新作情報

新世代アメリカ映画の若々しい息吹がついに日本到来!
ハンナだけど、生きていく!

アメリカ・インディペンデント映画界のミューズ、
グレタ・ガーウィグ主演の等身大ガールズ・ムービー!

大学を卒業したばかりの夏、ハンナ(グレタ・ガーウィグ)は幾つかの恋をフラフラと渡り歩く。心の傷と慢性的なフラストレーションを抱えながら、彼女は無職になったボーイフレンド(マーク・デュプラス)に別れを告げ、二人の職場仲間、マット(ケント・オズボーン)とポール(アンドリュー・バジャルスキー)と恋に落ちる。
伝統的な脚本作りの過程を経ず、即興演技によって作り上げられたこの作品は、監督であるジョー・スワンバーグと彼の協力者たちの親密なコラボレーションの成果である。しかも彼らは、アメリカ・インディペンデント映画界の未来を担う最も輝かしい才能の持ち主であった。ほろ苦さとおかしさが入り混じり、自然主義的演技の驚くべき成果を見せる『ハンナだけど、生きていく!』は、友情や野心、そして幸福の追求といった主題を繊細に見守っていく。これは、アメリカ映画における真のインディペンデント・スピリットを再び映画の現在に取り戻す作品であるのだ。

http://indietokyo.com/?page_id=1600

2015年9月19日(土)、渋谷シアター・イメージフォーラムにて
2週間限定ロードショー

INTRODUCTION

恋と友情を通じた自分探しの旅!

フランシス・ハ』(2012)で日本でもついにブレイクしたアメリカ・インディペンデント映画界のミューズ、グレタ・ガーウィグが、それに先立つ2007年、才能溢れる友人たちと一緒に寄ってたかって作り上げた、まさに『フランシス・ハ』の原型とも呼ぶべきガールズ・ムービー!それが、この『ハンナだけど、生きていく!』。チャーミングで才能に溢れ誰からも愛されるけど、自分のことがまだ分からない主人公ハンナが、様々な恋や友情を経ながら、ユーモラスでほろ苦い自分探しの旅を続けます。

「ハンナだけど、生きていく!」 「ハンナだけど、生きていく!」2

「マンブルコア派」を代表する映画監督たちがこぞって参加!

まさにアメリカの新世代ヌーヴェル・ヴァーグ!
ゴダールやトリュフォー、ロメールらを輩出したフランスのヌーヴェル・ヴァーグは、若き映画ファンがお互いの理想をぶつけ合い、語り合いながら生みだした映画の大いなる革新運動でした。それから半世紀ほど経った2006年の夏、場所はアメリカのシカゴ。今度はデジタル技術による映画革新の最中、その新時代にふさわしい「映画のカタチ」を見つけようと、若き映画作家たちが小さなアパートの一室に集結。数週間に渡るサマーキャンプのような共同生活を続けながら作り上げたのが、この『ハンナだけど、生きていく!』という映画でした。
監督を務めたジョー・スワンバーグをはじめ、役者として登場しつつ脚本としてもクレジットされているグレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング、マーク・デュプラス、クリス・スワンバーグたち。彼らは「マンブルコア派」と呼ばれ、その後映画作家としても優れた作品を次々に発表し名を上げていくことになります。そうした若く新しい才能の揺籃を、まさにこの作品の中に私たちは目撃することができるのです!

「ハンナだけど、生きていく!」場面1 「ハンナだけど、生きていく!」場面2
マンブルコア派とは
2000年代以降のアメリカ・インディペンデント映画界で起きたニュー・ウェーブ。マンブルコアとは<モゴモゴ呟くこと>を意味しており、自分のアイデンティティや不透明な将来に悩む今どきの若者たちを等身大で捉えた一連の映画作家たちを指す。主に素人俳優によって演じられた登場人物たちが一様にモゴモゴ早口で喋ることからこう名付けられた。フランスのヌーヴェル・ヴァーグやラース・フォン・トリアーらのドグマ95に影響を受け、またデジタル技術の到来によって映画製作が低予算で可能となる中、ハリウッドや従来の映画製作システムから遠く離れ、「なんでも自分でやってみよう」というDIYスピリットを発揮した作品が多い。

マンブルコア派という名称は、2002年のSXSWに出品された『ファニー・ハ・ハ』の監督アンドリュー・バジャルスキーが、現在のアメリカ・インディペンデント映画を総称する言葉として口にしたのが始まり。このため、才能ある映画作家バジャルスキーは「マンブルコアのゴッドファーザー」とも呼ばれることになった。ただし、しばしばアイデンティティの揺らぎを主題とする彼らは、こうしたジャーナリスティックな呼称に対して抵抗感を示すことも多い。
ヌーヴェル・ヴァーグの他にも、ジョン・カサヴェテスやウディ・アレンらの影響を受けた彼らの特徴は、しばしば素人役者たちによって即興的に演じられる自然主義的な作風や、デジタル技術による低予算の映画製作が上げられる。また、台詞回しのリアルさ、非因習的物語構造で語られる現代の若者像、現実のロケーション、劇伴音楽の少なさ、白黒映像などもまた、多くの作品に共通する要素である。

マンブルコア派に属する主な映画人は、ジョー・スワンバーグ、アンドリュー・バジャルスキー、グレタ・ガーウィグ、ジェイ&マーク・デュプラス、アーロン・カッツ、ライ・ルッソ=ヤング、クリス・スワンバーグらが上げられる。そして、この全員が『ハンナだけど、生きていく!』のスタッフ・キャストとして名を連ねているのだ!この作品は、その意味でまさにマンブルコア派のスーパーバンドであり、マニフェストであるとも言えるだろう。
「ハンナだけど、生きていく!」場面3 「ハンナだけど、生きていく!」場面4
CREDIT
監督:ジョー・スワンバーグ
脚本:ジョー・スワンバーグ,グレタ・ガーウィグ,ケント・オズボーン,
アンドリュー・バジャルスキー,ライ・ルッソ=ヤング,マーク・デュプラス,
トッド・ロハル,ケヴィン・ベーベルスドルフ,ティッパー・ニュートン,クリス・スワンバーグ
製作:アニシュ・サヴィアーニ,ラジェン・サヴィアーニ,ジョー・スワンバーグ
音楽:ケヴィン・ベーベルスドルフ 撮影:ジョー・スワンバーグ 編集:ジョー・スワンバーグ
スペシャル・サンクス:ダン・ブラウン,ジェイ・デュプラス,アーロン・カッツ
出演:グレタ・ガーウィグ,ケント・オズボーン,アンドリュー・バジャルスキー,
ライ・ルッソ=ヤング,マーク・デュプラス,トッド・ロハル,ティッパー・ニュートン,
クリス・スワンバーグ,ケヴィン・ベーベルスドルフ,ネイサン・アドロフ
2007 年/アメリカ映画/83分/HD/カラー/ 原題:Hannah Takes the Stairs /
日本語字幕:大寺眞輔 配給:IndieTokyo ©Visit Films
2007年SXSW正式出品作品/ボストン・インディペンデント映画祭正式出品作品/
2007 年サラソタ映画祭正式出品作品
http://indietokyo.com/?page_id=1600

2015年9月19日(土)、渋谷シアター・イメージフォーラムにて
2週間限定ロードショー

2015/07/19/15:41 | トラックバック (0)
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