レディ・チャタレー
パスカル・フェラン監督の繊細な手腕が光る傑作。 / 今作のことを知ったときに、正直には「なぜ、今、「チャタレー夫人の恋人」をまたも映画化するのか?」だった。過去に何度も映画化されている題材だし、「現在に映画化するにおいて新たな視点を付け加えることが可能なのか?」と思った。そして、イギリスやアメ... 続きを読む
2007/11/02/16:27 | トラックバック (0) | わたなべりんたろう ,「れ」行作品 ,話題作チェック
レディ・チャタレー
泥んこ道を二人/ ごく最近、ロレンスによる小説『チャタレイ夫人の恋人』を読み、リアルで親密な性描写や、階級の崩壊を企図する作者の人生哲学にすっかり敬服した。この映画版は、現在広く流通している第三稿ではなく、植物の描写が濃厚で枚数も長い第二稿を基にしているらしい。だが... 続きを読む
2007/11/19/20:08 | トラックバック (0) | 膳場岳人 ,今週の一本 ,「れ」行作品
レビュー:レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏
『目立つことのない仕事に責任感と誇りを持つ男たちの美学、そして絆』 / いよいよサッカーW杯南アフリカ大会が開幕する。悲観論漂う日本代表の健闘を何とか願いたいのと同時に、世界の強豪国がしのぎを削る熱い戦いが、ワールドクラスの選手同士の技と技のぶつかり合いがもうすぐ見られることを想像すると、おのずと心ざわめき、大会本番がもう待ち遠しくてたまらない。サッカーをこよなく愛する筆者にとっては、夢のような1ヶ月が間もなく始まるの... 続きを読む