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福岡県の南部に位置し、熊本県に隣接する山あいのまち・八女市。
その中心部には白壁の古い町並みが残っている。
町並みを残そうと奮闘する人・建物を修理する人・そのまちで暮らす人・
引っ越してくる人。確かに息づく "暮らし" がそこにはあった…。

まちや紳士録

公式サイト 公式Facebook youtubeリンク

2020年6月1日(月)~7日(日)23:59まで、youtubeにて一週間限定無料公開!

『まちや紳士録』チラシ画像 2013〜2015年にかけて、日本各地のミニシアターで公開されたドキュメンタリー映画『まちや紳士録』が、6月7日(日)23:59までの一週間限定で無料公開されている。
本作は、福岡県南部の八女市福島地区に百年以上も前から残る、古い町家の中の一軒に引っ越してきた監督とその妻が営み始めた町家での暮らしに密着、隣家の少年との触れ合いや、町並み保存を牽引してきた人々、新しく住み始めた人々との交流風景などを記録した作品。監督夫婦が、改修工事に要する伝統的な建築技術の継承問題などを通して「未来のために町家を残し、人と人のつながりを」という地元の人々の真摯な想いに触れていくことで、いつしかは都市生活で摩耗していた「豊かさ」を少しずつ取り戻していく様子がカメラに納められている。

今回、世界中で新型コロナウィルスの影響が猛威を振るい、生活の歩みをゆるめることを余儀なくされている状況だからこそ、自宅で本作を鑑賞して “暮らし” を見つめ直すきっかけになれば……との思いから、「八女町家ねっと」「制作会社のグループ現代」「伊藤有紀監督」の協議により、一週間の無料公開が実現する運びになった。この貴重な機会を是非お見逃しなく!

COMMENTARY
  • 「まちや紳士録」について 安部龍太郎(直木賞作家)
    ありがたい映画を作っていただいた。
    見ていて泣けてくるのは、八女の人たちの誠実さ、心根のやさしさ、そして受け継いだ技術の確かさが伝わってくるからだ。
    その生きざまが町家の再生に象徴的に現れている。
  • 森まゆみ(作家・編集者)
    町並みがこれほど映画の主役になったのは初めてではないだろうか。
    若い夫婦が八女の古い町並みにすみ始める。
    かつて排他的だった町もいまはそうもいっていられない。
    若者たちを受け入れ、ともに町をよみがえらせようとする。
    雨戸、坪庭、三和土、鴨居、なめくじとまで共存する新しい生き方ここにあり
    じわじわと日本の国土にしみわたってほしい佳き作品。
  • 春風亭一之輔(落語家)
    私の学生時代、落研の一つ下に伊藤有紀君が入ってきた。どうやら私がいじめて辞めさせたらしい(笑)。辞めてよかったかもしれない。こういう映画を撮ったのだから。これから長屋噺を演る時は、八女のまち家を頭に描こうか。落語を諦めた伊藤君に噺の稽古をしてもらってる、そんな気分でこの映画を観た。
  • 中川敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)
    町家保存問題に直面する福岡県八女市福島地区の再生を、住民や棟梁達の奮闘を通して、寧静な筆致で描く。古民家の修理技術を、伝承するようにカメラが舐め回すシーンは圧巻。要所を引き締める、原みどりの旋律もいい。伝統とは人そのものであることを、311以降のジレンマ・ゾーンに立つすべての者に鮮明に訴える。
CREDIT
監督:伊藤有紀 音楽:原みどり プロデューサー:川井田博幸
企画・制作:グループ現代 製作:まちや紳士録製作委員会
パートカラー/88分/制作年:2013年

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2020年6月1日(月)~7日(日)23:59まで、youtubeにて一週間限定無料公開!

2020/06/01/19:20 | トラックバック (0)
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