日活シネマクラシックVol.1
ヒーロー・石原裕次郎―23回忌―
また逢えた――
永遠に光り輝く裕次郎
1956年、兄・慎太郎の芥川受賞作の映画化『太陽の季節』に脇役として出演。慶大を中退して日活に入社し、『狂った果実』で主演デビューし、またたくまに銀幕の大スターとなった石原裕次郎。歌手としても500曲以上を吹き込み、「銀座の恋の物語」「ブランデーグラス」などのヒット作を生み出し、正に昭和のヒーローであった。1987年7月17日、死去(享年52)、今年、23回忌を迎える。
シネマート六本木では日活シネマクラシック第一弾として石原裕次郎出演作を上映し、良き時代の娯楽映画のムードに浸っていく。
2009年7月11日(土)~8月7日(金)まで、シネマート六本木にて開催
7/11(土)~7/17(金)『陽のあたる坂道』&『世界を賭ける恋』
7/18(土)~7/24(金)『あじさいの歌』&『男と男の生きる街』
7/25(土)~7/31(金)『銀座の恋の物語』&『太陽への脱出』
8/1(土)~8/7(金)『赤いハンカチ』&『栄光への挑戦』
*オールナイト8/7(金) 22:00スタート予定 2,000円均一
上映作品:「男と男の生きる街」「太陽への脱出」「赤いハンカチ」「栄光への挑戦」
今後の予定:8/8(土)~9/4(金)
日活シネマクラシックVol.2 『継承 川島雄三~今村昌平』
上映予定作品:「愛のお荷物」「あした来る人」「洲崎パラダイス 赤信号」「わが町」「幕末太陽傳」「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」「赤い殺意」
(C)日活
陽のあたる坂道
■1958年/209分/白黒/日活 ■監督・脚本:田坂具隆 脚本:池田一朗 原作:石坂洋次郎 撮影:伊佐山三郎 音楽:佐藤勝 美術:木村威夫 ■共演:北原三枝、千田是也、轟夕起子、小高雄二、芦川いづみ、山根寿子、川地民夫石原裕次郎をイメージして書き上げられた小説が原作の文芸大作。裕次郎の役は、出来の良い兄にコンプレックスを抱き、出生の秘密を知り悩み苦しむ青年。アクション映画とは違った表情と演技で見せる。共演する芦川いずみ、北原三枝が花を添える。
(C)日活
世界を賭ける恋
■1959年/104分/日活 ■監督:滝沢英輔 脚本:棚田吾郎 原作:武者小路実篤 撮影:横山実、山崎善弘 音楽:佐藤勝 美術:松山崇 ■共演: 浅丘ルリ子、葉山良二、南田洋子、二谷英明、清水将夫、高野由美、滝花久子日活の製作再開5周年記念作品。新進建築家の青年とその才能を認める批評家の妹が恋に落ちた。渡欧した青年は彼女と手紙のやり取りで愛をはぐくむが……。日本映画初の本格的ヨーロッパ・ロケを敢行。裕次郎が浅丘ルリ子と初めて本格的な共演をした。
(C)日活
あじさいの歌
■1960年/105分/日活 ■監督:滝沢英輔 脚本:池田一朗 原作:石坂洋次郎 撮影:横山実 音楽:斎藤高順 美術:松山崇 ■共演: 芦川いづみ、東野英治郎、轟夕起子、大坂志郎、小高雄二、中原早苗、杉山徳子石坂洋次郎の原作を映画化した青春文芸作。デザイナーの藤助がひょんなことから知り合った娘・けい子は、封建的な父親と共に洋館でひっそりと暮らしていた。明るく健全な藤助の出現は、けい子とその父を古い因習から解き放ち、開放的に変えていく。
(C)日活
男と男の生きる街
■1962年/94分/日活 ■監督・脚本:舛田利雄 脚本:熊井啓 撮影:山崎善弘 音楽:伊部晴美 美術:松山崇 ■共演: 芦川いづみ、加藤武、渡辺美佐子、南田洋子、大坂志郎、浜田寅彦、高品格、長門勇、井上昭文裕次郎が事件記者に扮したサスペンス。事件記者・岩崎は、ある画家が殺された事件に何か割り切れないものを感じ、彼の妹を訪問。そこで殉職した父が追っていた事件に今回の事件が関係していたことを知り、真相究明に動き出すのだった……。
(C)日活
銀座の恋の物語
■1962年/93分/日活 ■監督:蔵原惟繕 脚本:山田信夫、熊井啓 撮影:間宮義雄 音楽:鏑木創 美術:松山崇 ■共演: ジェリー・藤尾、浅丘ルリ子、江利チエミ、清水将夫、深江章喜、清川虹子、高品格、牧村旬子同名の大ヒット曲をモチーフに若者たちが銀座で繰り広げる青春物語。画家の次郎と恋人の久子は幸せに暮らしていた。ところが、事故で久子は記憶喪失となり、行方不明になってしまう。失意のあまり酒浸りの生活を送っていた次郎だったが……。
(C)日活
太陽への脱出
■1963年/110分/日活 ■監督:舛田利雄 脚本:山田信夫、山崎巌 撮影:山崎善弘 音楽:伊部晴美 美術:松山崇 ■共演: 岩崎加根子、二谷英明、梅野泰靖、殿山泰司、田中明夫、南田洋子、峰三平、高品格、宇野重吉兵器メーカーの社員・速水と杉浦がバンコクで消息を絶った。その直後、東南アジアでは日本製武器流出の噂が流れ、調査のため新聞記者の佐伯はバンコクへ飛ぶ。そこで佐伯は、謎の中国人と接触するが、その中国人こそが失踪した速水だった……。
(C)日活
赤いハンカチ
■1964年/98分/日活 ■監督・脚本:舛田利雄 脚本:小川英、山崎巌 撮影:間宮義雄 音楽:伊部晴美 美術:千葉和彦 ■共演: 浅丘ルリ子、二谷英明、川地民夫、桂小金治、笹森礼子、芦田伸介、森川信、金子信雄麻薬組織の容疑者を誤って射殺してしまった若き刑事・三上。放浪の果てに横浜に戻り真相を究明していき、後に同僚が罠にはめたことを知る……。裕次郎ならではの男の哀愁をヒットソングに乗せて放つ抒情アクション。共演・浅丘ルリ子も美しい。
(C)日活
栄光への挑戦
■1966年/101分/日活 ■監督・脚本:舛田利雄 脚本:池上金男 撮影:山崎善弘 音楽:伊部晴美 美術:千葉和彦 ■共演: 浅丘ルリ子、小林桂樹、垂水悟郎、浜田寅彦、北村和夫、三津田健、川地民夫宗吾郎は今や社長として隆盛の絶頂にあった。その昔、金も身寄りも学問もない境遇からボクシング界に入り、ただ金のために血みどろの闘いを演じた。今、破竹の勢いに乗る吾郎は、政界の黒幕をバックにして、暴力団会長・野沢の挑戦を受けるのだが……。
チケット
- 一般・大高:1200円 シニア:1000円 ※オールナイトは2,000円均一
- 連日11:00スタート(二本立て興行)
- 作品により画質、音声が必ずしも良好でない場合がございます。あらかじめご了承ください。
2009年7月11日(土)~8月7日(金)まで、シネマート六本木にて開催
- 出演: 石原裕次郎
- 監督:舛田利雄、中平康、井上梅次、松尾昭典 他
- NIKKATSU CORPORATION
- 発売日: 2009-07-03
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