町田康、加藤ひさし、大橋裕之、入江悠 も絶賛!
ミュージシャン ” 深夜兄弟” 主演映画
犬ころたちの唄
2022年2月19日(土)~3月4日(金) 池袋シネマ・ロサ
2週間限定 単独上映!!
誰にでもあるここにしかない家族の物語
街の小さな路地、ふと唄が聴こえる。祭囃子のようなアコースティックな響きは、木造家屋の古本屋上階から鳴っているようだ。山尾家三兄弟は音楽という共通点をもつものの、それに対する姿勢はてんでバラバラだ。全員30歳半ばを過ぎ、それぞれの人生を歩んでいるが、時々、長男森男の部屋に集まっては唄う。兄弟仲はよくも悪くもないが、三人で唄う理由は約30年前に亡くした父の法事のため。呑んで唄う独自で唯一の家族行事だ。
ある日、森男の元に、生き別れた異母兄弟の葉月から手紙が届く。約30年音信不通だった遠い妹が三兄弟の縁に絡み始める。また、三男三樹の携帯に人生の選択を必要とする一報が。思いがけない便りを機に、弔いあげとなる父の三十三回忌の目前、山尾家の日々が動き出す。”犬ころ”たちの唄で紡ぐ兄弟の一歩の物語。
『犬ころたちの唄』は、広島を拠点に俳優・監督として活動する前田多美監督が、広島の3ボーカル音楽ユニット”深夜兄弟”を主演に完成させた長編映画。地元の横川シネマでは、新人監督のインディペンデント作品としては異例の2週間ロードショーを達成し、地方発信映画ながら、さまざまな文化人からの支持を得ている。
さらに、2022年2月19日(土)からの池袋シネマ・ロサにて2週間に渡る単独上映を皮切りに、名古屋シネマスコーレ、新潟シネ・ウインドでの上映が決定している。
全国同時上映というより、一拠点一拠点ちゃんと訪れてしっかり盛り上げるというスタンスで、映画を通じて少しでも、お客様、劇場のみなさまが笑顔になっていただけたらという想いを込めて、全国へ上映のバトンを渡していくという。
イベント情報
- 2月19日(土)17:30の回(上映後)
登壇者(予定):深夜兄弟(ミカカ、Jacky、のっこん)、こだまこずえ、前田多美監督 - 2月20日(日)17:30の回(上映前)
登壇者(予定):深夜兄弟(ミカカ、Jacky、のっこん) ※ミニライブ - 2月23日(水・祝)17:30の回(上映後)
登壇者(予定):工藤祐次郎(シンガーソングライター)、前田多美監督 - 2月26日(土)上映時間未定(上映後)
登壇者(予定):前田多美監督
リモートゲスト(予定):加藤ひさし(ザ・コレクターズ)、Jacky
- それぞれの苦しみに決着をつけなければいけないものの、半ば諦めのような気持ちで見届ける切なさ――町田康(作家・ミュージシャン)
- エネルギーが空回りしてても「言葉」を知ってるから力強く届いてくる
主人公たちが一番自分の言いたいことを、口下手で言えないから歌うっていうのがグッときた――加藤ひさし(ミュージシャン「ザ・コレクターズ」) - どこか懐かしい匂いのするこの映画には、
歌を口ずさみ、つまびかずにはいられないささやかな衝動と、
誰かと集わないではいられない私たちの弱さが詰まっている。
とても優しく、街で暮らす人の体温が伝わってくる映画でした。
――入江悠(映画監督) - この映画に完全にノックアウトされてしまった。
メガトン級のパンチ力。
3兄弟の歌声が耳から離れない。
3兄弟の可笑しい右往左往が、恥ずかしい位に真っ直ぐな生き様が、下らない言い争いが、脳裏から離れない。
どうやったらこんな映画が撮れるんだ?
いつもニコニコしている前田多美。
あの笑顔の裏には一体何が隠されてるんだ?
大好きな映画。
広島から世界に届け!――吉岡睦雄(俳優)
監督:前田多美 脚本:梶田真悟 構成・編集:村松正浩
撮影:西井昌哉 録音:松浦智也 整音:バッチグー・山本 音楽 :久保モリソン
助監督:サトシコンドウサトシ 制作:大野 郁代
2021年/91分/ステレオ/DCP
製作・宣伝・配給:Donuts Films ©2021Donuts FIlms