R18 LOVE CINEMA SHOWCASE VOL.4~ピンクに映る、オンナのトキメキ
「ピンクに映る、オンナのトキメキ」――大好評の「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE」シリーズ第四弾は、今を生きる等身大の女たちの物語を五本上映する。希望なき世(夜)に幸福な夢を!2008.3.1(土)~3.7(金)連日21:00~限定レイトショー@ポレポレ東中野 続きを読む
2008/02/24/00:46 | トラックバック (0) | 「か」行作品 ,膳場岳人 ,「さ」行作品 ,とくしん九郎 ,「つ」行作品 ,「ひ」行作品 ,特集「R18 LOVE CINEMA SHOWCASE」 ,「わ」行作品
サンシャイン・クリーニング
『足踏みしている人生に効く映画。』 / もう、それほど若くない。仕事もぱっとしない。恋愛だっていまひとつ。周りの人の方が幸せそうに見える。イケてない現状に納得していないけれど、だからといってどうすればいいのか分からない。「サンシャイン・クリーニング」(09)は、そんな“人生に足踏みしている人”に特にオススメしたい映画だ。この映画は「リトル・ミス・サンシャイン」(06)のプロデューサーたちが制作したもの、と聞けば... 続きを読む
2009/07/10/12:42 | トラックバック (4) | 「さ」行作品 ,今週の一本 ,寺本麻衣子
レビュー:サウダーヂ
『土から来た言葉』 / 現代地方都市の郊外、街道沿いのケバいネオンが作り出すまぶしい闇。そのにっちもさっちもいかないありさまをあまりにもどぎつく、かつやるせなく描いた『国道20号線』(2007年)で各方面に鈍痛のような衝撃を与えた映像制作集団「空族」が、最新作『サウダーヂ』(富田克也監督)をついに完成させた。劇場一般公開に先がけて、吉祥寺バウスシアターで開催される第4回爆音映画祭にて、26日夜、ワールドプレミア上映され... 続きを読む
2011/06/23/22:41 | トラックバック (0) | 「さ」行作品 ,鈴木並木 ,話題作チェック
レビュー:サニー 永遠の仲間たち
「死ぬ前に一度、昔の友達に会いたい」。ガンになった旧友の願いをかなえるべく、主人公が女子高時代の仲間たちを探すべく奔走する……あまりにも直球、言い換えればベタ。会議にかけたら巨大な「却下」のハンコが捺されて突っ返されてきそうだ。カン・ヒョンチョル『サニー 永遠の仲間たち』のそんな筋書きに不安な予感を抱いていたあなたは、冒頭、主人公ナミ(ユ・ホジョン)の台所仕事をとらえた映像の小気味よいリズムに、まず身を乗り出すはず... 続きを読む
2012/05/19/20:31 | トラックバック (11) | 「さ」行作品 ,鈴木並木 ,レビュー
レビュー:サバイバル・オブ・ザ・デッド
『ゾンビ映画という名の祈り』 / まずは質問。あなたがいちばん最近見た映画を思い出してください。ふむふむ。ジャンルはなんでしたか?恋愛?青春?コメディ?ミステリー?SF?社会派?人間ドラマ?アニメ?なるほど。ではそもそもそのジャンル、どうやって決められるものなのでしょうか。登場人物が恋愛のことぱかり考えていれば恋愛映画。主人公が悩める若者だったら青春映画。謎の解決に向かって進んでいくのがミステリー。などなど、あたかも... 続きを読む
2010/06/13/22:33 | トラックバック (4) | 「さ」行作品 ,今週の一本 ,鈴木並木
レビュー:サンドラの週末 (ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督)/5月23日公開/ネタバレあり
『厳しくも美しい人間ドラマ』Text By 岸 豊 /『イゴールの約束』(96)、『ロゼッタ』(99)、『少年と自転車』(11)などの作品で知られ、シンプルな構成と「生活の厳しさ」という一貫したテーマでリアリズムを追求してきたベルギー出身の映画監督、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の最新作である『サンドラの週末』は、1人の女性が仕事を失うまいと懸命に努... 続きを読む
2015/04/24/19:56 | トラックバック (2) | 「さ」行作品 ,岸豊 ,レビュー
レビュー:殺人犯
『あの日に(ちょっとだけ)かえりたい』 / 今年に入ってからは、「新春特別企画・2009年マイベストムービー」に参加して以来、INTROに何にも寄稿していなかった若木でございます。急に思い立って、6月から公開される香港映画『殺人犯』について書かせてもらいます。連続猟奇殺人事件を刑事が追うと、犯人は自分だと考えなければ説明のつかない状況証拠ばかりが見つかる。刑事は次第に精神的に追い詰められ……。〈ネタバレ注意〉などと遠慮しながら書くのはイヤなので... 続きを読む
2010/06/01/20:50 | トラックバック (1) | 「さ」行作品 ,今週の一本 ,若木康輔
再会の街で
前進する意志と新しい出会い / N.Yの歯科医、アラン(ドン・チードル)は仕事も順調、愛する妻と二人の娘に囲まれて順風満帆な生活を送っている。ある日、大学時代のルームメート、チャーリー(アダム・サンドラー)と偶然再会する。チャーリーは9.11テロで妻子を失い、すっかり別人と化していた。... 続きを読む
2008/01/08/02:03 | トラックバック (0) | 膳場岳人 ,「さ」行作品 ,今週の一本
誰も守ってくれない
「愛する者の罪を背負い、生きていくこと」 / なんと端正な映画だろう。TVドラマの拡大版のような作品が幅を利かせている日本映画のメジャー系列にあって、これほど骨太でしっかりと芯を感じさせてくれる映画は昨今珍しい。大人の映画ファンの鑑賞に堪えうる秀作といえよう。18歳の少年が幼い姉妹を殺害する... 続きを読む