログラム主任)
- 6月11日(火)19:00『いかにしてフェルナンド・ペソーアはポルトガルを救ったか』他/木下眞穂(ポルトガル大使館文化部)、岡田秀則(国立映画アーカイブ主任研究員)
- 6月15日(土)13:45『イレブン・ミニッツ』 石川慶(映画監督)
16:00【特別プログラム】講演「ウッチ映画大学と日本」石川慶(映画監督)、横山昌吾(東京芸術大学)
*『イレブン・ミニッツ』をご覧になった方を対象とした無料イベントです。お席に余裕がある場合は講演からの参加も可能です。 - 6月22日(土)15:30『心と体と』 大九明子(映画監督)
- 6月23日(日)16:00『キオスク』 酒寄進一(原作翻訳者)
*上記は東京会場(国立映画アーカイブ)にて開催。時間は上映開始時間となり、トークイベントは上映終了後になります。 - 6月18日(火)13:30『イレブン・ミニッツ』 石川慶(映画監督)他
*上記は京都会場(京都府京都文化博物館)にて開催。時間は上映開始時間となり、トークイベントは上映終了後になります。