清野菜名/映画『東京無国籍少女』

清野菜名 (女優) 合同インタビュー
映画『東京無国籍少女』について

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2015年7月25日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー

(取材:岸 豊)

清野菜名 2
――アクションに関しては、学校が舞台ということで、制服を着てのアクションでした。動きにくさはなかったですか?

清野 動きにくくはなかったんですが……膝が出ているけれど膝を使うシーンが多かったので、どう巧くやっていくかというのが、ある意味アクションの中では一番悩んでいたところではありましたね。

――廊下でのアクションの中で、一度だけアサルト・ライフルのマガジン・チェンジをするシーンがありました。スムーズで無駄がなく見事だったんですが、かなり練習されましたか?

清野 すごく練習しました。ただ、練習期間というか、軍事練習が一日だけしかできなかったので、その時間だけでは流石に無理だと思って、「持ち帰らせてください」とお願いして、ケースに入れて電車で家まで持ち帰ったんです。「銃と一緒にいる」という行為も、自分の中ではとても良い時間になりましたね。マガジン・チェンジは、「見ないでやって欲しい」と言われたんですが、見てもどこにはめたりすればいいのか分からないので、最初はとても不安でした。家に帰ってからは、ライフルが片手で持てないくらい重かったので、良いバランスが見つからなくて、支えられなくて、とりあえず壁と自分の肩で挟んで、意識しないようにテレビを見ながら練習していました(笑)

――本作では、当て身だったり、崩れた態勢から相手に脚をかけて立て直したりと、実践的なアクションが多かったように思えます。今までの出演作品では、見せ場を作るために大きなアクションが多用されていたと思うんですが、過去作品と本作のアクションの違いについては、どう感じましたか?

清野 全く別物という感じですね。今までは、やはり見せるアクションだったんですが、今回は本当に実践的なアクションだったので、単純に手(順)を覚えるだけではできない、成立しないアクションでした。脚の腱を狙ってナイフを使ったり、首の動脈を狙って切ったり、そういう細かい視点は今までなかったので、今までのアクションよりも難しかったです。銃や銃剣を振り回すシーンも、自分の体ではないので、距離感が掴みにくかったですね。銃に振り回されたりもしましたし、本当に、新しいものを一から覚えているような感覚でした。

――ミラ・ジョヴォヴィッチが憧れの存在だとお聞きしました。アクションで影響を受けている部分はありますか?

『東京無国籍少女』場面清野 もともとアクション女優になりたいと思っていたわけではないんですが、私が最初にアクションをやりたいと思ったきっかけは、『バイオハザード』(02)でミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスがゾンビ犬に追いかけられて、逃げ場がなくて壁宙をするシーンでした。とりあえず、「これをやりたい!」と思ったんです。今回はポスタービジュアルになっているように、銃を使うシーンもあったので、少しミラ・ジョヴォヴィッチのことを意識してしまいました(笑)

――では最後に、公開を心待ちにしている映画ファンへメッセージをお願いします。

清野 私が一番見て欲しいのは、最後のアクションです。このアクションは、恐らく日本映画にないくらいすごいシーンだと思うので、楽しみにしていてください。

トークイベント開催
「東京無国籍少女」8/14(金)21:30〜 新宿バルト9で、押井守監督登壇でアクションシーンについて語ります!!詳細は、公式HPまで。

( 取材:岸 豊 )

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東京無国籍少女 (日本 / 2015 / 85分)
監督:押井守 出演:清野菜名 金子ノブアキ/田中日奈子 吉永アユリ 花影香音/りりィ 本田博太郎
配給:東映ビデオ © 2015東映ビデオ
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2015年7月25日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー

2015/08/12/16:42 | トラックバック (0)
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