IFS PLAYBACK
インディーズフィルム・ショウ プレイバック
2020年12月12日(土)~18日(金)まで、池袋シネマ・ ロサにて開催
過去に池袋シネマ・ロサで上映されたインディーズフィルム・ショウ作品の中から選りすぐりの 7 プログラムを 1 週間日替わりで上映!
2020年は、コロナ禍により劇場の閉鎖など映画業界全体が大きな影響を受け、現在も厳しい状況が続いている厳しい年となった。そんな中でも池袋シネマ・ロサでは、若手監督の作品を中心に様々な作品、特集上映を行う「インディーズフィルム・ショウ」というプロジェクトを継続実施してきた。
今回、昨年 2019 年に引き続き、このプロジェクトで過去に上映されたインディーズフィルム・ショウ作品の中から、選りすぐりの 7 プログラムを 1 週間に渡って日替わりで再上映する特別企画が開催される運びとなった。
タイミングが合わず見逃してしまった作品をスクリーンで観ることができる貴重な機会をお見逃しなく!
上映作品
12月12日(土):『蒼のざらざら』上村奈帆 監督(2014/116分)
12月13日(日):『片山享監督特集 生きる、理屈』片山享 監督
※『名操縦士』(2018/8分) +『いっちょらい』(2018/27分)+『生きる、理屈』(2020/60分)
12月14日(月):『佐藤睦美監督特集上映 ロマンス/生活』佐藤睦美 監督
※『ラウンドアバウト』(2019/39分)+『ゴミのような』(17年/28分)
12月15日(火):『そこにあるもの』澤佳一郎 監督(2010/68分) ※音声ガイド・ 字幕付き上映
12月16日(水):『かぞくあわせ』長谷川朋史 監督/大橋隆行 監督/田口敬太 監督(2019/92分)
12月17日(木):『みぽりん』松本 大樹監督(2019/108分)
12月18日(金):『地元ピース!幻想ドライビング』木場明義 監督(2020/85分)
2020年12月12日(土)~18日(金)まで、池袋シネマ・ ロサにて開催
12月12日(土)『蒼のざらざら』
公式twitter
監督:上村奈帆 (2014/116分)
絵を描くことが好きな14歳の柚木あおい(和田光沙)と、クラスでも部活でも人気者の野上あやこは、正反対ながらいつも一緒にいた。しかし、変わりゆく日々のなかで、ふたりはいつしかすれ違うようになっていく。「変わらないで」と口にするあおいのあやこへの感情は、無意識に愛憎めいた気持ちをもたらす。12年後のある日、あやこへの気持ちを整理できずにいるあおいは、12年前のある感情を思い出す……。
『名操縦士』 (2018/8分)
サトシ(森本のぶ)はサラリーマンとして働いている。その妻リョウコ(田山由起)はサトシに「トイレ掃除をしたら金運があがるらいいよ」と言い、トイレ掃除をさせている。サトシはそうやって掃除させられていることを知っている。そんなおしどり夫婦に流れる優しくも切ない時間を描いたヒューマンストーリー。
『いっちょらい』 (2018/27分)
福井駅前のシャッター商店街で中華料理屋を営むテツヤ(松林慎司)。お店の経営不振に加え、父親の介護も重くのしかかるそんな時、昔付き合っていた女性と再会する。彼女は商店街の会長の息子と不倫の末結婚していた。
不動産屋に勤める柴田(片山享)は、なんでも「しょうがない」と言う。しかし自分の身に起きた「しょうがなくない」状況に向き合えず、何もない空き物件に住み始める。生きていくために理屈は必要ない。しかし、理屈がなければ生きてゆけないことがある。柴田は「しょうがなくない」状況と向き合い始めるが……
12月14日(月)『佐藤睦美監督特集上映 ロマンス/生活』
紹介記事
『ゴミのような』 (2017/28分)
美乃は、優しく尊敬できる存在だが無職の恋人・一恵と同棲中。仕事をしながら家事もこなし、一恵を支えようとする美乃。しかし一恵は日々卑屈になっていった。日常の中で小さく傷つけ合い、すれ違っていく2人。
「ラウンドアバウト』 (2019/39分)
