新作情報

オリバー・ストーン監督最新作

野蛮なやつら / SAVAGES

野蛮の限りを尽くしても、最愛の女は取り戻す。

http://yabanna-yatsura.jp

2013年3月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座他ロードショー!

INTRODUCTION

ざけんな。

心優しい植物学者のベンと、世界の戦場を渡り歩いてきた元傭兵のチョン。極上の大麻の栽培事業で大成功をおさめた2人は、共通の恋人オフィーリアと共に、カリフォルニアのラグーナ・ビーチ(高級リゾート)で暮らしている。自由で穏やかで満ち足りた3人の生活。しかしそれは、メキシコの麻薬カルテルに持ちかけられた強引な提携話を断ったことから、唐突に終わりを告げる。
ベンとチョンを服従させようと、カルテルはオフィーリアを誘拐、最愛の彼女を取り戻すため反撃に立ち上がった2人は、持てる頭脳と戦闘能力をフル回転させ、カルテルを仕切る女帝エレナに危険極まりない戦いを挑むことになる――。

相手に弱いと思われてしまうと、いずれその相手を殺すしかなくなる。

俺たちに明日はない』、『明日に向って撃て!』、『トゥルー・ロマンス』など、アメリカ映画史を彩るクライム・ラブストーリーに、新たな傑作が誕生!原作は、ドン・ウィンズロウのベストセラー小説『野蛮なやつら』。2010年に発表されるや、詩的な描写と映画脚本の手法を取り入れた斬新な構成が、読者と批評家に高く評価され、スティーブン・キングからは「セミオート版『明日に向かって撃て』だ!」と激賞された作品だ。この原作とウィンズロウ本人に惚れ込み、映画化を熱望したのは、『7月4日に生まれて』などで3度のアカデミー賞に輝くオリバー・ストーン。近年は、政治的なメッセージ性の高い作品や娯楽性に富む大作を多く作っている彼だが、80年代に「スカーフェイス」を発表、90年代には『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を放ち、ヴェネツィア国際映画祭審査員特別賞を受賞している。本作では、その強烈な個性が復活。疾走感あふれる語り口、大胆なバイオレンス描写、オフビートなユーモア、そして驚きに満ちたエンディングと、ストーン本来のパワフルでダイナミックな作風を堪能させてくれる。

『野蛮なやつら / SAVAGES』

「あの映画みたい」――「『明日に向かって撃て』だろ」

作品の最大のチャームポイントは、頭脳派のベンと肉体派のチョンに、セレブ家庭出身のオフィーリアを加えた3人のユニークな三角関係。大麻ビジネスという危うい世界に身を置きながら、愛と友情の絆で揺るぎなく結ばれた3人の純粋さは、本作のフェアリーテール風テイストの源泉でもある。それが、ジャン=リュック・ゴダールの『はなればなれに』やフランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』、ジョージ・ロイ・ヒルの『明日に向って撃て!』など、ヌーヴェルバーグやアメリカン・ニューシネマの傑作と共通している点に、魅了される映画ファンも少なくないはずだ。
ストーン監督作らしい社会派の要素も見逃せない。メキシコに本部を置く大規模な麻薬カルテルが、最高品質を誇るベンとチョンの大麻ビジネスを牛耳ろうと触手を伸ばしてくる構図は、大手スーパーが品質で勝負する小売業者の吸収に乗り出す構図とよく似ている。そんな大手の思惑に必死に抵抗し、自分たちのビジネスの流儀を守ろうとするベンとチョン。麻薬の世界を舞台にした犯罪映画でありながら、本作が観客の共感をかきたててやまないのは、巨人ゴリアテに立ち向かうダビデのような主人公たちの生き方が、すこぶるカッコよく感じられるからだろう。

要するに、野蛮人。

キャストには、豪華な顔ぶれが勢揃いした。優しいインテリのベンを演じるのは、『キック・アス』の主演で注目を集めたアーロン・テイラー・ジョンソン。クールで屈強な元傭兵のチョンを演じるのは、『バトルシップ』『ジョン・カーター』と大作への主演が相次ぐテイラー・キッチュ。2人の「帰る場所」であるオフィーリア役は、TV「ゴシップガール」のヒロインで、若い女性のファッション・アイコンのひとりであるブレイク・ライブリー。今が旬な3人を、『トラフィック』でアカデミー賞を受賞したベニチオ・デル・トロ、『フリーダ』のサルマ・ハエック、『パルプ・フィクション』のジョン・トラボルタなど、オスカーノミネーションの実力と華を備えたベテラン・スターたちがサポート。欲望と策略が複雑にからみあい、思わぬ方向へ転がっていくスリリングなドラマを、濃いキャラクター全開で引っ張っていく。

『野蛮なやつら / SAVAGES』場面1

「天国みたい」――度肝を抜くラスト

本作をめぐるもうひとつの話題は、原作者のウィンズロウが脚本に参加していることだ。本作に続き、レオナルド・ディカプリオ主演で『サトリ』の映画化が進行中のウィンズロウは、ハリウッドで今最も注目を集めている作家。そんな彼が共同で手がけた脚本には、小説と異なる結末が原作ファンの度肝を抜く仕掛けとして施されている。ウィンズロウが描く「もうひとつの『野蛮なやつら』」とはどんなストーリーなのか?遊び心いっぱいのサプライズを楽しんでほしい。また本作の前日譚にあたる「THE KINGS OF COOL」も既に本国では刊行。映画化も進行中。

C R E D I T

監督・脚本:オリバー・ストーン
脚本・製作総指揮:シェーン・サレルノ 脚本・原作:ドン・ウィンズロウ
撮影監督:ダン・ミンデルASC/BSC プロダクション・デザイン:トーマス・ヴォス
編集:ジョー・ハッシングACE,スチュアート・レヴィACE,アレックス・マルケス
衣装デザイン:シンディ・エヴァンス 音楽監修:バド・カー 音楽:アダム・ピータース
出演:テイラー・キッチュ,アーロン・テイラー・ジョンソン,ブレイク・ライブリー,
ジョン・トラボルタ,サルマ・ハエック,ベニチオ・デル・トロ
原作:ドン・ウィンズロウ「野蛮なやつら」(角川文庫)
配給:東宝東和 上映時間/2時間9分 R15+ ©Universal Pictures
http://yabanna-yatsura.jp

2013年3月8日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座他ロードショー!

ナチュラル・ボーン・キラーズ [Blu-ray]
ナチュラル・ボーン・キラーズ [Blu-ray]
  • 監督:オリバー・ストーン
  • 出演:ウディ・ハレルソン, ジュリエット・ルイス, トム・サイズモア
  • 発売日:2010/04/21
  • Amazon で詳細を見る
野蛮なやつら (角川文庫) [文庫]
野蛮なやつら (角川文庫)

2013/02/21/21:09 | トラックバック (0)
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