レビュー:キャピタリズム マネーは踊る
『今回の標的は資本主義!マイケル・ムーア、本気の「アメリカ映画」』 / 巨漢マイケル・ムーアが、突撃取材と過去映像の自在な引用・編集、そしてナレーションとで作った、要するに「いつものマイケル・ムーア」シリーズの最新作。『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002)、『華氏911』(2004)、『シッコ』(2007)と同様のスタイルで、今回の標的はキャピタリズム=資本主義。……と書き始めると、ああまた例のアレか、もう飽きたよ、という声が四方八... 続きを読む
2010/01/10/18:28 | トラックバック (7) | 「き」行作品 ,鈴木並木 ,話題作チェック
傷だらけの男たち
「傷だらけの男たち」評/「脱悲劇」の企てと失敗 (ネタバレの可能性あり!)香港ノワールの金字塔として今なお多くの人々を魅了し続ける「インファナル・アフェア」。その製作チームが再結集して作られた本作は、観る者の記憶と理解力に挑戦するかのように物語の構成要素が... 続きを読む
2007/07/11/07:38 | トラックバック (5) | 仙道勇人 ,「き」行作品 ,今週の一本
君のためなら千回でも
『アフガン人の視点はどこへいった?』 / 本作は、アフガニスタンから父親と共にアメリカに亡命したカーレド・ホセイニのベストセラー小説「The Kite Runner」を映画化したものである。著者が幼少期を過ごしたソ連侵攻以前のアフガンの記憶をちりばめた原作は、移民文学として高い評価と人気を獲得、今回の映画化... 続きを読む