夢だった飲食店に就職したが、過酷な環境だったため退職したみちる。母親から安定した仕事を探すよう言われているが、内緒で再び飲食店で働いていた。葛藤するみちるのもとに、元恋人の壮介が現れて――。
12月15日(火)『そこにあるもの』
公式サイト
監督:澤佳一郎 (2010/68分)
東京都青梅市にある盲養護老人ホーム「聖明園曙荘」。そこでは先天盲、後天性失明、ロービジョン者の方、100名ほどが暮らしている。朝はラジオ体操から始まり、午後は様々なクラブ活動や行事を楽しむ一日。普段は見ることのできない施設内での暮らしや、ここで暮らす方達の「見えないことについて」の世界が描かれていく中、「見えないとはどういうことか」という問題から少しずつ「物事の見方」についての変化が生まれてくる。
第一話「左腕サイケデリック」
監督:長谷川朋史
結婚式当日、娘・ナオミの結婚式に列席する父・徳一と母・和枝。しかしマリッジブルーの娘は突然姿を消してしまう。残された二人は、かつての自分たちの結婚式を思い返すが、和枝にはどうしても思い出せないことがあった。どうやらその鍵は徳一にあるようだったが……。その時、和枝は遠く空に浮かぶ謎の飛行物体を発見する。
第二話「最高のパートナー」 監督:大橋隆行
とある飲み会で出会ったダイスケとユー子。二人それぞれのパートナーコピューター、フジタとシュハマは、彼らの恋をときに励まし、鼓舞しながら優しく見守っていた。が、フジタは偶然シュハマに触れた時に体に激震が走って以来、シュハマのことが気になって仕方がない。不器用でいびつで純情な、それぞれの恋はどこへゆく――?
離婚が決まった中年の夫婦・良雄と愛子。良雄の前妻との娘・詩織は結婚式場で働いていて、自身にも結婚を意識している彼氏がいる。良雄と愛子の中学生の娘・円香は、離婚する両親をどうしても許せず、自立の道を模索していた。そんな中、離婚する前に式をあげようと、夫婦は詩織の勤める結婚式場にやってくる。
12月17日(木)『みぽりん』 公式サイト 公式twitter 公式Facebook 紹介記事
監督:松本 大樹 (2019/108分)
声優地下アイドルユニット「Oh!それミーオ!」でセンターを務める神田優花は、6ヶ月連続人気投票1位を獲得し、ソロデビューする事が決まった。しかし、大の音痴である優花の歌声にプロデューサーの秋山とマネージャーの相川は頭を悩ませていた。そんな中、同じグループのメンバー里奈のツテで、優花は怪しいボイストレーナー・みほのボイトレ合宿に参加する事に。六甲山でみほにピックアップされ、山荘へ連れて行かれる優花。初日に契約書にサインをさせられると、翌日からいよいよ恐怖のボイスレッスンが始まる。少しづつ明らかになるみほの異常性。レッスンを進めていく中で、みほは優花がアイドルに相応しくないと感じ、怒りを募らせていく。一方、秋山と相川は優花のソロデビュー曲のPV撮影を優花推しのファンの加藤に頼む事に。いよいよライブでのお披露目が明日と迫ったその日、ようやく3人は優花が監禁されている事を知り、六甲山へと向かうのだった……。
12月18日(金)『地元ピース!幻想ドライビング』 公式twitter
監督:木場明義(2020/85分)
ホントの自分を探す3つの物語
『ブースト』 舞台:栃木県壬生町おもちゃのまち
子供の頃から感情を抑えて育った女。ある日彼女が抑えていた欲望がもう一人の自分となって現れてしまう。 彼女は必死になってもう一人の自分を追いかける。
『星屑ステージ』 舞台:仙台市・石巻市
地方のショーパブで働いているニューハーフの千。ある日千の母が亡くなり、故郷へ向けて長い旅に出る。
『柳ヶ瀬ダンジョン』 舞台:岐阜市
フジ子の恋人はだらしない男であった。そんな彼女はある日、柳ヶ瀬の商店街の片隅に不思議な入り口を見つける。 彼女はその入り口に入っていくと、そこは少し奇妙な世界であった。
2020年12月12日(土)~18日(金)まで、池袋シネマ・ ロサにて開催
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