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シンポジウム『デジタルのミライ』シンポジウム
デジタルのミライ

http://www.toho-univ.ac.jp/news/event/2012/03/325.php

2012年3月25日(日)、
映画専門大学院大学にて13:00より開催!

映画界に急速なデジタル化が訪れている。映画がデジタル化することによって、どう変化するのか、何が可能なのか、私たちはまだデジタル化が完了したその先のミライについてはまだ十分に知ることができていないのではないだろうか。
これまでデジタル化に伴う“ネガティブ”な側面ばかりが多く議論されてきた。確かに、デジタル設備を用意出来ない劇場が淘汰されていく可能性や、映画保存の方法など考えるべき問題は多い。しかし、若者を中心に映画館離れが叫ばれる今日、映画館あるいは映画のデジタル化は、私たちがまだ知ることのない新たな映画の可能性を探求する機会ともなるのではないか。

一部:映画上映の新たな形態

佐伯知紀 著「伊藤大輔―反逆のパッション、時代劇のモダニズム!」昨年、全国に大きなシェアを持つ大手シネマコンプレックスがデジタル化を完了させたように、デジタル上映の映画館は急増し、これまでとは異なる映画上映も行われている。一方で、映画館の休館・閉館も相次いでおり、デジタル化への移行が難しい劇場も多くあるのが現状である。このデジタル化への過渡期に劇場はどう向き合っていくべきだろうか。
また、映画館のデジタル化は映画の上映だけではなく、「ODS」の積極的実地などにより映画館のあり方自体も変化させている。デジタルによって、映画を観る手段は多様化され、いつでもどこでも「映画」を観ることは可能になった。だが、いまだからこそ、映画館で映画を観る経験について再考するべきではないか。
第一部は映画興行や普及に携わってきた、伊藤重樹氏、紀伊宗之氏、佐伯智紀氏、掛尾良夫氏をゲストに招き、新たな映画上映の在り方について議論する。

    <登壇者プロフィール>
  • 伊藤重樹:一般社団法人コミュニティシネマセンター シネマ・シンジケート マネージャー
    シネカノン、東芝エンタテインメント、ショウゲートで配給営業部長を歴任後、現在は一般社団法人コミュニティシネマセンターで全国の独立系映画館のネットワークであるシネマ・シンジケートの活動を中心に従事。
  • 紀伊宗之:株式会社ティ・ジョイエンタテイメント事業部次長
    東映映画興行入社後、劇場勤務を経て、株式会社ティ・ジョイに出向。ティ・ジョイ大泉、広島バルト11の支配人を務めた後、本社にて新宿バルト9の開業を総括。現在は、映画の製作・配給・ODS配給・配信などを行いながらデジタル化後のコンテンツビジネスと格闘中。
  • 掛尾良夫:映画専門大学院大学 教授
  • 司会 佐伯知紀:文化庁芸術文化調査官/映画史家
    東京国立近代美術館フィルムセンター研究員を経て、2003年から文化庁(文化部芸術文化課)に勤務。著書に『伊藤大輔 : 反逆のパッション、時代劇のモダニズム!』(フィルムアート社)、『キネマの青春 : 聞き書き』(リブロポート)など。

二部:デジタル時代の創造

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」Blu-rayデジタル技術の発達により、映画制作への敷居は以前より低くなったといえるだろうか。制作の現場ではデジタルの波は早くから押し寄せており、現在ではフィルムによって撮影された作品の数は減少している。さらに、既存の劇場や市民ホールなどの上映設備もデジタル化が進めば、これまで以上に作り手たちにとって、作品を上映する機会が増加するのかもしれない。しかし、そこで忘れられていくものは何か。また、製作・劇場がデジタル化することによって、作り手たちは具体的にどのような意識・変化を求められるようになるのだろうか。
第二部では若手映画作家の発掘・制作を積極的に支援してきた荒木啓子氏、沢村敏氏、プロデューサーとして数々のヒット作を生み出している安藤親広氏をゲストに招き、デジタルが作り手に何をもたらしていくのか議論する。

    <登壇者プロフィール>
  • 荒木啓子:ぴあフィルムフィスティバル ディレクター
    雑誌編集、イベント企画、劇場映画や TVドラマの製作・宣伝などの仕事を経て、1990年より映画祭に携わる。1992年より「新しい映画の才能の発見と育成」を目的とした『ぴあフィルムフェスティバル(PFF)』ディレクターに就任。
  • 安藤親広:株式会社ロボット コンテンツ事業本部映画部部長
    株式会社ロボット入社後、プロデューサーとして数々のCM を手掛ける。1995年、『7月7日晴れ』で映画初プロデュース。「踊る大捜査線シリーズ」、「海猿シリーズ」、「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」など話題作を手掛けている。
  • 沢村敏:東京テアトル株式会社 映像事業部番組編成
    1995年、東京テアトル株式会社に入社後、テアトル新宿に配属。劇場の上映企画として4年に渡りインディーズ映画祭「PJ 映像祭」を開催。2002年、日本映画を元気にするプロジェクト“ガリンペイロ”立上げに参画し、テアトル池袋の支配人に着任。2004年以降、映画製作業務等を経て、主にアニメ、インディーズ作品を含む日本映画の番組編成を担当。
  • 司会 土田環:映画専門大学院大学 助教
【日時】2012年3月25日(日)13:00~17:20(12:30 開場)
【場所】映画専門大学院大学 〒151-0071 東京都渋谷区本町3-40-6
(大江戸線「西新宿五丁目駅」A2 出口徒歩5 分) (地図)http://www.toho-univ.ac.jp/access/
【定員】100名
【参加費】無料
【スケジュール】一部
13:00~14:30 パネリストディスカッション
14:30~15:00 質疑応答
15:00~15:20 休憩

二部
15:20~16:50 パネリストディスカッション
16:50~17:20 質疑応答

※12:50までに1階受付にお越しください。
※当日はUstream 放送も予定しております。アカウント(future_of_digital)
<企画・主催> 映画専門大学院大学
<協力> コミュニティシネマセンター、シネレボ!
<公式サイト> http://www.toho-univ.ac.jp/news/event/2012/03/325.php

2012年3月25日(日)、映画専門大学院大学にて13:00より開催!

2012/03/18/18:51 | トラックバック (0)
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