NHKの連続テレビ小説『あまちゃん』の脚本家としてお茶の間にも広く知られるようになった宮藤官九郎の監督最新作『TOO YOUNG TO DIE！若くして死ぬ』が、2016年2月6日に全国公開される。
初監督作品である『真夜中の弥次さん喜多さん』(05)に出演した長瀬智也と再びタッグを組んだ本作では、若手俳優の中でもきっての実力と人気を兼ね備えた神木隆之介を起用し、不慮の事故で地獄行きになってしまった高校生が、大好きなクラスメイトの女子とキスするために、現世へのよみがえりを目指して大奮闘する姿を描く。
作中で長瀬智也が演じるのは、神木隆之介扮する高校生・大助に地獄のしくみを教える赤鬼・キラーK。この赤鬼がボーカル＆ギターとして所属する地獄専属ロックバンド“地獄図(ヘルズ)”は、映画の中だけに留まらず実際にCDデビューを果たすことが決まった。映画公開に先駆ける2016年2月3日(水)にリリースされるサウンドトラックには、ボーカル＆ギター／キラーK(長瀬智也)、ギター／関大助(神木隆之介)、ベース／邪子(清野菜名)、ドラム／COZY(桐谷健太)という豪華メンバーで構成された“地獄図(ヘルズ)”が作中で披露している様々な楽曲を収録。本作の主題歌となる「TOO YOUNG TO DIE！」は、元THE MAD CAPSULE MARKETSのKYONO、物語の中で重要な役割を担う曲「天国」はZAZEN BOYSの向井秀徳がそれぞれ作曲を手掛けるなど、妥協のない楽曲が揃えられている。

※本予告編は2016年4月末までの限定公開

今回のサウンドトラック発売に合わせて、長瀬は「地獄図(ヘルズ)のレコーディングは、ギターの神木(隆之介)くん、ドラムの(桐谷)健太くん、ベースの清野(菜名)さんとゲラゲラ笑いながら、真剣にやりました。僕が演じるキラーKのボーカルは、ロックなハイトーンボイス。グルーヴと役柄の気持ちを意識して、思いっきり歌いました。映画の中の架空のバンドですが、ぜひ、地獄図(ヘルズ)という一バンドの音楽として聴いてもらえたら嬉しいです。ロックフェスに地獄図(ヘルズ)として鬼の扮装で出ていったりしたら、ギターキッズやロックキッズも盛り上がりそう！主題歌「TOO YOUNG TO DIE!」を作曲してくださったのは、(元)THE MAD CAPSULE MARKETSのKYONOさん。「僕、90年代に本当によく聴いていたし、リスペクトしていて、彼が使っている機材とマイクを通して自分の声を聞いた時は感動しました。「やべぇ、俺、KYONOになれてる」って(笑)。日本でミクスチャーロックを成立させた第一人者のKYONOさんが作った曲を歌えたことを、とても幸せに思います！向井秀徳さんが作ったナイーブで壮大な曲「天国」をはじめ、どの曲も本当に素晴らしいです。『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は、ロックの楽しさと笑えるところ、音楽が生まれる理由なども描かれている作品なので、CDを聴いてからこの映画を観たら、さらにグッと入り込めるんじゃないかと思います。」とのコメントを寄せており、まさに入魂の一枚となっている模様。映画のサウンドトラックとしてだけでなく、ロックアルバムとしてもファン必聴と言えそうだ。

映画本編のゲストには、char、野村義男、マーティ・フリードマン、ROLLY、快速東京、木村充輝ら超豪華ミュージシャンが出演、加えてプロレス界からは関本大介、お笑い界からはゴンゾー、ジャスティス岩倉の参戦も決定している本作。今から公開が待ち遠しい期待の一本だ。